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通帳にお金を入れておくと、どんどんお金が減っています。 #店長流

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【店長流】

通帳にお金を入れておくと、どんどんお金が減っています。 #店長流
通帳にお金を入れておくと、どんどんお金が減っています。 #店長流
■住宅ローンを借りる人にお金の話を





住宅を買う際に多くの方が住宅ローンを利用します。


私はその利用者にm、最適かつ最良な住宅ローンを借りることを目的としたアドバイスをする仕事、住宅ローンアドバイザーとして多くのお客様にアドバイスをしてきました。


住宅ローンは多分人生で一番大きい買い物になります。


ですので、このタイミングで多くの方に『お金』の大事さを考えてもらうきっかけを、いつもお話しています。


今回はそんな話の中の一つをお話したいと思います。





■貯金=正義は本当?





私は昭和の末期に生まれた人間ですが、私と同じくらいの年齢の方から、もっと若い方は『貯金=正義』として教育を受けてきた人が多いと思います。


少しでもお金を手に入れたら貯金しようねって言われて、それが正しいと思い貯金をしてきました。



でも、それが本当に正しいことなのでしょうか?


子供の頃は何も考え無しに、親が良いと言うので行っていましたが、その実証をしたことがありませんでした。


なので、大人になったいま、この貯金についてしっかりと考えてみると意外なことが分かってきたのです。






■貯金をするとお金が減っていく?





結論から言うと、貯金をしていけばいくほど、どんどんお金が減っていくと言った結論になったのです^^;


一般的な考え方いったらまったく逆ですよね?


貯金はお金を減らさないためにするものだ!そう言われてきたし、また自分もそう思っていました。


しかし、検証結果は明らかにお金が減っていくのです。



この事実と認識のギャップを埋めるのは。少し大変かもしれませんので、少しづつ説明をしていきます。






■お金の価値っていつも一緒じゃない





皆さんお財布の中に1万円持っていますか?


無ければ100円でもいいです。



この1万円や100円ですが、価値はいつでも同じだと思っていませんか?



『何言っているんだ?1万円は1万円だろう、いつでも同じだよ!』



そう思われた方、実は大きな損をするかもしれません。



実はお金の価値って、私達が知らない間に、いつでも変わっているのです。



例えば分かりやすいのが円相場でしょうか。


1ドル160円とか、150円とかニュースで言っているやつです。


これは1ドルの値段が常に変わっていて、その1ドルを手に入れるためにはいくらいる?って計算が常に変わっていることを示しています。


例えば1ドル160円の時には、1ドルを手に入れようとすると、160円が必要になります、10ドルなら1600円ですね。


これが1ドル140円になると、同じ1ドルを手に入れるのに、140円払えば済むことになります。


同じ1ドルなのですが、20円も差が出てくる、この時点でお金の価値が全く違うことになります。


ちなみに、このように同じ1ドルを少ない円で買えるようになることを、円高と呼び、逆に多くのお金を払わなくてはいけない状況を円安と呼びます。



『でもそれってドルを買った場合でしょ?私はいつも円しか使わないから1万円は1万円のままです!』


そう思う人もいるかもしれませんが、実はそれも間違いなんです・・・・





■経済成長している限り1万円は安くなり続ける




コロナ明けから物価高が始まり、色々な物が値上げしましたね。


今回の件は、正直異常な状態で物価があがりましたが、そういったことが無くても、実際の物価は長い目でみたらずっと上がり続けています。


日本は失われた30年とか言う長期間の間、どちらかと言うと物価が下がっていった国なので実感がないかもしれません。


しかし、他の国では30年前と比べ順調に物価が上昇しており、欧州やアメリカなどでは1990年代と比べ、1.5倍~2.5倍の物価上昇をしております。



つまりこういった国では、30年前には1万円で買えたものは、高くなった国では2.5万を、あまり高くなっていない国でも1.5万を払わないと、同じものが買えない状況になっていると言うことです。


このように実際にはお金の価値がどんどん下がり続けていきます。




『いや、それって海外の話ですよね?日本ではそんなこと起きていませんよ?』



なんて思われたかた、確実にアウトです。


日本でも、他国に比べたら微々たるものですが、確実に上がっていっています。


私と同じ40代くらいの人は実感しているのではないでしょうか?



『子供の頃は100円あればいっぱいお菓子が買えたのに、今ではほとんど買えないよ・・・・』



これが物価上昇なんです。



その他にも、そばもラーメンも値上がりしていますし、あらゆるサービスも値上げをしています。


この環境は経済が発展していく限り、絶対に止まらないのです。






■経済は確実に発展していく





絶対って言ったけれど、本当に絶対なの?日本は30年も上がっていないのだから、他の国もそうなってもおかしくないでしょ?


そう思われた方、これもアウトです。



今、世界の人口は増え続け80億人を突破しました。


2000年では61億人とされていたので、たった20年程度で20億人増えた計算になります。


さらに、主にアジアやアフリカが中心ですが、今も尚人口は増え続けています。


国連の予想では、大体2100年までは増え続け、約100億人になると言われています。



人は生まれて、そして亡くなっていくその間、生きていきためにお金を使い続けます。


人口が増えていくと言うことは、生きていくためにお金がどんどん使われると言うことになり、その分どんどん経済が成長していきます。


なので、他国のお金の価値はどんどん下がっていきます。



日本は人口が減っている段階に入ったので、こういった見方だと経済の成長が見込めない国です。


しかし、生きていくのに必要な物資の多くを海外に頼っているため、海外が経済成長し高くなった物資を買うしかなく、いやがおうにも物の値段はあがります。


つまり1万円の価値は常に下がり続けるのです。





■だから通帳からどんどんお金が減っていく




以上のようなことが重なっており、その結果通帳のお金はどんどん減っていることになります。


とは言っても、通帳に記載がある金額は変わりませんが、その価値がどんどん減っているということです。


だからと言って、貯金をするなとは言っているわけではありません。


しかし、過度な貯金信仰はやめようねってことを言いたいのです。






■ローンをすることが今後メリットになる時代へ





ここからは余談ですが、今回のことを踏まえると、今後はローンをすることがメリットになる時代になるとも言えます。



なぜならば、安い金額で物が買え、その支払いはお金の価値が下がった未来にすることが出来からです。



例えば、住宅を3000万円で今買ったとします。


今買ったので当然価値は3000万円です。


その支払いを35年払いのローンで買ったとします。


35年払いなので35年間掛けて少しづつお金を払っていきます。


それが毎月8万円だとします。



その8万円は今年や来年なら、ほとんど価値は変わらず8万円の価値なりますが、例えば10年後。


物の価値が上がり続け、10年後だと、今と比べ物価が10%上がっていたとすると、今8万円で買える物が10年後では8万円では買えず、8万8千円を出さなくては買えなくなります。



通常このような世界では、当たり前のように所得が増えていきます。



基本は物価上昇に沿って増えていくと言われますので、収入も10%程度増えていると言う見込みです。


となれば、あなたの収入にとって8万円の価値はどんどん下がっているので、10年前の年収と比べ相対的に見て、支払いが軽くなっていると言うことになります。


さらに20年後はもっと軽く、30年後はもっともっと軽くなります。



このように、今の安い金額で物を買うことが出来、その支払いを将来に回せるローンは、とても有利な状況だと言えるのです。


だからと言って無計画な借り入れは絶対に身を亡ぼすので駄目ですが、正しい計画を持って行えばこれほど有利な時期なないと言うことです。




■まとめ




今回はお金のことをちょっとお話いたしました。


日本人はお金の話をあまりしないと言います。


それが美徳だとも言われていますが、生きていくにも人生を楽しむにも、お金は大事なツールになります。


そのことを知らないで過ごすのと、しっかりと理解して過ごすのでは大きな差となることを理解しなくてはいけません。



現代は学生にこういった授業を行っていますので、大人が勉強しないと、あっという間に子供に追い抜けれてしまいます。


そうならないように大人の皆さんも勉強していきましょうね^^



では、また!