■新築を建てたのに離婚!・・・実は良く聞く話なんです
野球選手の大谷選手がご結婚なされたそうですね。
おめでとうございます。
大谷選手はなんだか超人みたいな情報ばかりだったので、本当に宇宙人?なんて思っていましたが、彼もやっぱり普通の人だったみたいです^^
彼のような旦那様だと奥様も大変でしょうが、夫婦力を合わせていっていただきたいものです。
さて、そんな日に、嫌!そんな日だからこそ今日は今回の話題にしました。
離婚をしないための家づくり。
今回はこのことについてお話いたします。
■最高で約5割?実は結構多い離婚率
まず住宅に関係無く離婚についてのお話をしていきます。
日本における離婚の割合は、個人的に思っていたよりもはるかに多く、約3割の夫婦が離婚をすると言ったデータが国から出ています。
10組の夫婦がいたら3組も!?とこれだけでも驚きの数値ですが、これを県別にしたデータだともっと驚愕な数値が出てきます。
離婚率第1位の件の離婚率はなんと・・・45%オーバーです^^;
2組いたらどちらかは離婚をすると言ったデータになっています。
これは本当に驚きです・・・・
本当に離婚って当たり前な時代なんだなって思います。
ちなみに最下位、つまり離婚をしない県の数値は約25%。
1位に比べたら半分ですが、それでも4組に1組は離婚をする。
これが日本の実情です。
■新築を建てて離婚なんて目も当てられない・・・・
そういった環境の影響で、新築を建てたのにも関わらず、離婚をする夫婦ってかなりの割合でいます。
この離婚率のデータは無いので、憶測で話すしかありませんが、個人的な感覚では先ほどいった数値よりは低いと感じています。
理由は離婚を前提にしている人達は、そもそも家づくりを検討しないでしょうし、また検討していた際に離婚をする関係にになったとしたら、大体の人が建築を中止するからです。
ですので、新築住宅を建てた夫婦は人にもよると思いますが、基本は離婚を考えていない夫婦であると言えます。
しかし、そういった背景があっても多くの離婚者が出ているのが事実。
この理由はなんなのでしょうか?
■離婚をしやすい家を造るからそうなる
一番の理由は、造った家が離婚しやすくさせる家だからです。
これはデータがあるわけではありませんが、確実に言い切れることです。
間違った家づくりを行うことで、離婚をする。
この事実をまず認識しないといけません。
しかし、逆を言えば、間違った家づくりをしなければ離婚率が減るとも言えます。
なので、間違った家づくりをしない方法を考えてみます。
■そもそもどういった家が離婚をしやすくするのか?
では、どういった家が離婚をしやすくするのでしょうか?
それにはまず、離婚をする原因がどういったものなのか理解しておく必要があります。
これは理由を調べていたらどこの情報も同じだったので転載せずに私の言葉で説明します。
離婚の原因は・・・・
1位は
・性格の不一致
2位は
・精神的虐待
3位は
・異性関係
他にもお金を渡さない、使ってしまうなどの金銭的理由もありましたが、この3つがほとんどの理由となっていました。
と言うことは、この3つの問題をクリアー出来れば、多くの方が離婚をしなくなると言った結果になります。
またその逆を言えば、この3つが新築のせいで増えてしまう、また生まれてしまうから離婚をしてしまうと言えます。
ではこの上位3位までがなぜ新築住宅で生まれているのでしょうか?
■性格の不一致は生活の不一致
まず一番に言えるのが性格の不一致です。
この不一致は、個人的には結婚する前には分からなかったのか?と思います。
多分ですが、結婚する前には性格の不一致はお互い共有出来ていたことで、実際にその不一致は明らかになっていたことなのではないでしょうか?
それを分かったうえでの結婚でしょうから、実は性格の不一致って本当はちょっとおかしいことだったりします。
じゃあなぜこの不一致が起きるのか?
それは結婚をすると、性格の不一致ではなく「生活の不一致」が起こるからです。
その生活の不一致がやがて、性格の不一致になると私は考えています。
新婚当時は仲が良かった二人も、出会う前は赤の他人でした。
となれば、生活環境も違うし、優先順位も、家庭での決まりもことなります。
自分の家族では当たり前だったことが、相手の家族からしてみたら当たり前ではないことなんていくらでも出てきます。
■バスマット1枚で生活の不一致が性格の不一致となった事例。
例えばこれはある友人の話ですが、バスマット1枚で生活の不一致が、性格の不一致となった事例があります。
友人の家族ではお風呂から出る際に、体を全く拭かずに出るのが当たり前の家でした。
理由は、お風呂場で拭くにはタオルをお風呂場にいれなくていけないが、友人家ではシャワーをかなり使うため、その環境ではタオルがずぶぬれになってしまうからタオルを持ち込めないとのことでした。
なので、脱衣場には大きなバスマットを広げ、その上で体を拭くのが常識の家でした。
しかし、奥様の家はお風呂場で拭いてから出るのが常識な家で、なので脱衣場には本当に足を乗せる程度のバスマット、もしくはタオルをバスマット代わりにおくような家だったようです。
結婚するまでは互いのお風呂には入ったことが無く、また結婚前には同棲もしていなかったため、この差が分かりませんでした。
そして、結婚後にこのことが発覚。
友人は当り前に脱衣場で体を拭きたいので、大きなバスマットを家族分用意しようとしたら、奥様なそんなにいるわけがないと反論してきます。
じゃあ、前の人が使ったびしょびしょのバスマットで次の人も使うのか?と聞いたら、バスマットがそんなに濡れるわけがないと・・・・
こんなバトルをした結果、奥様から友人はお風呂場で体を拭けない、だらしがない人だと認定されたと言ったことがありました。
奥様からはそんなにだらしがない人だとは思わなかったと言われたそうです。
ですが、私が知っている友人は30年来の付き合いですが、だらしがないと言うよりもどちらかと言うときちっとしているタイプです。
遅刻をしたことなんて経験もないし、車や部屋の中はいつも綺麗にしているタイプです。
でも、奥様からはこの件以来だらしがないと言われることが多くなっており、その度にイライラすると言っていました。
このように本当は生活の不一致なのに、それが性格の不一致となってしまうことって沢山あるのです。
■この生活の不一致は均一化から起こる
このように生活の不一致がある意味離婚の原因となりますので、新築を建てる際にはそういったことがないような家づくりをしなくてはいけません。
ですが、実際にはそんなことばかりの家づくりが多発しているのが現代の家づくりです・・・
その理由は住宅の均一化によるものです。
特にハウスメーカーの家づくりに言えることですが、ハウスメーカーでは、年間に数千、数万の家を造りますが、それらを1から全て造ることなんて非効率的なので、住宅の品質や性質を一定の状況に平均化して商品にしています。
なので、ある意味誰にも合うのかもしれませんが、実は誰にも合っていない家づくりをしてしまっているのです。
だから、先ほど言ったような生活の不一致が起こり、性格の不一致、そして離婚が起きるのです。
■紙巻の位置すら確認するくらいの家づくりをしよう
この生活の不一致を防ぐには、とにかく確認を多くしていくしかありません。
例えば、あなたはトイレの紙巻の位置、座って右側が良いですか?それとも左側がいいですか?
枕の頭の位置は?北まくらは気にしますか?寝る時照明は付けたままですか?真っ暗しますか?
このくらい細かいことまで気にしていくと、生活の不一致が無くなります。
正確に言うとあったとしても、それが事前に分かっていたら許容できるかどうかの判断ができるのです。
これを均一化された家でどこまで共有できるのか?
そういったことも家造りの決めての一つにして欲しいと思います。
■続きは次回で!
ちょっと長くなってしまったので、続きは次回にさせて頂きます!
それでは、また!