■災害について色々と情報が入ってきました
1/1にあった大災害。
多くの方が苦労されて今でも頑張られていらっしゃいます。
当初は情報がほとんどなく、どういったことに困っていることすら分かりませんでしたが、1週間たった今日では多くのことが分かってきました。
その情報の中で、被害の状況も大事かもしれませんが、被災後の生活の情報がとても大事になってきます。
日本に住んでいる限り、いつどんな災害にあってもおかしくないと言われていますが、その際に大事なのは災害に対する備えです。
いくら震度7の地震が来ようと、10mを超える津波が来ようと、しっかりとした準備が出来ていれば、何も問題が無い。
今は無理でしょうが、近い将来ではそういったことが当たり前な世の中にしていきたいと思います。
さて、そんな被災者の生活の中でやっぱりと言うか、だから言ったよね?ってくらい大事なことが再認識出来ました。
今回はそのことをもう一度皆さんにもお伝えしたいと思います。
■インフラが止まることが最大の災害とも言える
被災者の声を聞くと、やはりインフラが止まったことが一番の問題だと言っています。
電気ガス水道これのどれが止まっても、人は生きられないのが現代社会だからです。
その中で水は比較的早く解決されます。
インフラの復旧に時間が掛かったとしても、給水車やペットボトルなどの水で、いつも通りとはいかないまでも生活が出来る程度なら、比較的早い解決が出来ます。
しかし、ガスや電気は中々復旧が出来ません。
特に今回の地震のように、電柱が倒れてしまった、道路が隆起してガス管が破損してしまったなどの災害だと、数週間から数か月復旧に時間が掛かることもあります。
その環境では、今回の北陸の方々ではこの真冬に生きていく事が出来ません。
灯油などでしのぐことも出来ているようですが、購入するのに長蛇の列に寒空のなか並ばなくてはいけませんし、物資の供給がまだまだなので、並んだとしても買えないこともあるみたいです。
いくら丈夫な家で地震に耐えたとしても、電気もガスも無ければ生きられないから、家は問題無くても避難所に行くしかない。
そんな生活を余儀なくされている方が多くいます。
中には避難所にも行けなくて、極寒の家の中で生きるか死ぬかと言った生活をしている人もいます。
地震や津波を耐えたとしても、それ以降にも命の危険があるのです。
これほどインフラが止まると言うことは大変なことなんです。
■でも太陽光パネルがあれば大丈夫・・・だったはず。
そのインフラが止まった時に活躍するのが「太陽光パネル」です。
電気が止まったとしても、太陽が出ていれば電気を作ることができ、その電気で生活をすることが出来ます。
冬の北陸は雪や曇りの日が多く、100%の性能を発揮出来ているわけではありませんが、多くの方のそれこそ命の支えになっています。
しかし、多くの方は夜になると電気が使えなくなります。
太陽光パネルは昼間しか創電出来ないからです。
昼間は家にいられるけれど夜になると避難所へ暖を取りに行く。
太陽光パネルがあれば、そんなことないって言われて導入した方も多かったと思います。
しかし、現実はこうなります。
悲しいことですが、太陽光パネルがあれば随分助かります。
しかしそれ以上のことは出来ないんです・・・・
■だから蓄電池が必要なんです
それを解決するのは、作った電気を貯めておける蓄電池、またはEVカーしかありません。
昼間作った電気を貯めて夜に使う。
普段通りの生活は無理かもしれませんが、夜でも暖を取ることが出来ますし、何より明るい場所で暮らすことが出来ます。
それがどれだけ大事なことか。
この機会にもう一度思い出して欲しいんです。
■まだ早い?災害が来ないこと予測出来ている人の発言ですか?
当社が蓄電池を本格的に導入したのは5年程度前ですが、この間に蓄電池の批判として最も言われたのが、「蓄電池はまだ早い」でした。
それはお客様が言った時もありましたが、一番はハウスメーカーが言っていたと記憶しています。
実は私も数年前まではまだ早いのかなって思っていた時期もありましたので、頭ごなしに否定をすることは出来ません。
しかし時代は変わり、今は必須な条件であると伝えるようにしています。
それは、今回のようなことがあれば、電気が重要になることが理解出来たからです。
そしてそれらは近い将来いつか来ると認識しているからです。
ハウスメーカーは今回の地震の件まで予期して「まだ早い」と言っていたのでしょうか?
予期していたなら本当に無責任ですが、予期なんて出来るわけはないので、こうなることが単に発想としてなかっただけなのだと思います。
災害に強い家と言っておきながら、この位の簡単な想像が出来ないでどうする・・・・
お客様はハウスメーカーのことを信用して、「まだ早い」と思い込んでいるのです。
今回の事実を見てもまだ言えるのならある意味立派ですが、この事実を知ったら無理でしょ・・・?
確かに蓄電池は安くない商品なので、お客様の予算を考えたら導入しない方が正解な時もあります。
それでも「まだ早い」ではなくて、近い将来には導入しましょうねくらいは行って欲しいと思います。
■本当は創電よりも蓄電の方が大事なんです。
ちなみに蓄電池は太陽光パネルとセットでなくても運用が可能です。
電池に貯めるのは太陽光パネルの電気でなくても、電力会社から買った電気でも可能だからです。
この仕組みにすると、オール電化契約をすれば深夜の電気が安くなるので、その時に買って蓄電し、昼間の電気代が高い時間は電池から電気を使うなんて運用が出来ます。
これで随分電気代が安くできます。
こういった話をすると、いつになったら元を取れるなんてお金の話になりますが、それって本当に意味があるのでしょうか?
例えば、災害の対策として、家の耐震化や制振化をして地震に強い家にしたとき、当然費用が掛かりますが、その金額をいつになったら元が取れる?なんて会話をしたことがありません。
それと同じように蓄電池も災害の為の費用だとしたら、本来は元を取るとか取らないとか話をすべきではないですよね?
それどころか、耐震化などはその後お金を生まないので、蓄電池の方がよほど役になっているのでないでしょうか?
こういった面も含めて、本来は創電よりも蓄電の方が大事なことなんです。
そこに気が付いてくれると嬉しいなって思います。
■まとめ
災害はいつ来るかなんて誰にも分かりません。
また、その時に自分がどういった環境に立たされるのか、それだって分かりません。
しかし、ここ日本に住む限り、どこにいても被災者になる可能性があります(それは日本だけのことではありませんが)
だから備えが必要なんです。
火災保険や地震保険、医療保険に学資保険などの保険に入るのとまったく同じことです。
この機会に蓄電池の本当の意味を考えてもらえたらと思います。
では、また!