おかげさまです。
もうご存知かもしれませんが?
深呼吸する正圧の家の壁仕上げは、抗酸化漆喰壁(スペイン漆喰)を採用しています。
このスペイン漆喰は、日本の気候風土に適した塗り壁材です。
「呼吸する壁」と呼ばれるほど吸放湿性能が高く,一般の漆喰に比べて+50%という検査結果もあります。
固化材として一般的に使われている樹脂やセメント、石灰などを一切含まないため環境に優しく、漆喰本来の機能を100%発揮し、調湿機能も抜群です。
また、結露やカビ・ダニを防ぐ効果も大きく、アトピー対策やホコリアレルギー等の対策にもつながります。
壁表面の無数の気孔が空気の層となり、外気温にも影響されにくい室内環境を実現。
シックハウスの原因となる化学物質を含まず、代わりに室内の有害物質を吸着し分解する効果もあり、その他の接着剤や硬化材で固める人工的な塗り壁と、
しっかりとした塗り壁のスペイン漆喰との違いは歴然です。
今回の住み心地インタビューをさせていただきましたお施主様邸も、
全壁スペイン漆喰塗で仕上げました。
その結果、年間通して室内温度も良いですが、湿度からの快適性を喜ばれています。
インタビューの中で話されている、小屋裏部屋のシアタールーム(4.4帖)も、スペイン漆喰仕上げとなっていますし、
映像が映るスクリーン部分こそ、スペイン漆喰を左官職人が、丁寧に平滑に仕上げさせていただきました。
平滑のスクリーンは、大型テレビ(60インチ)よりも大画面で迫力のある映像を映してくれます。
ご主人様は、ヨーロッパサッカーやフォーミュラカーレースの映像を楽しまれています。
さらにサラウンドスピーカーからは、臨場感たっぷりのサウンドは、
さながら、サッカースタジアムにいるような雰囲気でもあります。
一般的な住宅の小屋裏部屋は、夏暑くて冬寒いので、収納部屋ぐらいにしかできませんが、
こちらのお施主様邸では、小屋裏部屋への階段を上がり、右室内がシアタールームとなり、左室内は6帖の広さをもち
メイン奥様の収納部屋でもあります。
小屋裏部屋もしっかりと空気の流れを計画していますので、一年通しても温湿度は一定です。
今回の東京都小平市での建築は、田舎者の私にとっては、とてもやりがいのあるプロジェクトでもありました。
地元では考えられないほど、各制限(高さ制限、建蔽率40%、容積率80%等etc・・)が厳しい設計は、
技術者としてのプライドをくすぐるものでもありました。
そのなかでも、太陽と仲良しのパッシブ設計も実現でき、省エネ性能も抜群、ご家族の健康にも貢献できたこと、
私のスキルもUPできたことも、とても運が良かったと思います。
運は縁です。
ご縁を大切に唯一無二の家造りを、よろしければ
おかげさまでありがとうございます。