V2Hの設置を検討している方は、どこに設置すればいいのか悩んでいるかもしれません。
せっかく導入するなら、安全で快適に利用したいですよね。
この記事では、V2H設置場所の選び方について解説します。
失敗しないための注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
□V2H設置場所の選び方
V2Hの設置場所を選ぶ際に重要なポイントは4つあります。
1:V2H機器の設置スペースがある場所
V2H機器を設置するには、機器本体と配線のためのスペースが必要です。
目安として、1平方メートル以上のスペースを確保しましょう。
2:配線工事がしやすい場所
V2H機器は、分電盤から電気を供給するため、配線工事が必要です。
分電盤から距離が離れている場合は、配線工事の費用が高くなる可能性があります。
また、配線が露出している場合は、見た目が悪くなるだけでなく、感電のリスクも高まります。
そのため、配線工事がしやすい場所を選ぶことが大切です。
3:屋根の下
V2H機器は、雨や雪、直射日光から守るため、屋根の下に設置するのがおすすめです。
V2H機器自体は防水加工されていますが、濡れた手で充電ケーブルに触れると感電する恐れがあります。
また、漏電のリスクもありますので、雨の日でも安心して利用できるよう、屋根の下に設置しましょう。
4:基盤の高い場所
近年、地球温暖化の影響で、台風や豪雨などの自然災害が増加しています。
V2H機器が水没すると、漏電や感電のリスクが高まるだけでなく、故障の原因にもなります。
そのため、水害対策として、基盤の高い場所に設置することも検討しましょう。
□V2H設置NGな場所
V2Hの設置場所を選ぶ際には、上記以外にも注意すべき点があります。
1:分電盤から50メートルを超えた場所
V2H機器は、分電盤から電気を供給するため、距離が離れると電圧が低下し、正常に動作しない可能性があります。
一般的に、分電盤から50メートルを超えた場所には設置できません。
2:保守点検スペースの確保が難しい場所
V2H機器は、定期的な保守点検が必要です。
保守点検スペースを確保できない場所では、設置後、メンテナンスが難しくなり、故障の原因となる可能性があります。
3:電気自動車から7.5メートル以上離れた場所
V2H機器は、電気自動車に充電するためのものです。
電気自動車から距離が離れると、充電ケーブルの長さが足りなくなり、充電が困難になります。
一般的に、電気自動車から7.5メートル以上離れた場所には設置できません。
4:塩害地域
塩害地域では、V2H機器の金属部分に塩分が付着し、腐食が進む可能性があります。
塩害地域に設置する場合は、塩害対策を施す必要があります。
5:水没リスクのある場所
V2H機器は、水没すると故障する可能性があります。
水没リスクのある場所には設置しないようにしましょう。
□まとめ
V2Hの設置場所選びは、安全で快適なV2H利用を左右する重要な要素です。
この記事で紹介したポイントと注意点を参考に、最適な場所を選んでください。
また、V2H機器の設置には専門的な知識が必要となりますので、設置は専門業者に依頼することをおすすめします。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
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