
おかげさまです
本日は建設業に携わる者として、
一級施工管理技士としての
監理技術者講習を受講しています。
「監理技術者って何?」
と思う方もいるかもしれませんが、
これはお客様の家づくりにも
関係する大切な制度です。
ただし、個人住宅を建てる場合には、
ほとんど必要ありません。
「じゃあ関係ないのでは?」と思うかもしれませんが、監理技術者がいない工務店で家を建てるリスクを知っておくことはとても重要です。
今回は、その点も含めてわかりやすく解説していきます!
監理技術者とは?
建設業界では、一定規模以上の工事では
監理技術者という資格を持つ人が現場を管理しなければなりません。具体的には…
✅ 工事金額4,000万円以上(建築一式工事なら8,000万円以上)
この金額を超える工事では、監理技術者が配置され、
✅ 工事の品質管理
✅ 安全管理
✅ 工程管理(スケジュール調整)
✅ 下請業者との調整
といった重要な役割を担います。
つまり、監理技術者がいることで、
安全で高品質な工事が確実に進むわけです。
個人住宅では監理技術者は不要?
実は、一般的な個人住宅(注文住宅や建売住宅)では、工事金額が4,000万円以下のことが多く、監理技術者は必要ありません。
では、「監理技術者がいなくても問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、
ここに大きな落とし穴があります。
✅ そもそも技術レベルが低い業者も存在する
✅ 品質管理が不十分で、施工ミスが発生しやすい
✅ 工期がずるずる延びたり、工事が途中で止まることもある
監理技術者がいる工事では、こうした問題が起きないように管理されますが、個人住宅ではそうした仕組みがない場合が多いのです。
つまり、「監理技術者がいらない=誰が工事を管理してもいい」ではなく、工務店ごとの管理能力や技術力が問われるということです。
監理技術者がいない工務店で家を建てるリスク
監理技術者がいない個人住宅の工事では、
工務店の力量次第で家の品質に大きな差が出ます。
例えば…
❌ 施工ミスの発生
→ 断熱材の施工不良、柱の位置ずれ、雨漏りなどの問題が起こる可能性が高まる。
❌ 適切なチェック体制がない
→ 監理技術者がいる工事では、施工基準や品質のチェックが厳格に行われるが、個人住宅では工務店次第。チェックが甘い業者もいる。
❌ トラブルが起きたときの対応力が違う
→ 工事が遅れたとき、トラブルが発生したとき、監理技術者がいれば適切に対処できるが、小規模工務店では対応が遅れたり、放置されることも。
つまり、監理技術者がいない工務店で家を建てるなら、その工務店の技術力と管理能力をしっかり見極めることが重要です。
まとめ
監理技術者は、一定規模以上の工事では必須ですが、個人住宅では基本的に不要です。
しかし、それは「誰が施工管理してもいい」という意味ではなく、工務店ごとの技術力や管理体制に大きな差があるということを意味します。
✅ 安心して家づくりを任せられる工務店を選ぶことが重要!
✅ 施工管理がしっかりしているかどうか、工務店の体制を確認すること!
私たちも、最新の知識を学びながら、より良い家づくりを目指していきます。
何かご質問があれば、お気軽にご相談ください!
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまで、ありがとうございます。