一級建築士と一級建築施工管理技士(設計士と現場監督)の仁藤です。
小屋裏エアコンてご存知ですか?
こうご存知かもしれませんが、住宅の小屋裏(屋根裏)の空間を有効活用しそこにエアコンを設置することを言います。
エアコン設置の目的は、考え方も業者ごとなりますが、簡単にお伝えすると夏も冬もその一台で全館空調を行えるものと
夏季だけそのエアコンを稼働させるといったものもあります。その場合冬季は一階の床下に暖房用として+一台エアコン設置をします。
もちろんイニシャルコストの面は双方違いますが、もちろんお伝えすることも可能です。
この場合のメリットは、一般的にはデットスペースと考えられていた小屋裏を空調システムの基地として有効利用することです。
その他は多少は収納部屋としても使えるかもしれません?
でも設計士でもある私の考えは少し違います。小屋裏部屋を造って収納とすることは大賛成です。
しかしそれだけではもったいなくないですか?貴重な床面積です。(*天井高さを1.4m以下でしたら床面積は除外されます)
これは東京のお客様の場合ですが、東京都内は土地の価格も高く。敷地面積も小さめになります。
また建築条件も建蔽率40%容積率80%と私たちの地域よりもかなり厳しいです。
もちろんお施主様からのご要望として、小屋裏収納をご希望されていました。
初期設計から小屋裏計画も含めました結果、昇降階段を挟んで二部屋と有効面積を確保できましたので、私が片方はシアタールームもいかがでしょうか?
と提案したところご主人様から賛同いただき電源工事などもさせていただきました。
ここが収納だけですともちろん窓も不要かもしれません。でもシアタールーム(人が居る)となるとそこの空気環境気になりますよね?
安易に考えると窓を設置する。場合によっては小型のルームエアコンも設置するといったことを考えなければいけません。常識では?
ここが一般的な家づくりと私の家づくりと違うところです。お施主様には、
『窓不要です。エアコンも不要です。この家は小屋裏部屋までも全館空調の正圧の空気環境ですから他の部屋の温度差無しで大丈夫です。』とお伝えしました。
これは独自の換気設計力と施工技術があるから可能でもあります。ご入居後のアンケートでも↓
・おうちの中で特にお気に入りのポイントをお聞かせください。
妻 吹き抜けで、布団や洗濯物が干せること。
夫 リビングの仕事スペース、小屋根のシアタールーム、本の収納棚
お気に入りに加えていただきました。
設計士冥利につきます。
ご縁をいただきましたお客様には、唯一無二の家づくりご提案させていただいております。
是非ともお話聞かせて下さい。お待ちしています。
小屋裏エアコンも良いかもしれないですが?小屋裏シアタールームのほうが良いかもしれません?
実のところ室内環境は換気性能が一番大事なのです!
お陰様でありがとうございます。