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今後起こりそうな新たな新築住宅リスク!断熱バカは要注意 #仁藤流

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豊かな暮らしへの情報

今後起こりそうな新たな新築住宅リスク!断熱バカは要注意 #仁藤流
今後起こりそうな新たな新築住宅リスク!断熱バカは要注意 #仁藤流
サーモカメラで確認します。室内の温度ムラが無いことが一番大切です。
こんにちは
健康住宅トータルアドバイザーの一級建築士の仁藤です。

もうご存知かもしれませんが?
脱炭素社会に向けて、住宅の省エネ住宅化を推し進めています。

今までは断熱等級4が最上位グレードでしたが、この秋には等級7までになります。
家造りが今までより高断熱仕様になっていくわけですが、もちろんお客様の建設費も上がることにはなります。

あえてきつい言葉を言わせていただくと、お施主様には断熱バカには、ならないで頂きたいです。
どういうことかと言いますと家の断熱材の厚みだけにこだわってはいけないということです。

高断熱の家ほど冬は暖かいです。日射取得がしっかりできれば日中は暖房無しでも良いですし、夜間も暖房負荷は少なくて済みます。
但し注意していただきたいことは、日射取得があるということは、夏の暑い日射も家に入るということです。

パッシブ設計では、開口部に庇を付けたり、南側の軒の出を長くしたりしますが、太陽は一日を通して移動します。
朝や、夕方の日差しを防ぐには屋根や庇だけでは難しい現実があります。

私の場合は外付ブラインドとして、文化シャッターの鋼製シャッターをご用意しています。
全方向の窓に設置できればよいですが、コストの問題もありますので、南側だけは設置した頂きたくおもいます。

その他の方向の窓は、7月8月の間だけは、日中カーテンを閉めていただき室内は暗くなりますが日射を入れないようにしていただきたいです。
高断熱の家でこの期間に窓を開ける行為は絶対に止めてください。高湿度で暑い空気を室内にいれると家も傷みますとカビの原因ともなりご家族の健康被害の原因にもなります。

高断熱の家が増えるほど、再びシックハウスの問題がクローズアップされるかもしれません。
このへんの対策をしっかり考えた家づくりをしてください。

第三種換気システムを標準にされている家は、あまり断熱性能を高めないほうが良いかもしれません。
窓を開ける前提で、通風計画をしっかりとったプランが必要です。
もしもこのメーカーが網戸はオプションですと言った場合は、網戸で儲けるつもりですので注意してください。

第一種換気+全館空調の家の場合は、24時間の使用電気量をしっかりと確認してください。
そこが不明のまま全館空調が良いと思って家をつくると、あとで髙い電気代を払い続けることになるかもしれません。

まとめますと、夏も冬も温度・湿度・換気管理がしっかりできた家でなければ、ダメです。これは断熱材の厚みの問題ではありません。
ここしっかりできていないと、冬はいいけど夏は暑すぎてエアコン効かないとか、24時間全館空調で快適なんだけど電気代がものすごく高くなったとかになるかもしれません。

家づくりはイニシャルコストも大事ですが、家族が安心して健康的に暮らせるランニングコストはもっと大切です。

そのようなお話をお客様には見えるかたちで、お伝えさせていただいております。

ご縁を大切に唯一無二の家づくり
お陰様でありがとうございます。