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【店長流】

住宅に掛かる諸経費の話 #店長流
住宅に掛かる諸経費の話 #店長流

■分かりづらい諸経費の話をまとめていきます。



さて、8月の今日で最終日。

私の子供の頃には8/31と言えば夏休み最終日というイメージがありましたが、私の娘は8/25から学校に行っています。

昔は土曜が半日登校だったりしたので、その時間のしわ寄せが休みの短縮に繋がっているのでしょうか・・・?

そんな話を娘としたら、娘は『24時間TVが終わると、学校だってイメージがある』と言っていました。

24時間TVは今では8月の最終土日に行うみたいで、丁度いい指標になっているみたいです。

たった20年程度の話なのですが、社会は少しづつ変わっていくんだなーって感じた一コマでした。

あ、20年をたったの20年と言えるような歳になった店長です。


*************************


さて、今回のお話は『住宅に掛かる諸経費の話』です。

住宅を買う時って本体価格だけでは買えないって知っていましたか?

色々な会社に行かれている方はご存じでしょうが、まだ考え始めの方は知らない方が多いかと思います。

ネット広告などで、今なら2000万円で家が建てられます!みたいな広告も増えましたので、余計に勘違いされている方が多くなったと感じています。


また、この諸経費が掛かると知っている方での、その内容を知っている人は多くありません。

住宅営業などに、大体この位掛かります~なんて言われて、何となくわかった気になっている人もおおいはず。

ちなみにこの諸経費ですが、知らない人はびっくりするでしょうが、なんと数百万円にも上ります。

この数百万円をしっかりと理解せずに家を建てると、最悪数万円単位で予算が足りないなんてことが起こります。

と言うことで、今回はこの謎に満ち溢れた『諸経費』の話をしていこうと思います。


■諸経費は大きく分けて3種類


まず、この諸経費ですが大きく分けると3種類に分けられます。

その3種類とは・・・・


1、住宅付帯工事


2、土地(敷地)に掛かる経費


3、保険やローンなどに掛かる経費


この3つの種類をまとめて諸経費と言います。

ただ会社によっては、1、住宅付帯工事を付帯工事として、2、土地に掛かる経費を土地費用として計上し、諸経費とは言わない会社もあります。


この辺りは会社によって言い方が違うだけで、結局のところ掛かる費用は変わりませんので、今回はまとめて諸経費とさせて頂きます。

イメージで言うと、『住宅を建てる以外に掛かる経費』といったところです。

まずは、この3つに分けた経費を一つづつ説明していきます。


■住宅付帯工事


まずは住宅付帯工事。

住宅は建てるだけでは人が住めない状態にあります。

例えば家があっても、電気もガスも水道も無ければ住めませんよね?

それでも何とか住む!って言えば住めるのでしょうが、一般的には無理です。

なので、住宅を建てる時には水道や、電気、ガスなどを敷地の外から引っ張ってくる必要があります。

この費用は敷地の形状や広さ、また道路に水道があるのかないのか、下水エリアなのかどうか、電柱が近いのか遠いのかなど色々な条件で金額が当然変わります。

ですので、住宅本体工事として計上することが出来ず、住宅とは別の見積りにて計上されることが一般的です。

これを住宅建築に付帯する工事、つまり『住宅付帯工事』と言います。


この付帯工事は先ほどいった水道や電気など以外にも、色々なものが計上されます。

箇条書きであげていくと・・・



・カーテン工事

・エアコン工事

・シャッター工事

・外構工事

・太陽光発電、蓄電池

・地盤改良工事


などがあげられます。

会社によっては標準仕様としているところもなりますが、この辺りは無くても住めるけれどあると嬉しい。

そんな工事も付帯工事として計上が行われます。



この付帯工事の部分は値段の差が激しく、全くかからない人はほぼ0円で済む方もいますが、掛かる人では1000万円を超えることも少なくありません。

特に水道や下水などは、敷地の広さなどに大きく左右されるので、営業担当者も簡単には金額がだせない項目です。

現地にてしっかりと測量などで調査後やっと出てくる金額になります。

こういった費用も建築本体工事以外に掛かってきます。


■土地(敷地)に掛かる経費


次に土地(敷地)に掛かる経費です。

これは土地を購入する際に掛かる金額はもちろんのこと、今ある土地を利用するときでも費用が掛かります。

代表的に掛かる経費でいうと・・・


・測量費

・土盛り(敷地に土を足す)

・切土(敷地の土を減らす)

・土地購入費

・購入の際の仲介手数料

・解体費用

・購入時や解体時に掛かる登記費用


以上などが経費として考えられます。

付帯工事であげた、地盤改良工事などもここに含まれるのでしょうが、この項目の支払いは不動産屋や司法書士などに払うことが多く、工事業者への支払いは多くないので、こちらでは計上しないでおきました。

この他にもあまり事例がありませんが、土質改良工事や崖条例対応費用なども計上されていきます。


この項目も費用が高くなることが多くあり、測量や土盛りだけで数百万計上したことも過去にあります。

今ある土地に建てる場合は少ない費用になることが多いですが、それでも0円であることはほとんどないので、しっかりと計上をしてから工事に臨みたいところです。


■保険やローンなどに掛かる費用


最後に掛かるのが保険やローンになどに掛かる費用です。

細かいところを言えば、税金なども含まれます。


住宅を取得する際に多くの方が、住宅ローンを利用しますが、住宅ローンを利用する際には多くの経費が掛かります、例を上げると・・・・



1、取り扱い手数料


2、つなぎローン経費


3、ローン保証料


4、印紙代


5、団体保証生命保険料


6、火災保険等



などが掛かります。


借り入れをする金融機関によってバラバラですが、多いところでは100万円以上。

少なくても数十万円は掛かります。


これらの費用は多くの金融機関では、住宅ローンとして借り入れが出来ますが、中には住宅ローンとして認められない場合もあり、その場合は数十万円~100万円以上を現金で支払う必要があります。


中々の大金ですので、この金額も含めローンの検討をお勧めします。



次に掛かる経費は保険関係です。


まず住宅ローンを借りる際には、ほとんどの金融機関で火災保険への加入が義務づけられます。

どういったものでも構わないと言われますのでたった1ヶ月だけでも可能ですが、多くの方が5年や10年などの長期期間での加入をされます。

その方が割引率が高く、安価になる可能性が高いからです。

この保険を5年単位で話しますが、安くて数万円程度、しっかりと保証を付けたり、地震保険なども付けると数十万円の費用です。


また、借りる方が亡くなった際などに住宅ローンの残債がなくなる保険、団体信用生命保険などの加入も求められます。

多くの金融機関では、対応内容が死亡時や重大な病気などに掛かった場合のみ適応される保険に強制的に加入させられます。

ただ、この場合は銀行などは費用負担をする場合が多いので負担はありません。

しかし、フラット35の場合は金利を上乗せされたり、がんの特約などを希望する場合は費用が上がります。

これらの多くはローンでの対応が可能ですが、費用増であることを忘れてはいけません。


あと、つなぎローンといった経費も忘れてはいけません。


多くの住宅会社では、住宅の支払いを3~4回に分けて頂くケースが多く、当社でも4回に分けての支払いをお願いしています。

その支払い分をつなぎローンで対応して頂きますが、この費用は10~数十万円と意外に高額になります。

借りる額によって変わるので、一概に言えませんが、結構な高額になっていきます。

ですので、この費用も忘れずに形状が必要です。



最後に忘れてはいけないのが、『登記費用』


土地の際にも、項目だけは説明しましたが、土地を買ったり、家を建てたり、逆に壊したりする場合には国に登録をすることで、新しく建てた家の所有者を証明したりする登記と言う作業が必要になります。

一応個人でも申請は出来ますが、一般的には難しい作業なので、専門家、ここで言うと、土地家屋調査士、司法書士の先生方に依頼することになります。

また登録する際にも税金が掛かり、これらの費用と先生方への費用で合計数十万円掛かります。

これも家や土地の規模などで変わるので一概に言えませんが、50万円程度は見ておいた方が無難です。



■まとめると数百万円はくだらない



以上の3種類の諸経費をまとめていくと、多くても少なくても数百万円と言う費用が掛かってきます。

個人的な経験では多い方で1000万円以上、少なくても100万円程度は掛かっているのが現状です。

こういった費用が掛かることを忘れると、下手したら家が建てられない!なんて事態にもなります。

そうならないように、建築前にしっかりとした計画を立てていきたいですね^^


また、しっかりと計画をしても、何か予想しえない問題が起きるのも住宅建築の特徴。

こういったことからの資金については、ギリギリではなく少し余裕をもって臨みたいですね。

それでは今回はここまで。

では!また。