もうご存知かもしれませんが？
石炭は過去には豊富で安価なエネルギー源として珍重されましたが、現在は地球環境に与える影響から「地球沸騰の戦犯」と見なされることも少なくありません。
しかし、広島県の大崎上島で進む石炭火力発電の技術革新が、この古典的資源に新たな命を吹き込んでいます。
「大崎クールジェン」という企業が開発を進めるのは、石炭を高温高圧でガス化し、その過程でCO2を最大90%も分離・回収する技術です。
さらに、木質バイオマス燃料を混ぜることにより、実際に大気中のCO2を削減しながら発電する「カーボンネガティブ」発電が可能になります。
この技術は、水素を利用した「究極の石炭火力」への一歩とも言えます。
水素は燃焼してもCO2を排出しないため、完全な脱炭素燃料として期待されています。
しかし、水素の生産と輸送には莫大なコストがかかることから、石炭を使用してこれらの課題を解決する方法が模索されています。
瀬戸内海のこの静かな島で進むプロジェクトは、世界中のエネルギー問題に対する答えを提供するかもしれません。
これまでの石炭火力発電所のイメージを一新し、新たなエネルギーの形態として注目される日が来ることでしょう。
さらに、この技術は将来的にJパワーの松島火力発電所での実用化も予定されており、日本全国に広がる可能性を秘めています。
究極の石炭火力発電の実現は、2035年以降と見込まれていますが、その実現に向けた一歩一歩が、地球温暖化対策への貢献となるのです。
石炭という資源が未来永劫、地球環境を脅かす存在である必要はありません。
技術の進歩により、それを活かす方法が見つかれば、その評価も変わるはずです。
大崎上島での試みが、世界に新たな希望の光を投げかけることを期待しています。
エネルギー問題を無視しての家づくりは、とても危険です。
引越しされたからが、お付き合いのスタートです。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。
