■今日は偉そうなことを書いていきます。
先日ですが、とても腹立たしいことが起こりました。
それは年末のある一本の電話から始まります。
その電話の主は昨年に当社に来場され、検討したのですが住宅ローンが通らないことが原因で住宅建築を諦めた方です。
半年以上前にそんな話になり、当社での建築を諦めると言ってきた人でした。
その方が約半年ぶりに電話をくれた内容が以下の内容です。
お客様いわく、何でもOOハウスで自分の建築が出来ると言われたと言うこと。
そして、私が駄目だと言っていた住宅ローンもOOハウスなら可能だと言われたとのこと。
明工建設さんがどういったのか知りませんが、無理なことではありませんよと・・・・
そんな内容で、私のことを信じて諦めたが、どういうことなんだと、言っていることと違うのではないかと・・・・
信じていたのに裏切られたようで腹立たしいとの電話でした。
声もある意味罵声のようなものでしたので、相当怒っていることが伝わってくる感じです。
ですが、そう言われても、私とお話をしている時点では住宅ローンは全滅でしたし、なんとか通るように最善は尽くしました。
その結果、その駄目な内容がある意味致命的だったので、少なくても今後5年は駄目だろうって案件でしたので、それが正解の答えだったと認識していますと。
そのような内容で返答をすると、まあお宅で二度と頼むつもりはないから関係ないけどねって捨て台詞と共に電話が切られました。
こういったことはこの仕事をしていれば経験をしていることですし、私としてはそれはそれで良かったことだと思い、ローンについては何か進展があったのだろうと思って特に気に目止めていなかったのですが、先月にその方からまた連絡があります。
その内容とは・・・・
■違約金が発生するから契約の破棄ができないと言われた・・・・
先月にあった電話の内容とは・・・
OOハウスで、契約もしたし土地の契約もしたが、どうしても住宅ローンが通らなかった。
OOハウスなら住宅ローンが通ると言われていたので、安心して進めていたが営業が住宅ローンはほとんど素人で、まったく話にならなかった。
自分でもFPの先生などを頼って何とかしようとしたが、なんともならなくてどうしようもない。
そういった経緯でOOハウスとは契約破棄したいが、違約金のが発生するし土地も同じでどうしようもない状況だと営業に言われ、何とか自分でお金を用意するか、違約金の支払いをするかの選択を迫られている。
なんとか助けてくれないかとの電話でした。
私は思いました。
流石に都合が良すぎないか?と・・・・
あれだけのことを言っておいて、困ったら助けて!ってちょっとむしが良すぎます・・・・
とは言っても、ご縁はご縁ですので、助け舟は出しました。
その内容は・・・・
1、契約の多くには住宅ローン特約があり、ほとんどの場合は無条件破棄が出来ること。
2、掛かった実費に関してもそれは適応されることもあること。
3、それは土地についても適応されること。
この3つを伝え、詳しいことは契約時の約款や契約書に記載があるので確認してみること。
私が実際に手を出すことは出来ないので、上記の件を自分で調べてやってみてくださいとお伝えしました。
その内容を自分で行ったみたいで、契約は無事に破棄出来たようです。
それが分かったのは先日で、お客様からまた連絡があったからです。
■やっぱり明工建設で検討出来ないか?
先日あった電話の内容は、私の言った通り、契約約款で住宅ローン特約の記載があったので、無条件で契約破棄が出来た。
OOハウスの営業はしきりに、違約金の支払い期限が過ぎているため、それは無効だと言っていたみたいだが、最終的には店長が出てきて解約になったとのことでした。
そして、そのお客様はその電話で状況を説明した後、このようなお願いをしてきました。
「明工建設で再度検討出来ないか?」と・・・
私は、素直に「無理だと思います」とお伝えしました^^;
それはこれまでの経緯もありますが、それ以上に住宅ローンが借りられない状況が致命的だからです。
なので、私も駄目だったし、OOハウスでもFPの先生でも無理だった案件なので、出来ないことを出来ると言いお客様に夢を見させるのは酷だと思ったからです。
自分が悪者になることで、お客様が楽になるのならそれも良いなって感覚でした。
そんなことを言っていたので、最後に捨て台詞で「お前に何か二度と頼むか!」って言われましたが、その前に「解約出来たよ、ありがとう」なんてことが一言も無かったけれど???なんて思ってしまった自分はきっと心が狭い人間なんです^^;
■しっかり仕事をしろ!
さて、ここまでで私が思ったことはOOハウスの営業・・・
「しっかり仕事をしろ!」です。
今回の件のお客様だと、住宅ローンが危ないことくらい初回で把握して欲しいです。
ちなみに当社で駄目だったと言ったことをお客様は言っていたはずです。それはお客様から聞いた会話から分かります。
だったら、何がダメだったのか、聞くことや聞けないなんてことは無いと思いますが、仮にそうだとしても想像することくらいは出来るはずです。
そうなれば、住宅ローンに関して注意が行くはずです。
住宅営業は家を造る窓口です。
家を造るには当然お金が必要で、それも2、300円なんて小銭ではないので、しっかりとしないと把握をしないといけないことくらい、誰もが研修などで把握をしているはずです。
特にOOハウスのような大手企業ならば、絶対に教育を行っているはずです。
それを怠って、しかもあたかもお客様が悪いみたいな言い方をするなんて、まさしく愚の骨頂。
私がその店舗の店長ならば、しばらくは店先に出しません。
再度教育のやり直しです。
■お客様を金づるくらいにしか思っていないのでは?
私もこれまでの人生で色々な方の教育や、上司となり研修をしてきました。
その経験の中で、こういったことをする営業は、お客様の事を自分にボーナスをくれる金づるくらいにしか思っていない人が多いと思っています。
住宅営業は、成功報酬として契約をすると多額のお金をもらえるとして、お金を儲けたい人が多く勤めています。
だから、お金儲けの為に職に就くのは間違いではないですし、会社も契約を増やすためにそういった社員を好む傾向にあります。
その為に成功報酬を用意しているのです。
だから何度も言いますがこういったことは法的には悪いことではありません。
しかし、それだけじゃー寂しくないですか?
お客様は、一生に一回の大金を使って家を買います。
そこには夢も希望も未来の家族像などが詰め込まれています。
自分はそういった商品を取り扱っているんだと言った自負をもって、そういったお客様の希望を叶えるんだという理念を持って仕事をしてもらいたいと思います。
どうしてもOOハウスや、OOホームと言った大手企業だと画一された営業スタイルしか取れない会社も多いので、そういった理念などが軽視されることが多くあります。
自分も元OOハウスの営業だったので、そのことは重々承知です。
会社にとっての利益増があり、その画一された仕事をこなすことが優秀だともてはやされる環境なのも知っています。
しかし、だからってそこを軽視していたら誰のための家づくりなのか全く分からなくなります。
家づくりは、会社の利益の為にするのですか?それともお客様の利益の為にするのですか?
一番は会社も良し、お客様も良し、営業も良しの3者良しを実現することです。
その為には何をしなくてはいけないのか?
そこを真剣に考えて仕事をしてもらいたいと思います。
今日は住宅を建てたい人にはあまり関係の無い記事でしたが、どうしても言いたかったので記事にしてみました。
愚痴みたいな記事でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。