おかげさまです。
今日は、多くのご家庭で悩まれている「2階の暑さ」についてお話しします。
2階がどうしてこんなに暑くなるのか、そしてその解決方法について、一緒に考えてみましょう。
2階が暑いのは現代の住宅病とも言えるかもしれません
6月に入りましたが、今年は梅雨入りが遅くなる予測が出ています。さらに気温も高くなる暑い日を本格的に迎える夏にもなります。
もうすぐセミの声も聞えてくるかもしれません。
昼間は猛暑、夜は熱帯夜。そんな夏ももうすぐです。
そんな時期、特にあなたの家の2階が暑く感じることありませんか?
そんなあなたも、
「一階は涼しいのに、2階は暑くなる。同じ断熱性能のはずなのに、この差はなんで?」
ふと気づくこの不思議な現象。多くの家庭で同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。
今日は、なぜ2階が暑くなるのか、そしてその対策についてお話しします。
2階が暑いのは温度が高いから?
まず最初に思いつくのは、「2階の方が温度が高いから」という理由ですよね。実際に1階と2階の温度を測ってみてください。
おそらく、2階の方が高いでしょう。でも、その差は驚くほど大きくないことも少なくないです。
例えば、外気温が35℃の時、しっかり断熱された家では、1階が35℃、2階が37℃程度になります。
しかし、それ以上に2階が暑く感じるのは、温度だけが原因ではないのです。
温度以上に『湿度』が大事
ここで大事なのが湿度です。同じ温度でも、湿度が高いとより暑く感じます。
湿度が高い空気は熱を伝えやすく、結果として体感温度が上がるのです。2階が暑く感じる主な原因は、実は湿度が高いからなんです!
なぜ2階の湿度が高いのか?
湿気は空気よりも軽いので、自然と上に溜まります。これは中学校の理科で習うことですが、
湿気(H2O)の分子量は空気の主成分である窒素(N2)よりも軽いのです。そのため、湿気は上昇し、2階に溜まりやすくなります。
もう少しわかり易く言いますと、ヤカンでお湯を沸かしたときその水蒸気はどうなりますか?
そうです。上に上にと上がって行きます。自然界では、太陽で暖められた海水が蒸発して雲になるようなものです。
2階の温度を下げるには『湿度』管理が大事になる
湿度の管理が2階の体感温度に大きく影響します。2階の湿度を下げるための対策をいくつか紹介します。
1. 2階の換気をしっかりとする
最も簡単な方法は換気です。2階の湿気を外に逃がすことで、湿度を下げ、体感温度も下げることができます。
特に、既存の住宅では換気システムが十分でないことが多いので、意識的に換気を行いましょう。とは言え?
夏の高温多湿の外気を直接窓から、家に入れる事は、あまりお勧めしない現実もあります。
室内の温度・湿度を下げるために、外気を直接入れることは、もちろん外気の状態より室内が高温・多湿なら有効ですが?
そこまで管理できないものでもあります。
言ってしまうと、その家の暮らしは、ある意味、風任せ、天気任せの家でもあります。
2. 廊下に換気扇をつける
エアコンは高価ですが、換気扇なら手頃な価格で導入できます。2階の廊下に換気扇を取り付けると、温度と湿度を効果的に排出できます。
実際に、私も自宅でこの方法を試し、効果を実感しました。
イメージ的には、煙突効果でもあります。二階の廊下の上部に、換気扇を常時排気でまわすことで、水蒸気を含んだ空気が優先的に排出されます。
その結果、一階の湿気の少ない空気が上がってくるため、簡単な空気循環をしている事にもなります。
3. 小屋裏の換気をする
もし屋根断熱がない場合は、小屋裏の換気も重要です。天井裏に熱がこもると2階の温度が上がるので、ここも換気して熱を逃がすことが大切です。
もちろん小屋裏部分も自然換気は出来るようになっているはずですが?ここにも換気扇を設置して強制的に空気の流れをつくることおすすめです。
自社宣伝(笑)深呼吸する正圧の家「エクリア」ならそんな問題は全て解決!
当社の気圧調整式第一種全熱交換換気システム『エクリア』を使えば、湿度と温度の問題を同時に解決できます。
エクリアは、1階と2階の空気を取り込み、温度と湿度を調整して家中に吐き出すシステムです。
さらに優れているところが、温度・湿度だけなら、他の換気システムのあるかもしれませんが、室内の気圧を高めることをできるのが、
最大のメリットでもあります。
それは、室内に取り込む空気と室外に排出する空気量が、いつも取り込む空気量の方が多い正圧状態に保ってくれることです。
あなたの家が、紙風船がパンパンに膨らんだような状態だということです。あの有名な東京ドームの仕組みも同じ正圧なのです。
その他、病院の手術室なども、外部からの汚染物質の侵入を防ぐように正圧の室内としています。
もう少し詳しく知りたいと思ったあなたへ、よろしければ。。
まとめ
今回は、2階が暑くなる理由とその解決方法についてお話ししました。
温度だけでなく湿度も重要であること、そして換気が大事であることを理解していただけたでしょうか?
日本の高温多湿な夏を快適に過ごすために、強制的に空気を動かすこと、ぜひ試してみてください。
また、暑い夏こそ、#仁藤流スマートハウスの快適性を各モデルハウスにてご体感ください。
6月末には、御前崎市内でお客様の家の完成見学会もあります。そこでも猛暑でも、エアコン一台で家中丁度いい快適性を、体感いただく事も可能です。
御縁を大切に唯一無二の家造りを
おかげさまでありがとうございます。