正圧・負圧という言葉は聞いたことがあるけれど、実際にはどんな違いがあるのか、換気計画にどう影響するのか、不安に思っていませんか。
この記事では、正圧・負圧の違いを分かりやすく解説し、換気計画に必要な知識を習得できるよう、具体的な事例を交えながら説明していきます。
正圧・負圧を理解することで、建物の換気計画をより深く理解し、快適な住空間を実現するための第一歩を踏み出せるでしょう。
□正圧・負圧とは?
正圧・負圧とは、建物の換気計画において重要な概念であり、空気の圧力差によって発生する現象です。
簡単に言うと、
1: 正圧とは、建物の内部の空気圧力が外部の空気圧力よりも高い状態のこと。
2: 負圧とは、建物の内部の空気圧力が外部の空気圧力よりも低い状態のこと。
空気は、圧力の高い方から低い方へ移動しようとします。
そのため、正圧の建物では、室内の空気が外へ流れ出し、負圧の建物では、外の空気が室内へ流れ込もうとするのです。
□正圧・負圧と換気方式の関係
正圧・負圧は、建物の換気方式と密接に関係しています。
代表的な換気方式には、第一種換気方式、第二種換気方式、第三種換気方式の3つがあります。
1: 第一種換気方式は、給気と排気の両方を機械設備で行う方式です。
給気ファンと排気ファンによって、常に新鮮な空気を室内に送り込み、汚れた空気を屋外に排出します。
この方式では、室内の空気圧力をコントロールすることができ、正圧にすることも、負圧にすることも可能です。
2: 第二種換気方式は、給気のみを機械設備で行う方式です。
給気ファンによって、新鮮な空気を室内に送り込み、排気は自然で行われます。
この方式では、室内の空気圧力は正圧になります。
3: 第三種換気方式は、排気のみを機械設備で行う方式です。
排気ファンによって、汚れた空気を屋外に排出します。
給気は自然で行われます。
この方式では、室内の空気圧力は負圧になります。
□まとめ
正圧・負圧は、建物の換気計画において重要な概念です。
正圧は、室内の空気を外へ押し出す力、負圧は、外の空気を室内へ引き込む力を表しています。
それぞれの換気方式によって、室内の空気圧力は異なり、正圧・負圧を適切にコントロールすることで、快適な住空間を実現できます。
換気計画を行う際には、正圧・負圧の違いを理解し、適切な換気方式を選択することが重要です。
快適な住空間を実現するため、今回の記事を参考にして、換気計画についてさらに深く学んでみてください。
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