こんにちは
一級建築士の仁藤です。
最近は、新車不足もあり中古車の価格が上がっています。
もちろん人気車でもあり、新車の納期がかかるものほど顕著です。
さらに昭和時代のオールドカーなども当時の新車価格を上回るものも珍しくないです。
では家の場合は、どうでしょう?
昭和の時代に建てた家がその当時と同じ金額で取引されることはほとんどないかもしれません。
固定資産の減価償却では、木造住宅の価値は25年程度、有名メーカーの軽量鉄骨造では19年程度で家の価値は0になる考え方です。
本来はこんな考え方おかしいと思います。住宅ローンを払い終わる前からその家の価値がない可能性があるのです。
価値があるのは土地だけ、それも相場により上がるかもしれませんが下がるかもしれないということです。
家を買う目的はなんでしょう?
投機で買うなら売るタイミングを見定めることが大事です。その地域の将来的な可能性なども考慮します。
東京などの都市部のマンションなどを買うことが投機かもしれません。いくらで買ったものがいくらで売れたてきなことです。
その家に特別に暮らすという目的はないかもしれません。東京都内のタワーマンションなど外国人の所有率が1割以上になっているとの話もあります。
私含めた一般の庶民は、家は投資で購入したいですね、その家に住む続けることでリターンがあることを目的にしたいです。
それは家族の安心、安全、健康、教育、なども含まれるかもしれません。
買ったときの値段から上がるとか下がるとかではなくて、その家に住んでいるからこそ実現した未来の夢や成長など大切と考えます。
もちろん住宅ローンで苦しまないでください。住宅ローンは家賃として考えていただいた場合にいくらならその暮らしに家賃を払えるかが大事です。
その家に住んでいるからこその見返りはなんですか? 家事楽ができる。災害でも安心できる。IOTでつながる便利な暮らし、省エネで家計も楽になるくらしなど
その家に住み続ける前提で、家に投資をしてください。 家はその家に引っ越してからが家の実力です。
賃貸住宅の時は大家さんに家賃を払いましたが、住宅ローンは大家さんが金融機関に代わるだけでもあります。
自分の家であっても自分の家でもないことも事実です。
長い家賃を払い続ける家ですから、その家から何の見返りがあるのか投資目的をよくよく考えた家づくりを進めてください。
家造りに失敗した人の話もよくお聞きします。
地震に強い〇〇住宅を6000万円で購入された方は、とにかくカビがひどくて家中カビだらけ、こんな家地震で壊れてほしいとかいっています。
地震に強い家を売りにしていますし、高台にあるお住まいですので津波も寄せつかないです。
笑い話のようなほんとうの話です。
このことを教えてくれた方からは、絶対に明工さんのモデルハウスをその方には見せれないとのことでした。価格も含めてショックが大きすぎるとのことです。
人生は、時間、場所、環境(人)が大事です。
ご縁を大切に唯一無二の家づくり
お陰様でありがとうございます。