高気密高断熱住宅なのに床が冷える原因とは？床暖房無くても床が暖かい　＃にとう流

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おかげ様です。
一級建築士の仁藤です。

最近はだいぶ暖かくなってきましたので、やれやれです。

この冬のご自宅いかがでしたか、まさか床が冷たくてスリッパを履いていたとか・・・・

昭和の時代の家ならしょうがないですが、令和の家でもしも・・・・

せっかく高気密高断熱住宅を選択したのに、寒さで後悔したくないですよね。

今回は、高気密高断熱住宅なのに床が冷える原因に併せて、すぐに取り組める方法と根本から対策する方法までご紹介します。
ぜひ、ご自宅の機能面の改善にお役立てください。
そもそも論ですが、床の温度と壁の温度、天井の温度を計ってみてください。
最近では、どのご家庭にもある体温計代わりの光源照射型の体温計を使ってください。
そこでその温度ムラが1℃以上ある場合は、その家づくりは失敗したということです。

□高気密高断熱住宅が寒くなる原因とは？

原因の1つとして考えられるのは、不十分な気密性です。
多くの人が室内を暖かく保つためには、断熱材が最も大切だと思っています。

しかし、断熱材がどんなに高性能だったとしても、それだけでは暖かさを保てません。
例えば、断熱材同士に隙間ができていたり、壁と窓サッシの間に隙間があったりすると、そこから空気の出入りが発生します。
このように住宅に多くの隙間があり、気密性が低いことで暖かい空気が外に逃げ、外から冷たい空気が入ってきてしまうため寒くなるのです。
冷たい空気は下に下がります。壁際から入った冷気が床をなめるようにすすむのです。その結果床が冷たくなり冬季にはスリッパ無しでは生活できない
家となるのです。
私がご案内するM-Smart2030は、もちろん冬季でもスリッパ不要です。床暖房設備はありませんが室内の正圧の空気環境で
床もしっかりと温まります。空気の分子量が多いことで熱の波動が伝わるのです。
量子力学も取り入れた家造りが＃にとう流スマートハウスです。

□床が冷たい際の対策とは？

＊すぐに取り組める対策

ラグやカーペットを敷く方法です。
床に敷くことで、直接触れないため冷たさを感じにくくなります。
毛足が長いほど、空気をたくさん含みます。
そのため、断熱性だけではなく、保温性も期待できるのです。

また、サーキュレーターを窓に向かって回す方法もあります。
サーキュレーターを回すことで、室内の空気が循環し、コールドドラフト現象が起きにくくなります。
コールドドラフト現象とは、暖房器具によって温められた空気が、冷たい窓ガラスによって冷やされ床まで下降することで、室内の上部と下部とに大きな温度差が生まれる現象のことです。
空気が循環することで、暖房の効きも良くなります。

実は家の隙間を埋めることが大切です。隙間だらけの家では室内を暖めれば暖めるほど暖気が上昇して隙間から逃げていくのです。
当社の場合は、C値0.14の家づくりも実例としてありますので安心できます。

＊根本からの対策

床暖房を採用する方法です。
床暖房とは、床下にヒーターを入れることで床下から暖める暖房器具です。
直接伝わる伝導熱と、全体に広がり間接的に伝わる輻射熱により、効率的に部屋が暖まります。

また、床下から上がってくる冷気によって床が冷たくなる場合は、床の断熱性が低いことも考えられます。
「床断熱」と言われる、床下に断熱材を敷き詰めて、床から断熱する方法を用いることをおすすめします。

床暖房は、エネルギーを使います。合わせて創エネ設備を取り入れることをお勧めしています。
当社の家づくりの場合は、お施主様からの熱いご要望で床暖房設備を設置したりいたしますが、
結果的には、室内が暖かく、床も暖かいのでせっかく入れた床暖房も使っていませんという
お話はよく聞きます。

□まとめ

今回は、高気密高断熱住宅なのに床が冷える原因と、その対策方法についてご紹介しました。
寒くなる原因の1つは気密性の低さです。
また、冷たい空気は下に降りる性質があり、床は断熱性が低いです。
これらを対策することは暮らしの快適さを左右します。
お悩み、ご不明点等ございましたら、ぜひ当社までご相談ください。

追伸・・当社もM-Smart2030零話の家は、床・壁（4面）・天井の表面温度は全て同じです。
温度ムラの無い室内環境を実証できます。お客様自身でも測定していただいてもいます。
ただの負圧の家での高断熱・高気密の家では、これは実証できないかもしれません。
正圧の空気のおかげさまです。

ご縁を大切に唯一無二の家造り
お陰様でありがとうございます。

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