子供が中学生や高校生になり、
これまでの家が手狭になったのを機に
マイホーム購入する人は多いです。
その際、家が広くなる分
子供とのコミュニケーションを
とりやすい間取りにすることがポイントとなります。
思春期の子供というのは、
親の目の届かないところで
勝手なことをしたがるものです。
しかし、親がいちいち細かく口を出すと
逆にうまくいかないこともあります。
そこで、せめて家を出入りするときに
どんな様子か目に入るようにしておくと
安心できます。
また、夜間の勝手な外出なども防ぐことができます。
間取りでポイントとなるのは、
玄関と階段の場所です。
玄関はなるべくリビングルームや
ダイニングルームなどの家族の共有スペースから
目が届き、音が聞こえる場所に配置すると良いです。
そうすることで子供は
ちょっとした外出は気軽にすることができますし、
親は玄関で物音がしたタイミングで「おかえり」と
声をかけることができるからです。
階段はリビングルームや
ダイニングルームの近くに配置するのが
オススメです。
子供が2階の個室にこもって勉強していても、
キッチンの冷蔵庫に飲物を取りにきたとか、
お風呂に入るときなどに
ちょっとした会話をする機会を得ることができます。
◆個室は少し居心地が悪いくらいがちょうどいい
家が広くなって自分の部屋の居心地や良くなると、
子供が部屋から出てこなくなって
親子の会話が減ってしまう可能性があります。
そこで、
子供の部屋はちょっと居心地が悪いくらいに
作ってしまうと良いでしょう。
やはり広い方が快適になってしまうので、
広さは4~6帖と最低限の広さにしておきましょう。
この広さでも、
ベッドと勉強用の机を置いても
ある程度余裕があるので狭すぎる
ということはないです。
また、テレビやネットの配線も
最低限にしておきましょう。
どうしても必要ならば、
リビングルームで使えるようにすれば良いです。
時間をつぶせるものが
自分の部屋にあるといくらでも部屋にこもって
過ごせてしまうが、それが叶わなければ、
自分から親のいるリビングルームや
ダイニングルームで時間を過ごすようになります。
また、子供の部屋の配置も重要です。
2階は子供の部屋だけ、
という間取りは避けるべきです。
従って、子供の部屋は
なるべく親の寝室と同じ階に配置しましょう。
同じ階で寝ていれば、気配である程度
何をしているか感じることが可能です。
また、階段の上り下りや、ドアの音などで
部屋にいるかどうかも把握しやすいです。
いちいち子供の部屋に入ったりせず、
自然に子供の行動を把握することで
会話のきっかけも掴みやすくなります。
◆共有スペースは親子で楽しく過ごせる工夫を
リビングルームやダイニングルームなどの
共有スペースの計画をする際には、
親子で一緒に楽しめるスペースを
作るようにしましょう。
親だけでなく子供もマイホーム計画に
参加することで、親子一緒の時間を
より楽しむことができます。
スペースの作り方は家族によって異なります。
子供も親も仕事や勉強で忙しいという家族の場合は、
家族で一緒に使えるスタディスペースを
作るのがオススメです。
お互いにどんな作業をしているのか
わかるのでいい刺激になり会話も弾みます。
テレビ鑑賞やゲームが好きな家族は
テレビの空間を充実させるのも良いでしょう。
スピーカーを置いて音響を良くし、
家族全員がゆったり座れるソファを置くと
長時間楽しむことができます。
食べるのが好きな家族は
みんなで料理が楽しめるダイニングキッチンに
してみましょう。
キッチンのタイプは
ゆったりとしたアイランド型がオススメです。
料理をしながら、食事をしながら
会話が弾むでしょう。
ダイニングテーブルは
キッチンの近くに配置すると、
食事をしている人と料理をしている人が
会話をしやすいです。
他にも家族の好みにあわせて
自由に考えてみると良いでしょう。
子供が成人して独立するまで
長いようで短い時間だが、
家族で楽しく過ごせるように、
マイホームの計画をする際には
子供と一緒に考えましょう。
それでは、また!