健康住宅トータルアドバイザーの一級建築士の仁藤です。
お客様は、各会社の標準仕様を比較されて家造りを決定される方も少なくないかもしれません。
例えば、構造・耐震等級・断熱性・気密性・開口部の仕様・保証・設備仕様・etc・・・です。
私はそれも確かに比較として知っておきたいところではあるかもしれませんが、
それよりもっと大切なものを比較していただきたいと思います。
仕様比較は、実際に見えるものでしかないです。実は見えない物を比較していただくほうが大切ですねと私とご縁をいただけた方には、いつもお伝えしています。
見えない物とは？
例をあげますと、まずは地盤のはなしです。お客様の家を支える地盤改良の話でもあります。
安価な分譲住宅や、200棟ビルダーなどは標準採用している、地面にセメント杭をいれる柱状改良などがあります。
これは一番ダメな奴です。お客様の資産である土地を汚染する可能性があることと、その杭は産業廃棄物扱いとされるのです。
私は、産業廃棄物とならない地盤改良をご案内いたします。大事なお施主様の資産を守ることが大切です。
ただ安いからと言って、将来撤去産廃費が200万円もかかるようなものを紹介する人はいかがでしょうか？
まあ、売ってしまえばいいのだから何十年先は知らないし、自分もこの会社にいるかもわからないし的な考えかもしれません。
そのリスクを知らなかったでは、お粗末です。知っていて売るのは、けっして善人ではないですね。
建物としては、健康に暮らせる家を標準仕様としていますので、その仕様をお伝えしています。それは単純に無添加の自然素材を使いますということではありません。
ここでも見えない空気や水のお話を聞いていただいたりしています。
健康にはそれが大切だからです。他社の実例ですが、あるお施主様が、お子様のために健康に暮らされるために無添加の自然素材住宅を建築されたようです。
しかしその家で、暮らしだしたらアレルギー疾患がひどくなったとのことです。建築業者の対応はあまりよくなく結果その家を売って違う家にされたようです。
原因は、外国製の家具だったようですが、健康住宅をお客様にご提案する企業は最低でも暮らしのなかで発生するリスクについてもお伝えしなければいけません。
お施主様自身で購入される家具、カーテン、ベット、家電、etc・・・です。
最近では電磁波などの影響も考えなければいけなかったりします。
家の匂いや、近隣の匂いは特に大事です。悪臭をいつも感じていると脳にある偏桃体が危険な場所にいると認識し、身体のストレス状態が続くことになります。
こういった空気の健康を考えた場合、単純に自然素材を使えばいいといったことでは浅すぎます。温度・湿度・匂い、を考えた標準仕様が必要なのです。
無垢を使った塗り壁だけでは、ダメな事例も多いです。
普段そんな健康住宅売っていなくて、他社に合わせて仕様を寄せてくる大手ハウスメーカーもありますから、注意してください。
次の標準仕様は、エネルギー対策です。これも見えにくい箇所ではありますが、お客様自身は各会社さんを比較するなら、こう聞いてください。
『私達家族が、あなたの提案する家で暮らした場合の一年の光熱費を教えてください。もちろん標準仕様の家としてです。』
この質問でその家のエネルギー使用量を教えてくれない会社では、買わないほうがよいですね。
その家に暮らした場合は、我慢して我慢して暮らさないといけないかもしれません。
ご主人のお小遣いが減るかもしれません。奥様のお買い物の回数が減るかもしれません。
お子様の教育費に影響が出るかもしれません。
注意してください。 いい加減なこと言ってごまかそうとする人もいるかもしれません。是非比較してください。
他にもたくさんありますが、
業者比較をされる場合に最低聞く内容として
①地盤改良の標準仕様
②健康に生活できる為の標準仕様
③私達が一年間標準仕様の家で生活した場合の想定光熱費（エアコンの標準使用状況も教えてください）
この三点を最初に比較してから、外部のメンテナンス比較だったり、住宅設備比較だったり、保証の内容だったりに勧めてください。
でも基本の三点でも、その会社（営業マン）のお客様に対する想いがわかるはずです。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
お陰様でありがとうございます。
