■安西先生は正しかった・・・!
昨日のバスケットボールワールドカップ見ましたか!?
正直第3クォーターが終わった時点では、負けたなって思っていました。
しかし、選手は諦めていなかった。
第4クォーターで怒涛の逆転劇!
『諦めたらそこで試合終了ですよ・・・?』
そんな声が聞こえてきたかのような逆転劇でした。
そして終わって見たら10点差もの快勝で、このワールドカップで2勝目の大活躍です。
正直バスケは体格が有利に働くスポーツですので、日本人は見劣りするのが事実です。
しかし、それでも立ち向かってそして勝ちをつかみ取る。
私の子供の頃に流行ったバスケ漫画、スラムダンクの主人公チームのように、逆境に立ち向かい頑張っている姿には感動すら覚えました。
やっぱり諦めたら駄目なんですね^^
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さて、諦める繋がりで言うと、皆さん光熱費の高騰。
もう諦めてはいませんか?
戦争や円安によって過去にないくらい燃料価格が上昇しており、それは個人で節約するとかのレベルではないくらいになっています。
だから、もう諦めて高い光熱費を受け入れてしまっている人が多くいると聞いています。
しかし、いいのですか?
『諦めたらそこで試合終了ですよ・・・?』
まだ、諦めるのは早い、まだあわてるような時間じゃない。
この上がり続ける光熱費に抵抗出来る術は沢山あります。
今回は沢山ある中で『太陽光パネル』に焦点を合わせてみたいと思います。
■太陽光発電をもう一度見直してみる
ネットなどの情報では、意味がないとかリスクが多いとか、そもそも元を取れないとか言われている太陽光発電。
確かに10年前の買取額に比べて半分以下になった現在では、売電額で元を取ることはほぼ不可能と言えます。
だからと言って、最近では採用をしない人も増えてきましたが、その太陽光発電をもう一度見直してみましょう。
太陽光発電のメリットは、ほぼメンテナンスフリーで、太陽が出ていれば電気が作れそれを電力会社に売ることで収入を得られることです。
しかし、忘れてはいけないのは住宅用の太陽光発電は余剰買取と言って、発電した電気は基本家で使い、余った電気を売る仕組みになっています。
『この発電した電気は基本家で使う』を最大限に生かしたらどうなるでしょう?
エコキュートや掃除に洗濯、食洗器など、電気量を多く使う物を昼間に使うようにします。
また今の新築は断熱性が良いので、昼間に暖房や冷房で室温を整えておけば、夜にはエアコンを使わなくても良いような生活が出来ます。
なので、勿体ないと思うかもしれませんが、空調は人がいない昼間につけておいて、人がいる夜には消す、もしくは弱く運転をしていきます。
今あげた、給湯、洗濯、食器洗い、エアコンの電気使用量は1日に使う電気代の約30%程度になります。(家庭によって若干異なります)
と言うことは、これらの電気を太陽光発電でまかなえば、月の電気代が30%も安くなることになります。
ちなみにオール電化の住宅の電気の使用量は平均で月に400~600Kw程度になります(地域によって異なります、このデータは静岡県です)
そして、最近の電気代の平均価格が1kw/hで再エネ賦課金などをいれると40円程度。
つまり、大体毎月1.6万円~2.4万円程度の電気代となります。
太陽光を使えばこの額の30%が無くなる、つまり毎月5,000円から7,000円程度、光熱費が安くなる計算になります。
毎月7000円も光熱費が浮けば、年間で8.4万円、35年間つまり住宅ローンの期間で言えば約300万円の光熱費削減になります。
当然35年もすれば、メンテナンス費用が掛かりますので、それを多く見積もって50万円だと見積もっても250万円分の経済効果です。
これを今の太陽光発電の値段なら150万円程度でも出来るので、かなりの経済効果だと言えます。
光熱費高騰を諦める以上に、経済的なメリットまで出てしまうのが太陽光発電と言えるのです。
■20年で太陽光発電はダメになる?その根拠はどこ?
こういった話をすると必ず出てくるのが、『太陽光発電は20年で駄目になる問題』
こういった理論だと、太陽光発電は20年で駄目になり、処分をしなくてはいけない状態になるみたいです。
さて、この20年問題。
その根拠はどこあるのでしょうか?
ちなみに最近人気のあるマキシオンさんのHPにはこのような記載があります。
*マキシオンHPより引用
パネルの保証は40年、機器類の保証は20年となっており、十分住宅ローンの期間よりも長い期間保証がされます。
機器類は20年ですが、先ほど挙げた計算にはこの機器類のメンテンナンスも入れています。
このように責任を持つメーカーが40年も保証するものが、なぜ20年で駄目になると、それも屋根からパネルをおろさなくてはいけない程のことになるのか?
その根拠をしっかりと聞いてみたいです。
それでも私はそういった根拠よりも、責任を持つメーカーが出している保証の根拠を信じます。
■産業用のパネルと混合してしまっている
さて、実は20年の問題を言っている人の大半の理由を実は知っています。
その間違いは、産業用のパネルの実情と混同してしまっていることが原因です。
産業用パネルは今日本全国大量に設置されており、九州地方だとその発電量が九州全体で使う電気量よりも多くなってしまっており、問題になっているくらい大量に設置が進みました。
これは当時の政府が電気の買取額を破格の金額に設定したために、パネルを作れば作るほど儲かると言ったロジックが出来たためでした。
しかし、このロジックには大きな問題があり、実はその高価な買取額は20年間まででそれ以降は金額が未定であるということ。
それでも、このロジックによれば、設置費用を1億円だろうが10億円だろうが使っても、たったの数年で元がとれ、それ以降は勝手にお金が入ってくる、そんな投資家からしたら美味しすぎるロジックなので、飛ぶようにパネルが売れたんです。
さて、本当の問題はこれからです。
20年経ったらこのロジックはどうなるかと言うと、多くの場合が赤字に転じると言われています、また赤字ではなくても利益はほとんど考えられない状況です。
そんなパネルをそのままにしておいても、地所代は掛かるし税金も掛かる。
また、メンテナンス費用や管理費も掛かり続けるのです。
だからそういった投資家が出した答えがこちら。
『20年経ったら処分して更地にしよう』
です。
十分利益が出ている状況で辞めてしまえば、それ以上のリスクもないし、損もありません。
そのまま置いておいても良いのでしょうが、儲からないのであれば、リスクでしかありません。
ですので、20年後にはこの大量に造られたパネルが、大量に処分されることになるんです。
これが真の20年問題と言えます。
この大量に廃棄されるパネルの問題解決は今から考えられており、そのまま再利用する方法や、細かく裁断してリユースする、また安いパネルを求めている海外に輸出するなどの解決方法が検討されています。
しかし、これらのパネルは大量に設置することに重きを置いていて、品質や性能などは2の次のパネルです。
住宅などに使うパネルに比べ品質も能力も劣っている物が多く、本当に再利用が可能なのか疑問が残っています。
このように20年問題、ちなみにスタートは10年前なのであと10年後には発生する問題を、住宅のパネルと混同して理解している人が、問題だと言っているケースがほとんどだと私は感じています。
■産業革命が無い限り光熱費は上がり続ける
さて、最後の話題は『光熱費は上がり続ける』です。
現在高騰している光熱費ですが、もしかしたらいつかは安くなる・・・・
なんて勘違いをしている人はいませんか?
断言しますが、光熱費は今後上がることが当たりまえで、下がることはありえません。
もし下がるとしたら、何かイノベーションと言われるくらいの、エネルギー産業革命が起きない限りありえません。
また、物価も同じです。
物価も上がることがあっても下がることはありません。
もし、そういった状況になった場合、日本にいてはまともな生活が出来なくなるので、海外に出稼ぎに行く人ばかりの国になっています。
その理由は『世界経済はずっと上昇し続ける』からです。
この世の中は日本だけではなく、世界に70億人以上の人が住んでおり、今後はもっともっと増えていきます。
そうなると、その生まれた人が生きていくのに需要が生まれ、それを供給することでどんどん新しくお金が生まれていきます。
ですので、世界の経済は人口が衰退することが無い限り、常に上昇し続けます。
そうなると、お金の価値はどんどん減っていき、今日100円で買えたトマトが10年後には300円ださないと買えない、そんな状況にあります。
お隣の韓国がいい例ですね。
私の子供の頃、韓国では物価が安く、韓国に旅行に行った人達は、何も食べても買っても安いと言って、お金が掛からないけれど満足できる旅行先として人気がありました。
しかし、この数十年韓国の物価は上がっていき、今では日本よりも物価が高い国になっており、むしろ韓国の方が日本の物価が安いと言って旅行にくるようになりました。
韓国では昔ランチで200円もだせばいい物が食べられたのに、今では2000円程度出さないと良い物は食べられないみたいです。
日本では失われた30年と言われ、物価がほとんど上がらなかった時代に、他の国々では順調に物価が上昇し、給料も増えていっていたのです。
さて、その上昇がトマトやランチくらいならいいですが、石油やその他資源も同じように値段が上がります。
だから、光熱費はどんどん上がっていくのはある意味決定事項なんです。
それを短期的にみたら、税金の投入などで価格の上昇を防ぐことが出来ますが、最終的にはそれも無理になっていき、結論上昇し続けるのです。
なので、何か大きな産業革命が起きない限り光熱費は上昇するものと考えなければいけません。
そうなると、先ほどした計算結果はもっと有利な方向に進みます。
もし光熱費が今後1.5倍程度になったとしたら、先ほど言った経済効果は7,000円から10,500円にまで跳ね上がります。
こうなると、もう完全に無視が出来ないレベルの効果と言えます。
■1.5倍何てなるわけない?実はもうなっているんです。
電気代が1.5倍になる。
そんなわけないでしょ?煽りすぎじゃない!?
なんて声が聞こえてきました。
しかし、実際にもう1.5倍になっているって事実知っていましたか?
約20年前の2000年、電気の平均価格は1kw/hで約17円程度でした。
これが統計がとれている2019年のデータだと、約25円です。
この倍率は1.47倍。
つまりほとんど1.5倍と言ってもいいくらいの上昇率なんです。
しかも、これはコロナ前のデータなので、コロナ後のデータではもっと跳ね上がります。
ちなみに20年ではなく10年で言うと、2010年の平均は約20円。
2019年と比較すると1.25倍上がっている結論になります。
このようにちょっとずつ上がっているので気が付かない方も多いですが、実はもうすでに1.5倍程度だったら上がっているのが実情です。
このデータと現在の状況を見て、1.5倍なんて上がらないなんて言えますか?
私は最低1.5倍ですって言ってもおかしくはないとも思っています。
太陽光パネルで作った電気は、燃料の高騰には全く関係の無い、いつでも0円/kwhです。
今後電気代が上がれば上がるほど、太陽光パネルの効果が上がっていくんです。
■まとめ
今回は太陽光パネルの効果を再検討してみました。
この結果、色々な諸問題で上がっている光熱費を緩和してくれる良い素材だと言うことが再認識されました。
また、間違った認識の元に間違った情報も多くあることも再認識出来、多くの方が間違った解釈をしていることも理解出来ます。
その間違った考えから脱却出来たなら、多くの経済効果を生むことが出来ますね^^
今回上げた太陽光パネル以外にも効果がある物はあるので、また機会があればそういった話をしていきたいと思います。
それでは、また!