■言いにくい事実ですが、隠さずに話します。
最初に言います。
住宅ですが、一般的な方の住宅は「負債」です。
買った瞬間から価格はマイナスになりますし、毎月のように費用が掛かります。
日本の資産評価で言えば、20年もすれば価値はほば0です。
そんな商品だからベストセラーの金持ち父さん、貧乏父さんで言えば、
住宅は自分のお財布からお金を奪っていくものであり、「負債」と言われます。
よほど資産価値があるような家や土地、将来的に何かの理由で土地の価値が浮上するなどがなければ「資産」とはなりえません。
■なのになぜか「資産」として売られているケースが多い
なのにこの日本では、あたかも「資産」のように売っているワードが多く感じます。
ここに個人的にすごく違和感を感じます。
例えばこんなトークです。
「将来高く売れる家が良いですよね?」
「自分達が住まなくなったら、貸し出しが出来る家の方が良いですよね?」
「20年過ぎたら、当社が残債も含めて買い取ります」
とか。
あたかも住宅は「資産」のように感じるトークがここ最近増えてきています。
こういったトークを冷静に聞ける方なら良いのですが、言葉のみを鵜呑みにして家を建てられる方が多くいるのも事実。
そういった方は、それ相応な損を抱えて家を建てることになります。
個人的にはこんな商売で儲けようとするのは嫌です。
■だったら自分で建てたらいいじゃん?
そもそもですが、そういったトークがまかり通るなら、自分で建てたらいいじゃないですか。
しっかりとした資産だっら、自分で建てて自分で運用して、運用できなくても「資産」なら持っていればいいんです。
お客さんと違って、ビルダーは自分達だけの経費で建てられるからより安価に建てることが出来ます。
それでも資産にはならないから、人に家を建ててもらっているのが大半のメーカーだと思います。
この矛盾が理解出来ないことはないですよね?
■嘘をつかないと売れないから
ではなんでこういったトーク、思い切って言えば「嘘」がまかり通っているのか?
それは簡単で「嘘」を言わないと売れないからです。
そのくらい、今の日本は家が売れないんです。
だから売るために、将来と言う名の嘘を創り出して、その不安や希望を売っているのが、こういった売り方です。
それに何千万円もの金額を払うことは、はたしてまともなことなのでしょうか?
■「負債」なんだったら夢を存分に叶えて欲しい
個人的な話ですが、私はつい先日自分の家が完成し、引き渡しを受けました。
ちょっと忙しくて準備が遅れてしまっていましたが、今月には引っ越しをするつもりです。
そんな自分は「負債」を買ったと思っています。
価格も、普通のお家よりも随分高い金額だったと思います。
それを理解して家を買いました。
でも大満足です。
それが、家族の夢でもあるし、将来の明るい家族の笑顔でもあるからです。
くさいこと言うようでなんだか・・・ですが、家レベルの「負債」で夢や笑顔を買えるなら自分からしたら、破格中の破格。
安い買い物だと思いました。
その代わり、家には今の家族の夢や希望、将来の家族の夢や希望、何十年先の自分達の為の物などを予算の限り詰め込みました。
だから私の家は、他には一軒もない自分達だけの家になっています。
こういった家造りってどうですか?
■「コスパが良い家」なんて、愚の骨頂
これも個人的な意見ですが、コスパが良い家なんて言葉も聞くようになりましたが、これは愚の骨頂くらいに私は思っています。
家を建てる買うと言うのは、何十年間の自分達の未来を買うことに等しいと私は思っています。
そんな自分達家族の将来を、コスパで考えて建てる買う・・・
ということは、今後は自分達の未来はコスパで考えて決めるってことでしょうか?
例えば、お子さんが本当は東大に進学したいって言っているのに、コスパが良いから地元の大学に進学しよう。
本当は医者になりたいけれど、コスパが良いから獣医になろう。
語学留学したいけれど、コスパが良いから駅前留学の学校にしよう。
そんな未来が良いのでしょうか?
たぶん誰も良いとは思いませんよね?
でも、家だったらそれがまかり通るのはおかしいと思いませんか?
コスパが良いなんて言い訳はもうやめて、本当に自分が欲しい物を手に入れて欲しいと思います。
その為には努力も必要だし、理解者も必要だし、協力者も必要です。
面倒かもしれませんが、何千万円の買い物をするんです、それくらいは頑張ってもいいですよね。
■でも聞き心地の良い言葉に逃げたい気持ちも分かります
これだけ色々言いましたが、私も家を建てた側なので、コスパが良い家とか資産の家とかに惹かれる気持ちは分かります。
怖いんです。
何千万円もローンを組むことが、本当に家族のための決断を今するのが、それを自分の意思ですることが、
怖いんです。
だから、聞こえの良い言葉に逃げたくなるんです。
でもその先にあるのは、こういった言葉かもしれません。
「だってあそこがああ言っていたし・・・・」
「手元にお金が残ることは安心だし・・・・」
「会社の保証や保険があるんだし・・・・・」
きっと不満足な感情になったら、こんな情けないことを言うんです。
でも何千万円の借金を他人任せで決めたら、こんな言葉で逃げたくもなりますよね。
だからあえて言います。
聞こえの良い言葉に逃げるのはもうやめましょう。
決断は自分でするべきで、他人がすることではありません。
負債を買うんだったら、それ以上の価値も一緒に買いましょう。
それが出来る、メーカーをしっかりと探しましょう。
それがきっとあなたにとっての幸せな選択肢です。
■今回の内容はある方に向けたメッセージでした
さて、長々と書いていきましたが、今回の内容はある特定の方に向けて書かせて頂きました。
きっと、これを読んでくれていたら自分に向けての・・・って気が付いてくれているはずです。
ただ、内容はその方に向けたものですが、多くの方にも読んでもらいたかったので、あえてブログに掲載をしました。
あれだけ書いておいて今更ですが、当社も20年後の未来に向けての家造りをしています。
なので、自分が嫌いだって言っていた商売をしていると思われているかもしれません。
しかし、私は当社の商品を「資産」として売っているつもりはありません。
かなり考えて造っているので資産になりうる家もあるかもしれませんが、それ以上に買って欲しいのは、家族の未来だと思って売っています。
『お金に困らない未来、健康で過ごせる未来、安心で安全な未来。』
それが「負債」を買うことで手に入るなら、大きな見方で言えば「資産」よりも価値があるのではないでしょうか?
あえて言えば、他のお金で買える資産なんて、家を買うことで手に入る資産、本当の資産とでも呼びましょうか、それに比べたらちっぽけなものです。
少なくても私はそういった家をおススメしていると思っていますし、私はあえて負債を買うことで本当の資産を手に入れたと思っています。
これは、普通はお金では買えないものです。
それがお金で買えることが、本当に素晴らしいことだと思っています。
そんな素晴らしい物を売っている職業にいる自分を、誇らしくも思っています。
この記事を読んで共感してもらえたら、一度お話を聞かせて下さい。
きっと、どんなものよりも素晴らしくて価値のある、本当の資産になる「負債」をご提供させて頂きます。
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追伸
仁藤社長からの伝言です。
10/29にセミナー講師を行うことになりました。
テーマは・・・・
契約後の「困った」「思っていたのと違う」を解消するセミナーです。
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当社には、毎月のように「他社様で契約をしているんだけれど・・・・それでも相談できますか?」
そういったご家族が来場されます。
自分からしたら、もう何十回、下手したら何百回聞いているセリフなので、またかって感じですが、お客様にとっては一生に一回の買い物。
少しでも役に立てばと思い、お話を聞かせて頂いております。
そんな経験や、実際のお客様への解決方法を元にしたセミナーを行います。
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