■7月は若干の金利減でした
7月の住宅ローンの金利ですが、長期金利は若干の減で、先月に比べ、0.01%の減でした。
この程度だとほぼ誤差で、月に100円くらいしか変わりません。
また、変動金利は各金融機関若干の動きがありますが、ほぼ動きなしと言った感じです。
今後劇的なことが無い限り、緩めの上昇をしていくものと私は思っています。
■日銀の国債買い入れ減の影響は?
先月に日銀の発表で長期国債の買い入れを減らす方針となりました。
これまで結構な金額を買い取ってきましたが、それを少し抑えようとする見込みです。
まあ、そんなこと言われても意味が分からないよ???
って人も多いと思いますので、この影響を簡単にご説明しておきます。
国債の買取が減ると言うことは、国債の価値が減ることに繋がります。
その結果、人気が無くなるので、多少金利を上げて販売をするようになります。
そして住宅ローンの固定金利は、この国債の10年物の金利が基準となっていますので、この金利が上がる=住宅ローンの金利があがると言うこととなります。
いきなり、どん!って上がることはないでしょうが、徐々に徐々に金利は上がっていくと私は思っています。
■住宅ローンを借りる場合は早めが一番?!
このような動きとなると、巷では『住宅ローンは直ぐにでも借りなきゃ駄目!!!』
みたいな金利信仰みたいな人が出回ります。
しかし、それは本当なのでしょうか?
答えは『投資家ならYes!一般の方ならNo!』です。
空き家が増え、それに伴い、家を投資目的で買う人が最近増えています。
そういった方は、金利が安い今のうちに購入することが最も大事でしょう。
先ほどは金利が上がっても月に100円しかと言いましたが、これが10件、20件と投資をしていくと少しづつですが、影響が出てきます。
また、今後も上がっていくとなると、100円が1000円に、1000円が1万円にと、どんどん勢いよく増えていきます。
なので、投資目的の方は今の空前絶後の低金利のうちに、買い求めておくのがベストでしょう。
■一般の方は少し待った!
しかし、一般の方はそんなに飛びつかなくても大丈夫です。
正直借りる額が投資の方に比べ少ない傾向にありますので、多少の金利UPなら先ほど言ったように、そんなに目くじらを立てる程の金額UPにはなりません。
ただ、金利が上がっているのは間違いではないので、のんびりして良いのかと言うと、それも間違いでしょう。
注文住宅であれば、しっかりと考えて買うくらいの時間はゆうゆうとありますので、あまり先延ばしにせず、でも焦らずにが一番ですね。
今月は大きな動きが無かった住宅ローン。
しかし、今月に大きな動きがあるかも、と言われていますので、目を離すわけにはいきません。
では、また!