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【店長流】

今、お金が無くても出来る地震に強い家づくり #店長流
今、お金が無くても出来る地震に強い家づくり #店長流
■ご冥福をお祈りいたします



まず、今年1/1に起こった災害により亡くなった方々に謹んでお悔み申し上げますとともに、被災された方に皆さまに心からお見舞い申し上げます。

被災地では寒さの中、不安が募る状況が続いていると思います。

私に出来ることは少ないかもしれませんが、一日も早い復興をお祈りしております。



ここ数年色々なことがあり、落ち着かないお正月でした。

それらもようやく落ち着いてきたので、やっと今年こそはと思った矢先の出来事。

被災された方々の無念や切ない気持ちが痛いほど伝わってきます。


ここ数年は、「いつも通り」と言うことがどれだけ大事で大切で愛おしいものであるかを嫌でも感じさせてくれます。

ただし、その代償は大きく生涯忘れることない記憶としてとどまり続けることでしょう。


この国は何度も何度も苦境に立たされても、何度も何度も立ち上がってきた人達が造ってきた国です。

今回の苦境もきっと乗り越えられる。

そう信じてともに進めたらと思います。



■お金が無くても地震に強い家に住めるんです。



こういった災害が起こる度に思い出して、時間が立つと忘れてしまう・・・

この繰り返しをしている間に、自分のところに災害が来てしまう。


職業柄多く被災者の方の話を聞かせて頂いたことがありますが、多くの方がこのようにおっしゃっています。


「やらなきゃいけないと分かっていたけれどやらなかった。」


それは地震への対策もそうですし、洪水や山崩れなど様々なことへの対策の話です。

やらなかったのは忙しさもあっただろうし、まさか自分がそうなるとは思っていなかったからってことも多いと思います。

しかし、最も多かったやらなかった理由は「お金」が無いからでした。


建て替えをしたいけれど、お金が無い。

耐震補強をしたいけれど、お金が無い。

災害がない土地に引っ越しをしたいけれど、お金が無い。


災害から身を守るには、住まいである家を災害に強くする必要があります。

それをするには確かにお金が掛かります。

それも1万円、2万円と言った誰でも出せるようなお金ではなく、100万円200万円、建て替えとなれば、2000万円3000万円と掛かります。


確かにこれだけのお金を出してと言われたら、多くの方が出せないでしょうし、これだけお金を掛けても災害はいつ来るか分かりません。

もしかしたら来ないかもしれないのに、こんな大金をつぎ込むことが本当に正しいのか?

そう思ってしまったら、中々お金は出せるものではありません。


でも、今日からはその感覚を忘れて下さい。

実はお金は無くても地震に強い家に住むことが出来てしまうのです。




■本当は1000万円は3万円の価値しかない




まず最初にお金の価値観の切り替えからして頂きます。

多くの方は1000万円と聞くと大金だと言われます。

こんなことを言っている私だって、なら1000万円だせと言われたら簡単に出せるものではありません。


でも、実は1000万円の価値って、本当はたったの3万円程度しかないって言われたらどうですか?

どうですか?

3万円で良いなら払うこと出来ませんか?

私なら上手く家計を工面すれば、そのくらいのお金ならなんとかなります。

この3万円を払うだけで、1000万円の価値があるものが買えます。

今回の話で言えば、今住んでいる家の耐震化だって出来ますし、大きな家でなければ家のリノベーションだって可能です。

新築に建て替えるのは大変かもしれませんが、地震に強い家に住むことはそんなに難しいことじゃないんです^^


お気づきの方も多いと思いますが、この3万円という金額は、1000万円を35年間のローンで支払う際の毎月の返済額になります。

実際には今の金利だと2.5万円程度となり、もっと楽になっています。


いきなり1000万円と言われたら、かなりの高額ですが、たったの3万円と言われたらそれならなんとか・・・って思えますよね?

この発想の転換が出来るかどうか。

これが自分のまた家族の命を守れるかどうかの境界線だったりします。



■1000万円で出来ること



この切り替えが出来れば、多くの方が1000万円の価値を手に入れることが出来ます。

この1000万円でできることと言えば・・・・


・住宅の耐震化

・老朽化が進んだ家のリフォーム

・寒い家の断熱改修

・制振装置の設置工事



実際にはもっと色々なことが出来ると思いますが、1000万円もあれば、これらを全部やることも可能です。

また、小さめな家ならリノベーションもすることも出来ます。

他にも、壁紙の貼り替えや、間取りの回収とかも出来るくらいの大金になります。



■2000万円もあれば建て替えだって可能になる



さらにもっと余裕があるよって方なら2000万円の価値で家の建て替えだって可能になります。

一昔前と違って2000万円だと大きないえは無理ですが、サイズにこだわらなければ、2000万円もあれば十分立派な家が建ちます。


当然、耐震も制振もしっかりとした家も建築可能です。

この時に支払うお金は約5.5万円程度。


家の耐震が怖くて、新しいアパートに住む。

なんてことを考えるくらいなら、自分の家を建て替えた方が安く済むなんてこともあります。



■自分は高齢だからローンは無理・・・?じゃないですよ^^



こんな話をすると、多くの方からこんなことを言われます。


「私はもう高齢になってしまったからローンは無理。この間も銀行に断られたばかり・・・」


なんてことを言う方が多く見られます。

そんな人でもあきらめなくてOKですよ^^


そんな家庭や家が増えたことを理由に、国が60歳以上の方専用にローンを始めています。

住宅支援機構、高齢な方なら住宅金融公庫と言った方が分かりやすいでしょうか。

今は住宅支援機構という名の、国の出先機関として住宅ローンを取り扱う機構となり、公庫のように多くの方に住宅資金を提供しています。

このローンの開始年齢は60歳から。

高齢だから借りれないんじゃなくて、高齢だからこそ借りられるローンなんです。


しかも、このローンの凄いところは毎月の支払いは「金利分」だけと言うことです。


現在みずほ銀行さんで支払いのシミュレーションが出来るので、そのサイトで1000万円で借り入れ歳を60歳と指定すると、なんと毎月の返済額はたったの2万円となります^^


もっと嬉しいことにこのリバース60は収入が年金だけの方でもOKです。

働いていなくても、しっかりと年金が受け取れていればOKという破格な条件で借りることが出来ます。



■家を建てなくても出来る災害対策もある



さて、ここまでは家にお金を掛けることばかり話してきましたが、実際にはもっと方法があります。

例えば、耐震化がしっかりとされている、アパートやマンションに引っ越しをすることでも災害の対策になります。


家を離れるのが辛いかもしれませんが、それ以上にあなたが怪我をしたり被災することで辛いと思う人が多くいます。

本来なら建て替えや、耐震化で家を災害に強くするべきでしょうが、出来ない理由があるのならそれもまた致し方ないです。


先ほど話した通り、お金は思った以上に手に入るので、まずはそこから初めて欲しいと思いますが、それでも仕方がない場合は、家を手放すことも考えて見てください。

私はどんな維持や見栄や誇り、思い出などよりも、命を守る行動をして欲しいと思っています。

それは災害時だけではなく、普段からしておくことでより効果が出るものです。

災害にあってから後悔をするのではなく、災害に合わないことを優先してみてください。



■まとめ



東北の地震や、南海トラフの地震ばかりが頭に残り、何となく日本海側には大きな地震が無いような気がしていましたが、思い返してみれば2007年に中越沖地震があったりして、たった20年の間に大きな地震が何度もある地域だと思い出されました。


私のような地震に敏感な業界にいてもこれなので、多くの方はもっと忘れていたのではないでしょうか?

いつもいつも忘れないようにと思いますが、やはり駄目ですね、その時にしないと忘れてしまいます。

今回も皆さんも何か出来ることがあれば、何か少しでも良いので出来ることから初めて下さいね^^