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冬のエクリア(明工の換気システム)の上手な使い方  #店長流
冬のエクリア(明工の換気システム)の上手な使い方  #店長流
■寒い日が続くとより価値を感じます




私が明工のスマートハウスを建ててから約2年経ちました。
新居で四季を2回程体験していますが、冬になり寒くなるほどに、その良さに気づかされます。


昨日も半袖で寝ていましたし、掛布団も夏のものから変えていません。
流石に昨日、今日の朝は寒いなーって思いましたが、それは私の格好がおかしいからでしょう^^;


しかし、そんな生活をしている反面毎年冬になると寒いと言ってくる人達もいます。
この差はなんなのでしょう?


実際にはその差としては色々あるのですが、理解出来ていない人も多いと思いますので、今回はこのことを記事にしていこうと思います。





■エクリアは全館空調ではない、また全館空調のおさらい




まず大前提からのお話ですが、弊社が採用している換気システムのエクリアは全館空調の設備ではありません。
全館空調と同じ効果があるのでそううたっていますが、実際には異なります。


その差を示す前にまずは全館空調のことに触れていきます。


全館空調は1つ、もしくは複数の機械を使い、各部屋各場所の温度を最適化する為の設備です。
西欧などで人気なセントラルヒーティングに近い考えの設備です。


メリットは各部屋にある程度均等に暖房が行きわたり、またその温度調整がしやすいことがあげられます。
逆にデメリットとしては、日本の住宅のような低断熱低気密の家では熱損失が大きすぎ、大量の電気、もしくはエネルギーを使うことです。
日本の今の住宅の環境だと、暖めても暖めてもすぐに冷めてしますので、多くのエネルギーが必要となるからです。


また、西欧のセントラルヒーティングは熱を作るのに電気だけではなく、ガスや石油、また地熱などを上手に活用して、出来るだけ光熱費が掛からないようにしているのに対し、日本の全館空調の多くが電気だけに熱源を頼っております、つまり大きなエアコンだけで暖房をしている状態です。


暖房器具の中でエアコンはご存じの方も多いでしょうが、かなり効率の悪い暖房器具です。
石油やガス、また地熱などと比べると多くの費用を使った割には中々暖まりづらく冷めやすいと言ったデメリットがあります。


なので、家庭によっては暖房だけで月に数万、多い方だと10万円を超える電気代を使います。
また、その設備を設置するだけでも数百万円の費用が掛かることも普通です。
そういった費用を払うことが大丈夫な家庭なら問題はないのですが、一般家庭ではどうでしょうか?


実はかなりの前から全館空調はありましたが、中々広まらなかった原因がここにあります。
簡単に言うと全館空調は昔も、そして今も高い光熱費を払えるようなお金持ちの設備であるのです^^;


それが最近やたらと聞くようになりました。
理由は2つあり、一つは全館空調システムが安価になってきたこと。
一つは住宅の高断熱化が進んできたことです。


しかし、安価にはなったので導入する人も増えましたが、断熱化が進んだとはいえ、正直まだまだな家も多く運転コストが高すぎて、結局は使うのをやめてしまう人も多くいます。


理想で言うば最適な空調である全館空調ですが、まだまだ問題が多いシステムでもあるのです。





■ではエクリアとは?




ではエクリアの場合はどうでしょうか?


エクリアの暖房の仕組みを示した図があるので、まずはこちらを見てください。







エクリアは図にあるように、まずは機械も使い、また自然の力も使い、家中に十分な熱量を取り入れることをします。
その際には一階のエアコンと、パッシブデザインによる冬場の日射取得を最大限に利用することから始めます。


そして、その暖かい熱量を床下から空気の通り道を使って、各部屋に熱を伝え、また吹き抜けを利用して暖房を2階にも、各部屋にも行き届くようにな仕組みになっています。


この仕組みを上手に利用することで、エクリアを使った弊社の家は全館空調と同じ効果を得ることが出来ています。


つまり、効果は全館空調と同じようになりますが、仕組みとしては全く異なるものとなるのです。
そして仕組みがまったく違うため、全館空調と同じ扱い方をしても同じ効果が出るものでありません。


その代わりしっかりとしたやり方をすれば、少ないエネルギーで家中暖めることが出来、場合によっては全館空調よりも暖かい家にすることが会出来ます。


ちなみにこのシステムで2年前に家を建てた私の家の1、2月の平均電気代は毎月2000円です。
それで全館空調と同じような環境の家になっています。





■正しい使い方とは?



しかし、そういった我が家のような家もあれば、寒いですって言われることもあるのが現状。
そういった人の多くが間違った使い方をしているからなのです。

なので、ここでは正しい使い方を簡単に報告します。



正しい使い方1  エアコンだけで暖房をしないこと



エクリアを使用した際の暖房は、一階のエアコンを1台だけ動かせばいいのですが、それだけを表面的に理解するとエアコンだけで暖房をしようしてしまいます。


正直それだけだと熱量が足りないことが多いです。
先ほどの図にあったように、弊社のスマートハウスはエアコンだけではなく、太陽からの熱も、また地熱も上手に利用し、それらを家全体に行きわたらせることで、家中の暖房とします。
ですので、エアコン以外の熱を上手に取り入れることをしないと、それこそ寒い家となってしまいます。


その為には、日中はカーテンを開けて熱を取り入れたり、冷えてしまうと温め直すのが大変なので、一定の温度を建て続ける方法が大事です。



正しい使い方2  ドアは開けっ放しで



エクリアはその機能をつかい、各部屋に暖房も冷房も送る仕組みです。
なので自然と暖かくなり、涼しくなると言った効果がありますが、正直そのままでは先ほど言ったように熱量が足りなくなることがあります。


それを解決するための方法は、『部屋のドアを開ける』です。
単純に各部屋のドアを開ければ、その分多くの空気が入ってくるので、リビングや廊下などから暖かい空気が入ってきます。
エクリアからの空気と足すことでさらに暖かい空間を作れます。


ただ、そうするとプライバシーも何もない家になってしまします^^;
ですので、人がいる時はドアを閉め、いない時にはドアを開ける。
これを家の基本スタンスにしてください。
一度暖めてしまえばドアを閉めても、長時間暖かさが持続します。


実は、セントラルヒーティングが当たり前な西欧では、この生活スタイルが当たり前なんですよ^^




正しい使い方3  吹き抜けはある意味必須



これは今から家を造る方に向けての話ですが、明工の家の良さを十分に味わいたいなら、吹き抜けはある意味必須です。
エクリアだけでも効果はありますが、やはり吹き抜けを利用して、大量の空気の循環をすることが大事になってきます。


ただ、間取り上どうしても吹き抜けが取れない場合や、その空間がもったいないとしてやめてしまうこともあります。
その際には、1階のエアコンだけではなく、2階のエアコンも利用するなどすることで、多くの家は解決出来る場合があります。


しかし、それでもダメな例もありますので、明工の家を建てるなら吹き抜けは必須だと思って頂きたいです。




■まとめ



今回はエクリアの使い方と評して、暖房の考え方を話ました。
明工の家は、正確には全館空調ではありませんが、上手に使えばそれ以上の効果を生むことが出来る家なので、ある程度全館空調の家ですと言わせて頂いております。


しかし、使い方を間違えるとそんな効果は得られなくなるので、採用して頂ける際には、しっかりとした理解の上採用してくださいね^^




今回は、ここまで!
では、また!