住宅を購入するなら知っておきたい！本体価格以外にかかる費用とは？
住宅を購入する際、多くの方が住宅本体の価格ばかりに目を向けがちです。
しかし、実際には家を建てる・購入するには、本体価格以外にもさまざまな費用がかかります。
これをしっかりと把握しておかないと、予算オーバーになったり、後から思わぬ出費に悩まされたりすることになりかねません。
またこれらの費用の多くを住宅営業は教えてくれません。
理由は様々ですが、単純に建ててみないと分からないお金もありますし、少数であって欲しいと思いますが、多く見せると買ってもらえない可能性が増えるので、わざと隠している場合なども考えられます。
この対策としては、自分である程度把握しておくぐらいしかありません。
そこで今回は、住宅購入時にかかる「住宅以外の費用」について、具体的に解説していきます。
しっかり準備をして、後悔のない家づくりをしましょう！
1. 土地関連の費用（注文住宅の場合）
注文住宅を建てる場合、土地を購入するケースが多くあります。
土地を取得するには以下のような費用が発生します。
- 土地購入費用（土地の価格そのもの）
- 仲介手数料（不動産会社経由で土地を購入する場合、価格の約3%＋6万円＋消費税）
- 土地の測量費用（土地の境界を確定するため、10万～50万円）
- 地盤改良費（土地の強度が不足している場合、30万～100万円以上）
- 造成工事費（傾斜地や未整地の土地を整備する費用、50万～300万円）
土地は「購入するだけ」ではなく、整備や補強が必要になることがあるので注意が必要です。
また、住宅を建てるために必要なことも多いので、しっかりと費用を考えてから購入する必要があります。
2. 契約・登記関連の費用
住宅や土地を購入する際には、さまざまな契約や登記手続きが必要になります。
これらにも費用が発生します。
- 印紙税（売買契約書や工事請負契約書に貼る印紙、数千円～6万円）
- 所有権移転登記費用（登録免許税＋司法書士報酬、10万～30万円）
- 抵当権設定登記費用（住宅ローンを借りる場合、10万～20万円）
- 司法書士報酬（登記手続きを依頼する場合、5万～15万円）
これらは住宅を購入する際に必ず発生する費用なので、事前に見積もっておきましょう。
ただし、これらは住宅の大きさや、土地の広さなどによって変わっていきます。
なので、事前には正確に出すことが難しいため、予算はざっくりとなってしまいますが、それでも把握しておきましょう。
3. 住宅ローン関連の費用
住宅ローンを利用する場合、借入に伴う費用が発生します。
- 住宅ローン事務手数料（金融機関によるが、3万～55万円）
- 保証料（一括支払いor金利上乗せ、借入額の2%前後）
- 団体信用生命保険（団信）（保険料が金利に上乗せされるケースも）
- 火災保険・地震保険（住宅ローンを組む場合必須、10万～50万円）
- つなぎ融資手数料・利息（注文住宅でローン実行前に支払いが必要な場合、数十万円）
特に保証料や火災保険は、ローン契約時に必要になることが多いため、しっかり確認しておきましょう。
またこれらの費用は金額が多いことが多く、保証料で１００万円、火災保険で５０万円と言った高額になることもあります。
幸いなことに、各金融機関で設定が異なっていますので、こういった費用が安いところを選ぶなど、自分の支払いに合わせた設定をしていきましょう。
4. 建築・施工関連の追加費用
住宅本体の建築費用以外に、次のような費用も発生します。
- 外構・エクステリア工事費用（駐車場、庭、フェンスなど、100万～500万円）
- 照明・カーテン・家具購入費（住宅には含まれないことが多い、50万～200万円）
- エアコン・家電設置費用（新築の場合、複数台購入することが多い、10万～50万円）
- 引っ越し費用（時期によるが10万～30万円）
- 仮住まい費用（建て替えの場合、賃貸・引っ越し・敷金礼金などで50万～100万円）
特に「外構工事」は意外と高額になることが多いので、計画的に予算を確保しておくことが重要です。
また、この辺りをしっかりと説明しない営業マンが多いので、契約した後などにトラブルになることが多いです。
トラブルになったとしても、支払うものは支払ってくれとしか言われませんので、しっかりと把握する必要があります。
5. 住み始めてからかかる費用
住宅を購入した後も、維持管理のためにお金が必要になります。
- 固定資産税・都市計画税（購入翌年以降、数万円～数十万円）
- 管理費・修繕積立金（マンションの場合、1万～3万円／月）
- 自治会費・町内会費（地域によって異なる、年間数千円～数万円）
- 水道加入金（新規引き込みが必要な場合、10万～30万円）
- インターネット工事費（回線によるが、1万～3万円）
税金関係は建物が出来上がり、課税評価額が決まらないと計算が出来ないので、先まわって把握することが難しいです。
しかし、周りの実例などを元に、大体は把握できるので、しっかりと管理をしてみてください。
まとめ
住宅を購入する際には、本体価格だけでなく、さまざまな費用が発生することを理解しておくことが大切です。
こうした費用を事前に把握しておけば、「予算オーバーで困った…」という事態を避けることができます。
事前に細かくシミュレーションし、理想の住まいを安心して手に入れましょう！
ただ、こういったことは中々難しいですし、面倒なので敬遠されがちです。
その際には、私に言って頂ければ、試算いたしますのでぜひお声がけを＾＾
今回は、ここまで！
では、また！
