お金を使うのは本当にダメなこと？住宅購入で考えたい「お金の価値」
「なるべく節約しなきゃ」「ムダ遣いはしたくない」。
そんなふうに考えるのは、ごく自然なことですよね。
特に住宅購入のような大きな買い物では、「できるだけ費用を抑えたい」という気持ちになるのも無理はありません。
でも、お金はただ貯めるだけではなく、上手に使うことで価値を生むもの。
今回は、住宅購入の際の「お金を使いたくない心理」に触れながら、 上手な使い方について考えてみましょう。
住宅購入時に感じる「お金を使いたくない心理」
家を買うとき、多くの人が「できるだけ安く済ませたい」「ムダなお金は使いたくない」と思いますよね。
その気持ちの裏には、こんな理由があることが多いんです。
1. 将来への不安
「住宅ローン、ちゃんと払い続けられるかな？」
「この先、収入が減ったらどうしよう……」
そんな不安から、なるべく初期費用を抑えたいと考える方が多いんです。
2. 節約志向が強い
「節約は美徳」という考えが根付いている人は多いですよね。
「できるだけコストを抑えたほうが賢い選択」と思ってしまうのは、ある意味で当たり前のことです。
3. 過去の経験の影響
「知り合いが家を買って後悔していた」
「実家の住宅ローン返済が大変だった」
など、身近な経験から慎重になりすぎてしまうことも。
4. お金を使うことへの罪悪感
「こんな贅沢しなくてもいいんじゃない？」
「本当にこれが必要？」
と、自分にブレーキをかけてしまう。
特に、快適さやデザイン性を求めるときに「こんなところにお金をかけてもいいのかな……？」と迷うことってありますよね。
でも、お金を使わないことが正解とは限らない
節約することはもちろん大切。
でも、住宅は長く住むものだからこそ、 「安さ」だけを優先すると、逆に損をすることもあるんです。
1. コストを抑えすぎると、結果的にお金がかかることも
安さを優先してしまうと、
・断熱性が低くて光熱費が高くなる ・設備がすぐに劣化して修繕費がかかる
といったケースも。
「最初にお金をかけておけばよかった」と後悔することも少なくありません。
2. 快適な暮らしのための投資は必要
たとえば、ペットを飼っているなら、
・消臭効果のある壁材を選ぶ ・換気システムを強化する
ことで、家の中のニオイが気にならなくなり、来客時のストレスも減ります。
こういった設備は、長い目で見れば「必要な投資」なんですよね。
3. 時間や手間を減らせるものには価値がある
・自動掃除機能付きのエアコン ・汚れにくい外壁
こういった設備に少し投資するだけで、 日々のメンテナンスの手間がグッと減ります。
4. 資産価値を考えたお金の使い方
実は、適度に投資した家のほうが、将来的に資産価値が落ちにくいんです。
「どうせ住むなら、あとで後悔しない家にしたい」
と思うなら、長く住める品質を意識するのがポイント。
逆に、こんな「お金の使い方」はNG！
お金をかけるべきところを間違えると、
「せっかく投資したのにムダだった……」
という結果になりかねません。
1. 見栄だけの豪華な設備やデザイン
・高級なシャンデリア ・デザイン重視のキッチン
見た目は豪華だけど、実際の生活ではほとんど使わない。
そんな設備には要注意です。
2. ローンを無理に増やして贅沢しすぎる
「せっかく家を買うんだから、あれもこれもグレードアップ！」
と、無理にオプションをつけすぎると、 ローンの返済が苦しくなってしまうことも。
こう言った話をすると、営業マンはたった１００万円でこんなに良いものが！
みたいな話をしてきます。
確かに住宅の価格からしてみたら、たったの１００万円かもしれませんが、
普通に考えたら１００万円なんて目が飛び出るくらいの大金ですよね＾＾；
そういった心理を上手についた営業手法もあるので気を付けましょう。
3. 安すぎる業者や建材にこだわる
「とにかく安く！」と、
・相場より極端に安い業者 ・安すぎる建材
を選んでしまうと、施工不良や早期劣化のリスクが高くなります。
「最初からちゃんとしたものを選べばよかった……」と後悔することに。
4. 流行りだけで家のデザインを決める
「今流行りのスタイルだから！」
と、長く住む家なのに一時的な流行に左右されすぎるのも危険。
数年後に「なんかダサくなってきた……」と感じることもあるので、 長く愛せるデザインを意識すると◎。
５. 根拠の無い安心感にお金を払う
「大手の方が安心できるから！有名メーカーなら間違いはない」
と、ある意味根拠の無い安心感にお金を払おうとしていませんか？
確かに大手ハウスメーカーは多くの人がそこで建てているので、皆がやっているなら間違いがない。
そんな安心感があるかもしれません。
しかし、令和になってもう７年経つ今では、昔では大手しか持っていなかった情報や技術が、大手以外でも簡単に手に入れられるし、実際に大手よりも技術が上って会社も増えてきました。
大手はどうしても経費がかさむので、住宅の価格は使っている部材以上になりがちです。
その経費分を安心感と言ってお金を払うのはどうでしょうか？
そのメーカーの建物などを気に入った！として買うなら問題ないですが、変な安心感を求めて買うのならそれは間違いかもしれません。
まとめ：「お金は使うために稼ぐもの」
住宅購入は、長い目で見た「賢いお金の使い方」が大事。
大切なのは・・・
「ムダを省きつつ、必要なところにはしっかり投資する」こと。
「お金は使うために稼ぐもの」
この考え方を持って、後悔のない住宅選びをしましょう！
今回はここまで。
では、また！
