もうご存じかも知れませんが?
無垢材を使った世界最古の木造建築は聖徳太子が建造した奈良県にある法隆寺です。
昭和の時代、法隆寺金堂を修理された西岡棟梁がおっしゃったお話では、
屋根の瓦を撤去した際に、垂木が反り上がったといわれています。ようすると瓦の重みがなくなったら木が動いた、木が生きているということです。
ヒノキは樹齢1000年の木を使えば伐採したあともその強度は1000年たっても木は生きていて強度を保っているということです。
すごくないですか? 私はすごいと思います!
じゃ今日のお題の無垢材、集成材のどちらを選ぶかですが?
なんとなく無垢材が良いと思う方もいるかもしれません。
無垢材ヒノキなど香りもよいですよね。私もそう思います。
では無垢材がすべて同じかというと実は違うのです。それはその木の樹齢ですね。
では樹齢が長ければすべて良いかというと違います。木は成長します。根っこのほうは樹齢が長いが頭のほうは若いですよね。
だから同じ木でも根っこのほうを使った無垢材なのか頭のほうを使った無垢材なのかでも強さは違います。
無垢材の強度を調べることは意外と難しいということです。建築基準法で材種の応じて○○~○○といった幅を持たせてもいます。
では集成材はどうかといいますとこれは、工業生産品になりますので強度試験をおこなったものという認識になります。
まとめますと無垢材を使用した建物も修正材を使用した建物もどちらも適材適所で使うべきと考えます。
大切なことはイメージではなくロジックです。
お客様が求める家づくりが大切です。
私は地震・防雨風などの災害に強い家づくりを実現することを第一にお客様の使いたい材料をお聞きしています。
無垢材のメリット・デメリット、集成材のメリット・デメリットをお伝えしています。
結果お任せいただくことが多いです。
ご縁を大切に唯一無二の家づくり
お陰様でありがとうございます。