
家を建てる計画が持ち上がると、つい夢が先行しますよね。
吹き抜けの玄関、アイランドキッチン、友人を呼べる広いリビング…。
どれも素敵ですし、家族で理想の暮らしを語り合う時間は、かけがえのない時間でもあります。
でも第1章では、その夢に流されすぎると、将来思わぬ“住みにくさ”や“後悔”につながると指摘しています。
例えば、日当たりのいい場所に子ども部屋をつくってしまうケース。
でもそのお部屋、果たして何年使いますか?
子どもが中学・高校・大学と進めば、家にいる時間はどんどん短くなり、いずれ巣立っていきます。
すると、そこは“物置化”し、家の中心が空洞のようになってしまうのです。
本当に必要な部屋はどこなのか。
いちばん長く家にいる夫婦の暮らしが快適になる間取りこそが、実は家全体の心地よさを生み出します。
本章は、そうした「将来を見据えた家づくり」を、具体的な例を交えて優しく導いてくれます。
今だけでなく、“10年後の私”が微笑んでいる姿をイメージしながら読み進めてください。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。