健康や快適な居住環境に価値を見出し、自宅の空気質を改善したい家庭が、日々の生活に欠かせない空間である自宅に快適さを求めるのは自然なことです。
特にアレルギー対策や健康管理に興味がある方々にとって、家の正圧と負圧の概念は重要です。
本記事では、これらの圧力の基本的な知識から、住宅への応用方法までを解説し、健康的で快適な居住環境の実現を支援します。
□正圧と負圧とは?基礎知識をわかりやすく解説!
正圧・負圧(せいあつ・ふあつ)とは、建物の換気計画に用いられる言葉で、空気に2つの圧力差がある場合、圧力が高い空気の状態を正圧、低い状態を負圧といいます。
空気は圧力の高い方から低い方へと流れる性質を持っています。
この原理を利用して、建物の換気や空気の流れをコントロールできます。
*第一種換気方式
給気と排気の両方を機械設備で行う方式で、大量の給気と排気を強制的に行う必要がある場所に採用されます。
この方式では、室内の正圧・負圧を効率的にコントロールできます。
*第二種換気方式
給気のみを機械設備で行う方式で、清潔な空気が必要な手術室や工場のクリーンルームなどに採用されます。
室内が正圧になるため、汚染された空気が室内へ流入するのを防ぐことが可能です。
*第三種換気方式
排気のみを機械設備で行う方式で、一般的な住宅の台所、トイレ、浴室など、換気扇で排気をする場所に採用されます。
室内が負圧になるため、汚染された空気が他の部屋へ流出するのを防げます。
□正圧や負圧が室内環境に与える影響
戸建住宅は正圧、負圧の仕組みをうまく利用することで、効率の良い換気が可能です。
トイレのように臭いが気になる場所は、室内を負圧にして空気を排気できます。
外気を室内に取り込みたくない場合は、外を負圧、室内を正圧にすることが推奨されます。
室内を正圧にするメリットは、空気をきれいに保ち、家族が快適に過ごせる点にあります。
花粉やPM2.5をシャットアウトし、虫やゴミの侵入を防ぎます。
また、異常気象による低気圧が原因での頭痛や血圧障害を軽減する効果もあります。
第一種全熱交換気システムを使用して室内を正圧に保つことで、これらの問題を軽減することが可能です。
□まとめ
この記事では、正圧と負圧の基本概念とその住宅への応用方法をご紹介しました。
正圧を利用した換気が室内の清潔さや健康に与える影響は大きく、特にアレルギーを持つ人々にとっては、その効果が顕著です。
また、負圧を利用することで、不快な臭いや有害物質を効果的に排出できます。
これらの知識を活用して、より快適で健康的な居住環境を実現しましょう。
追伸。。。
明工建設の深呼吸する正圧の家は、高性能住宅造りのおいて、建物内の空気品質を向上させるための施策の一つです。
ここで言います建物内とは、室内はもちろんですが、実は室内ではない、床下や壁内、天井裏といった所も含まれます。
このシステムは、建物内に正圧を維持することで、外気(温度・湿気)や有害物質・臭いの侵入を防ぎ、快適な室内環境を確保します。
他人の家に伺ったときに、その家の独特の臭いを感じる方も少なくないです。
正圧の逆、負圧の家の場合は、その現象は顕著でもあります。
負圧の家では、どうしても換気不足になることが多いので、特に臭いや外気、有害物質の侵入する問題は深刻です。
低気圧が近づいていると、近くの工場の臭いや排気ガスの臭いなど普段は感じない臭いを感じます。
これからの梅雨時期には、窓をあまり開けることもできませんので、最初から窓を開けない家造りをよろしければ。。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
深呼吸する正圧の家
おかげさまでありがとうございます。
磐田市城之崎の深呼吸する正圧の家ルームツアー