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日本に財政問題は存在しない  From 三橋貴明 @ブログ

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日本に財政問題は存在しない  From 三橋貴明 @ブログ
日本に財政問題は存在しない   From 三橋貴明 @ブログ

おかげさまです。

もうご存知かもしれませんが?

テレビや新聞では決して報道しない事実を知れば日本の未来は決して暗くありません。

国民一人一人の、目覚めが始まっています。

よろしければ。。。

責任ある積極財政を
推進する議員連盟の提言が
公開になりました。


 『「衰退途上国」とならないための
 経済財政運営と
 改革の基本方針(骨太方針)
 2024への提言
 1. カレンダーベースでの
 プライマリーバランス(PB)
 黒字化目標を撤廃すること。
 その上で
 新たな財政規律置くとすれば、
 「公共事業費等の
 投資的な経費を
 PB対象歳出から除いた
 経常的歳出」とすること。

 2. 非社会保障費に係る
 「3年間で1000億円増以内」とする、
 いわゆる歳出キャップを外すと共に、
 公共事業における
 社会的割引率を
 長期金利と適切に連動させること。

 3. 経常的な歳出は
 当初予算に計上し、
 当初予算には
 インフレ率も加味すること。

 4. 国債60年償還ルールの
 撤廃により、
 無用の現金償還を止め、
 歳出から債務償還費を
 除外すること。

 5. 外国為替資金特別会計の収益を、
 投資的財源として
 積極的に活用すること。

 (後略)』


 ついに「衰退途上国」という表現が
メジャーデビューしたか。
もっとも、日本はすでに衰退途上国です。
だからこその、
サプライロス型インフレなのですよ。


 能登半島地震からの復興が
遅れているのは、
もちろん補正予算が組まれず、
「予備費対応」している
という問題もあります。
同時に、供給能力が
「震災復興」という需要に
全く追いつていないことが
原因なのではないか
と懸念しています。


 無論、
供給能力が能登半島に
集まらないのは、
予算が不十分
という理由もあるでしょう。
能登半島の
復興現場の仕事を受ければ
「儲かる」環境にすれば、
日本中から業者が
集まるかもしれない。


 衰退途上国から
「衰退国」に移行してしまった場合、
「カネ」(予算)を出したとしても、
震災からの復興が
おぼつかなくなるでしょう。


 問題は、カネではなく、
供給能力なのですよ。
供給能力がない国は、
どれほど政府が
カネを出したところで
「どうにもならない」のです。


 日本は
「まだ」その段階に至っていませんが、
PB黒字化目標を初めとする
緊縮財政により、
次第にそちらに向かっている。


 というか、
わたくしが↑この問題を
言い始めたのは、
2012年8月の浜岡原発視察が
きっかけです。
細かい話は
(三橋TVで語ったりしているので)
省きますが、
デフレ放置政策により
日本の供給能力が毀損し、
やがて需要を満たすことが
できない国と化す。


 自分の国の
企業や人材、技術では
「橋を架けられない」
「高層ビルを建てられない」
国に落ちぶれる。
これが発展途上国化
(=衰退途上国化)である、
と、警鐘を鳴らし始めたのが
2012年。
あれから、
12年も経っているわけですよ。


 12年間、
まともなデフレ対策は
ほとんど行われず、
投資は進まなかった。


 当然、こうなるわけですよ。


 今回の積極財政議連の提言の
ポイントは、

1.PB目標破棄

2.投資的経費を
財政指標の対象外とする

 の二点になります。

 社会保障以外の支出を
「三年で1千億円増以内とする」や、
「国債60年償還ルール」、
「一般会計に債務償還費を計上」
といった、
頭のおかしいルールは
破棄するのが当然であるのは
言うまでもありませんが。


 積極財政議連の提言は、
以下の文章で結ばれています。


 『(引用)
 日本に財政問題は存在しない。
 税収の範囲内でしか
 行政を行わないとすれば、
 むしろ財政を悪化させ、
 国民を貧困化し
 国家を衰退させる。
 一定のPB赤字を許容し、
 経済成長重視の
 積極的な財政運営を行ってこそ、
 岸田政権が目指す
 デフレからの脱却を可能とし、
 国民を窮乏化から救い、
 財政健全化にも資するのである。』


 日本に財政問題は存在しない。
この認識を日本国民が共有し、
積極財政議連の意見を
与野党関係なく
国会議員の「多数派」にする。


 それ以外に、
日本の「衰退国化」を
押しとどめる術はないのです。
他に現実的な方法があるというならば、
是非、教えて欲しい。

/// 事務局より ///