■明工建設は住宅会社ではありません
当社、明工建設は実は住宅会社ではありません。
当社は、総合建設業の会社です。
ですので、住宅も造りますし、工場も倉庫も店舗も道路も橋も川も池も造ります。
色々と造る会社の商品の一部として住宅があるんです。
そんな明工建設で家を建てる。
それはいったいどういったことなのでしょうか?
■専門家ではないから良い物は造れない?
実は以前にお客様にこのようなことを言われたことがあります。
『明工さんは色々造れるみたいだけど、住宅が本業の会社に比べたら住宅はいまいちなんでしょ?』
最初は言っている意味が分かりませんでしたが、少し深堀してみるとこういった意味があったようです。
『何でも売っているスーパーのお惣菜とんかつよりも、とんかつ専門店が作るとんかつの方が美味しいでしょ?同じように、色々造れる明工さんの家よりも、住宅だけで営業している会社の方が良い物を造っていると言うことでしょう?』
確かにとんかつならば私も同じように思います。
余程とんかつに力を入れているスーパーでない限り、専門店には負けるだろう。
しかし、住宅はそうではないですよね?
というか、実際はまったく逆であると言っておきます。
■一つの方法しか知らないのか、いくつも方法を知っているのか
その一番の理由が、工事に対する知識の差です。
住宅を専門に造っている会社は、住宅を造ることは得意かもしれませんが、その知識量はそれだけにとどまります。
建築は本当に色々な方法や工法がありますが、住宅会社は住宅だけに限られた工法だけの知識で済みます。
しかし、当社のような総合建設業はそれだけではいけません。
住宅も工場も店舗も・・・
どれも同じ工法や方法があり、それらの知識が無ければ仕事になりません。
そういった知識の中から住宅に適した方法、工法を選んで住宅を造っていきます。
これは申し訳ありませんが、多くの住宅会社では出来ません。
なぜなら、彼らは住宅を造る方法だけで商売が出来るので、それ以上の知識を手に入れる必要がないからです。
そういった色々な情報や知識がある環境から、最良としれ選ばれた工法を実施出来る。
これは思っている以上に効果があることなんです。
■そんなことはない?住宅会社も勉強はしているはずだ?
こういったことを言うとそんなことはない!住宅会社も勉強をしているはずだ!!!
なんて言われてしまいそうです。
では、こういった知識の差が生まれた事例を発表します。
それは『発泡断熱工法』です。
色々な種類がありますが、発泡ウレタンとか言えば分かりが良いでしょうか?
この断熱工法は当社でも採用し、今では多くの会社が採用しています。
しかし、たった20年前では採用していない、それどころか採用したら火事になったら燃え移って人殺しになるなんて言われていた素材なんです。
だから、住宅専門会社の多くが採用している木造住宅にはタブーなんて言われていました。
そういった環境でしたが、コンクリート建物や工場などではとても優れた断熱材とされもっと昔から採用されており、実は耐火についてもしっかりとした実績があったのです。
だからそういった知識があった会社さんは、比較的簡単に導入し、ある意味偏った知識しか持っていない会社は採用が遅れている、もしくはまだ採用に躊躇をしている状態です。
一般的に考えたらこんなこと滑稽に映るでしょうが、実際にはこの業界はこんなものです。
ではなぜこういったことが起こるのでしょうか?
■住宅会社は年間に100件の工事を行なえば、全国でもTOPの成績と言える
その原因は住宅会社の工事件数にあります。
ハウスメーカーと言われる全国区で営業している会社さんでは、年間に1000~1万棟程度の施工実績があります。
10年もあれば10億円の施工実績も夢ではありません。
しかし、住宅会社の多くはそんなに実績は無く、年間に数棟程度しか工事を行なっていない会社が過半数を占め、年間に100棟も売れば全国でも有名な会社になれるような状況です。
飲食店などに比べたらまったく少ない数字ですが、住宅一軒の受注単価が高いため、先ほど数棟程度と少し悪意を込めて書きましたが、そんな会社でも売り上げを見たら1億円以上あることが一般的です。
これを飲食業にしてみたら、毎月1000万円程度の売り上げがある状況で、1日にしてみると大体50万円程度の売り上げがあるお店と一緒になります。
飲食業をやったことのある人なら分かると思いますが、1日にコンスタントに50万円稼ぐって結構大変ですよね^^;
平均客単価が1000円のお店だったら、毎日に500人の集客です。
はっきり言って繁盛店ですね。
それがたった数棟の会社で実現出来、しかもそういった会社の従業員数は2~4人程度が普通だったりします。
だから、これだけで十分以上に稼げるんですね。
なので、実はそんなに工事を行なう件数は多くありません。
そこで出てくる問題が先ほどの問題。
『経験不足による知識不足』なんですね^^;
これでは、いくら勉強しても知識や経験は中々つきません。
■これは中小企業だけの問題ではない
ではこれは年間に1億円程度のいわゆる中小企業だけの話でしょうか?
実はこれは大手ハウスメーカーにも言えることです。
大手ハウスメーカーの建築戸数は年間に数千以上もありますが、1拠点で考えるとそんなにありません。
1拠点での工事数で言うと年間に数棟~100棟程度でほとんどの会社が当てはまります。
その中から、工事担当者は年間に数棟~30棟程度受け持つのが一般的です。
ちなみに営業担当者は年間に20棟も売れたらスーパーエースと呼ばれるくらいなので、工事担当者よりももっと経験値は少なくなります。
ハウスメーカーともなれば、横のつながりで情報の共有がありますが、皆さんが思っているほどに活発ではありません。
これはどの業界もそうでしょうが、人件費の抑制のために人員の削減がどの会社でも進んでおり、今ある仕事をこなすことである意味精一杯って状況の会社が多いことも要因にあげられます。
このような背景からどうしても経験値は上がりづらい業界で、その影響で新しいものに取り組むことがどうしても遅くなってしまうのです。
■だからこそ総合建設業
前置きが本当に長くなりましたが、だからこそ総合建設業なんです。
当社は住宅だけの工事を行なっている会社と異なり、年間に数百の工事を請けます。
住宅なんかよりもはるかに大きい工事から、お店の棚板作成工事まで、幅広い工事を請けています。
だから知識も経験も早いスピードで溜まっていきます。
また、取引業者さんも住宅業界の専門化だけではなく、多くの業界の方とお付き合いをさせ頂いております。
その結果、当社で建てる家は、一般的な工務店などのレベルを簡単に超えていると自負しております。
■基準がまったく違うから品質があがる。
また、住宅業界以外の建設業は、違法建築が人命に直結することから、住宅の安全基準を遥かに超えた基準にあります。
当社ではその安全基準を元に施工するので、住宅の基準からしてみたらオーバースペックかもしれません。
しかし、確実に一般住宅に比べ品質が高いのは間違いありません。
■明工で家を建てるとは『高品質の家を手に入れると言うこと』
さて、今回のまとめですが、今日言いたかったのは明工で家を建てると高品質な家を手にいれることになります。
それはデザインとかブランドとかでは語れない部分での高品質です。
そういったお家が欲しい方、ぜひ明工建設でご検討下さい。
では、また!