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住宅ローンの話

2024年10月住宅ローン金利について #店長流
2024年10月住宅ローン金利について  #店長流
■おおよその予定通り金利の上昇がありました




8月に上がった政策金利の上昇に合わせ、変動金利の店頭金利の上昇が10月から起こっています。
ネットに出ている情報だと、大手銀行は大体上げています。
その上昇率は政策金利の上昇率と同じ0.15%。


金利の上昇額としては、微々たるものですが何千万円も借りる住宅ローンとしては、大きな金額になることもあります。
しかし、まだ心配は要らない程度の上昇です。


また地方銀行や、ネットバンクなども上昇のところが多いですが、中には据置のところ、少ないですが金利が減少したところもあります。
これは各会社の戦略によるものですので、いつまでも安くなるとは言えないところです。
なので基本は上がっている、もしくは今後あがるだろうと言う見方が正解のようです。


ちなみに固定金利、特に長期固定金利はほぼ横ばいです。
昨年末にフラット35の20年以上が2%になるか!と言ったところまで上昇しましたが、それ以降は多少の波風がある中落ち着き、大体1.8%台をキープしています。


世間やネットでは大きくとり上げらえて、ローン破綻がまじかに!!!!
なんて記事もありますが、そこまで気にするレベルのUPではないようです。





■ちなみにどのくらい変わるの?




では、この0.15%の上昇がどのくらい影響があるのか計算をしてみます。
皆さんもあとで計算しやすいように、1000万円で金利の上昇前と、上昇後を比べてみます。
もし、あなたが3000万円を借りようとしているなら、この結果に3倍をしてもらえばいい。
そんな計算をこれからしていきます。



借り入れ額 1000万円 借入れ年数 35年 金利0.6% 全期間固定だった場合

毎月の返済額  26,402円  35年間の総支払 11,089,034円  金利分 1,089,034円




同条件で金利のみ0.15%上がり0.75%だった場合


毎月の返済額  27,078円  35年の総支払 11,372,749円  金利分 11,372,749円




このような計算結果になります。
1000万円借りた場合だと、毎月約600円の支払い増となります。
これが3000万円借りた場合だと3倍になるので、1800円の支払い増です。



勿体ないなーって思う金額ですが、そんなに目くじらを立てる程でもないでしょうか。






■気になるのは今後の動向





とは言っても気になるのは今後の動向です。
今度総理大臣が変わることになり、金融政策も変わるかもしれませんが、現時点では現総理の意向を引き継ぐとのことでしたので、金利は上昇をしていく方向になるでしょう。


それに合わせて各金融機関も上昇を考えるでしょうから、中期的にみると金利は上がる方向で間違いないでしょう。
ただ、その上がり幅はそこまでの上昇は予想しづらいです。
理由は金利の上昇は、本来高まった景気を抑制するために使われるもので、世の中に過剰に出過ぎたお金を抑える役割で行うからです。


今の日本は戦後最高の株価をつけるなど景気が良いように見られますが、その実態はどうもそうではないみたいようです。
それでも株価は上がり過去最高益を出す企業が増えていますが、それを下支えする層の賃金上昇などが追い付いていません。
この状態が長く続きさらに金利が上昇し続けるとなると、確実に破綻をする時が来ます。
いつかこれが破綻した際には、下支えする層に余力がないので一気に悪い方向に向かうこともありえます。


政府の方々は日本の最高機関として、超がつくほどの優秀な人材の集まりです。
この程度のことは把握できているでしょうから、金利の上昇には最新の注意を持って行っています。
なので金利は上がるでしょうが、そこまで一気には上げれないでしょう。


もし、仮に一気にあがるようなことがあるとすれば、日本が本当の意味での好景気を迎えたときです。
企業だけは無く、そこに働く人も、そして地方自治体も、そして子供などにも十分なお金や待遇があり、明るく楽しい未来しか描けないくらいの状況になった時でしょう。


そうなれば行き過ぎた景気を抑えるために、金利の上昇はされますし、しないと今度は違う意味で大変なことになってしまいます。
ただ、そういった未来が描けるかな・・・・希望としては描きたいですが・・・・





■こんな面倒なことを考えたくなければ全期間固定金利へ





さて、毎月のようにこういったローンの金利の話をしていますが、これを気にする人に一度言っておきます。
こんな面倒なことを考えたくなければ、全期間固定金利のプランを選ぶべきです^^;


現状かなりの変動金利と差があるので、安心料として払うには大きなリスクがある固定金利。
しかし、それでも過去20年間のベースではいまだに低金利状態であることにかわりありません。
となれば、余裕がある人なら選ぶ価値があるとも言えます。


ちなみに人によって考え方も収入も家族構成も全く違うので、どのプランが絶対な最適とは言えません。
ただ、その人個人にあったプランなら見つけることが出来ます。


そのお手伝いをしているのが、住宅ローンアドバイザーです。
私も有資格者なのでよければご相談ください。




今回は以上です。


では、また!