健康と家族の安全を第一に考える皆さん、家庭内の隠れたリスク「ヒートショック」についてご存知でしょうか。
快適な生活を送る中で見過ごされがちなこの問題に、きちんと目を向け、対策を講じることが重要です。
今回の記事ではヒートショックのリスクと対策について紹介します。
□ヒートショックの現実とは?家庭内でのリスクと影響
ヒートショックとは、急激な温度変化が体に与える健康被害です。
特に家庭内でのリスクは高く、暖かい部屋から寒い廊下への移動、冷たい浴室から熱いお風呂への入浴など、日常のささいな瞬間に潜んでいます。
1: データに見るリスク
厚生労働省の調査によると、浴槽内での溺死者数は年々増加傾向にあり、その多くがヒートショックによる事故と推測されます。
特に冬季に多く、高齢者には特に注意が必要です。
2: 家庭内での影響
通常の生活環境で発生し得るこのリスクは、家族全員に影響を及ぼす可能性があります。
予期せぬ体調変化を引き起こし、最悪の場合は命に関わる事態も。
□家づくりで考えるヒートショック対策
ヒートショック対策は、住宅の設計段階から考慮することが大切です。
以下に、家づくりにおけるヒートショック対策の具体的なポイントを紹介します。
1: 断熱性の向上
家全体の断熱性を高めることで、冬場の室内と外気の温度差を抑え、ヒートショックのリスクを低減します。
新築の場合は、断熱性能が高い住宅メーカーを選びましょう。
リフォームの際は、天井や壁、床に断熱材を追加する、二重窓の設置などが効果的です。
2: 各部屋の対策
・廊下
床暖房や電気カーペットの設置で、温度差を減らしましょう。
また、玄関と廊下の間にカーテンを設置し、冷気の流入を防ぎます。
・トイレ
小型の暖房器具や温水暖房便座の設置で、トイレの冷えを防ぎましょう。
冬場の冷たい便座は、ヒートショックを引き起こす原因になります。
・浴室
浴室暖房機を利用して常に適温を保ちましょう。
断熱性の高い素材を使用することで、冷えにくい浴室環境を実現します。
また、お風呂に入る前に蒸気で温めることも有効です。
3: 総合的な温度管理
家全体の温度管理を徹底することで、部屋間の温度差を最小限に抑えることができます。
例えば、暖房システムをうまく活用し、家全体の温度バランスを取ることが重要です。
4: 安全性の確保
ヒートショック対策のためには、安全対策も欠かせません。
例えば、浴室に手すりを設置することで、万が一の際の安全性を高めることができます。
□まとめ
家庭内でのヒートショックリスクは、日常生活の中で意外と見過ごされがちですが、その影響は甚大です。今回紹介した具体的なデータと事例から、そのリスクの実態を理解し、住宅の断熱改善や部屋ごとの対策を通じて、家族全員の安全と快適な生活環境を守るための対策を講じましょう。
安心して毎日を過ごすために、今からできることを始めてみてください。
追伸。。。
ヒートショックが原因で、寒い冬に浴槽で亡くなること知っている人も少なくないです。
実は、浴槽で亡くなる方の多くは、ヒートショックではなくて熱中症が原因だということもわかってきました。
浴室が寒くて、暖まりにくいのでどうしてもお風呂のお湯の温度を上げてしまう。
冬場に熱いお湯に入浴される方は、特に注意してください。
熱中症で気を失い溺死する事実があるということ。。。。
家中暖かい#仁藤流スマートハウスな脱衣室も暖かいですので、よろしければ。。。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。
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