おかげさまです。
今回は、資源エネルギー庁が発表した「市場統合措置」に関する最新の動向についてよろしければ。
この変更は、再生可能エネルギー(再エネ)の導入と電力市場の統合を加速させるものでもあります。
1. FITからFIPへの移行促進
エネ庁は、2026年度から再エネ電源の出力制御順を「FIT→FIP」に変更する方針を示しました。これにより、FIP制度への移行が促進される見込みとなります。
2. FIP制度の現状
FIP制度は2022年に導入されましたが、2024年3月末時点での活用率は低く、特に事業用太陽光発電では0.7%と低迷してもいます。
3. バランシングコストの見直し
FIP認定件数を増やすため、バランシングコスト(BC)の交付方法が変更され、初年度のBCが1.0円/kWhに固定されました。これにより、移行が促進される見込みです。
4. 再エネ出力制御の現状
再エネの導入拡大に伴い、全国で再エネ電源の出力制御が多発しています。2024年度の九州エリアでは年間6.1%の出力制御率が見込まれています。
5. FIP電源とFIT電源の違い
FIP電源は需給バランスへの貢献度が高く、出力制御指令時にはプレミアム単価の調整により、発電をタイムシフトするインセンティブが与えられます。
6. 市場統合措置の導入案
エネ庁は、出力制御の順序を「FIT→FIP」に変更することで、FIP制度への移行を促進することを提案しています。
7. 蓄電池とハード面の対策
FIP電源がタイムシフトを実現するためには、蓄電池の併設や、太陽光パネルの設置角度の調整などが必要です。
8. インセンティブとデメリット
この見直しは、FIPへのインセンティブを高める一方で、FITに残ることのデメリットを強める策となっています。
9. 「名ばかりFIP」の懸念
FITからFIPへの移行が進む中、書類上だけでFIPに移行し、実際にはタイムシフトしない事業者が現れる可能性が懸念されています。
10. インバランス制度の課題
今後、自然変動電源が増加する中で、インバランス制度の見直しが必要となる可能性があります。調整力費用の増加が懸念されるため、適切な運用が求められます。
明工建設のスマートハウスでの実装
明工建設のスマートハウスは、このようなエネルギー政策の変動も想定内として柔軟変更できる設計を施しています。
それが、AIクラウドヘムスの役目でもあります。私たちの家は、クリーンなエネルギーを最大限に活用しつつ、環境に負担をかけないよう、
創エネ・蓄エネ・省エネのスマートハウス造りをしています。
それは、エネルギーの未来を見据えた家づくりで、安心して暮らせる住まいを提供しているともいえます。
このブログが、再エネ政策の理解と明工建設の家づくりの信頼性を高める一助となれば幸いです。
ご質問やご相談がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
御縁を大切に唯一無二の家造り
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