
家具が無い家 vs 家具がある家──実際に住んでみて、どっちが快適?
家を建てたばかりの方の中には、こう思った方も多いのではないでしょうか。
「家具って、こんなに家の印象を左右するんだ…!」
そう。実は、家づくりの最終仕上げともいえるのが、家具なんです。
間取りも素材も照明も完璧に選んだつもりでも、家具の有無・選び方ひとつで、住まいの印象は大きく変わります。
今回は、「家具が無い家」と「家具がある家」について、実際に住んでからの違いをテーマにお話しします。
家具がない家は「スッキリ」するけれど…
引っ越したばかりで家具を揃える前は、部屋の中がスカスカで広く見えます。
「このままでもシンプルで気持ちいいかも」と感じる方もいるかもしれません。
でも暮らし始めると、次第にこう思うようになります。
- 荷物を置く場所がなくて、結局床置き
- 食事スペースが不安定(ローテーブルや折りたたみ椅子など)
- リビングでくつろげない、家族で集まれない
つまり、家具がない家は「生活が落ち着かない」んです。
片づけの仕組みがない。動線が定まらない。くつろぐスペースがない。
その結果、住まい全体が“仮住まい”のような状態になってしまいます。
スッキリするために家を建てたの?
今アパート暮らしの方に多いのが、とにかくスッキリとさせたいと言ったご希望が多いです。
理由はやはり今のアパートの中がぐちゃぐちゃだから^^;
でもこれってしょうがないんですよね。
今の家族にとって、そもそもそのアパートは狭いんだから。
これはもしそのアパートに多くの収納があっても変わりません。
そもそも面積が足りないのだから、ぐちゃぐちゃになります。
でも今度建てるあなたの家は、少なくても今のアパートよりも倍くらいはあります。
中には大きなアパートを借りている人もいるので確実とは言いませんが、広くなる人の方が多いです。
だから、自然とぐちゃぐちゃが緩和されます。
収納があろうとなかろうとです。
だから、家具だって置けるスペースは出来ます。
そういった発想が無いと、逆に住みずら家になるかもしれません。
家具がある家は「暮らしの軸」が生まれる
一方で、家具をしっかり配置した家には、不思議と“暮らしのリズム”が生まれます。
- リビングのソファで自然と家族が集まる
- ダイニングテーブルが「食事」と「会話」の中心になる
- ベッドを置いた寝室で、睡眠の質が変わる
家具はただのモノではなく、「暮らしの機能」そのもの。
どこで食べて、どこで休んで、どこに何をしまうか──
家具があることで、暮らしが整理され、快適さが整っていくんです。
よくある勘違い:「家具はあとでゆっくり選ぶ」は本当?
「とりあえず引っ越してから考えよう」
「家具は生活しながら、ゆっくり揃えていく予定です」
この考え方自体は間違っていませんが、実際に住んでみると、生活が“止まる”ことがあります。
・片付けが後回し ・食事も床で簡単に済ませてしまう ・家族のコミュニケーションも少しずつバラバラに
住まいは、生活を回す“ステージ”です。
家具はそのステージを整えるための「重要なツール」だということを、ぜひ意識してみてください。
家具選びで失敗しない3つのポイント
じゃあ、どんな家具を選べばいいの?という方のために、
明工建設が考える「家具選びで失敗しないポイント」を3つご紹介します。
- サイズ感は“間取りと一緒に”考える
家具が大きすぎると圧迫感、逆に小さすぎると空間が間延びします。 - 動線を邪魔しない配置
通路幅や扉の開閉に影響が出ないか要チェック。 - 収納力も意識する
ソファ下収納、ベッド下引き出しなど、隠れ収納付きの家具は優秀です。
「住んでから考える」のではなく、「建てる前から計画に入れておく」のが、後悔しない家づくりのコツです。
明工建設では「暮らしまで設計」します
私たち明工建設では、ただ家をつくるだけではなく、
その家でどんな家具をどう配置するかまで、一緒に考えてご提案しています。
・LDKに置く家具のサイズ感 ・テレビボードや収納の造作有無 ・ソファに合わせた照明の配置
すべてが“暮らし”に直結するからこそ、設計段階からインテリアも考えておくことをおすすめしています。
まとめ:家具は「ただの道具」ではなく「暮らしの一部」
- 家具がない家は広く見えるが、生活が不安定になりやすい
- 家具がある家は動線とリズムが整い、暮らしが快適になる
- 家具は“住んでから考える”ではなく“家づくりと一緒に考える”のが理想
家を建てたあとに「こんなはずじゃなかった…」とならないように、
ぜひ“家具込みで暮らしをデザインする”という視点で、家づくりを進めてみてください。
私たち明工建設は、住んでから「ちょうどいい」と思ってもらえる家を目指しています。
家具のことも、間取りと一緒にご相談いただけますので、気軽にご相談くださいね。
今回はここまで。
では、また!