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8/19.20で見学会があります。
ぜひご見学ください。
詳細はこちらから
https://www.meiko-gr.jp/topics/?mode=detail&article=143
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長いようであっという間の夏休みが終わり、本日から仕事始めです。
とは言っても、大量のメールの処理などから始まり、本日明日はほぼ仕事になりません^^;
また、明後日からの見学会もあり、バタバタした週末になりそうです。
あ、夏バテして食欲がました店長です。
さて、本日は多くの方が騙されている、住宅業界の嘘の話をしたいと思います。
その嘘とは「窓が多い家でも暑くない!」です。
色々な会社がそういった文句を元に住宅を売っています。
でもこれって真っ赤な嘘です。
え?
大手のハウスメーカーも言っていることだから嘘な訳が無い?
お前の方が嘘つきだ!
・・・・・
そんな風に言われると思っていますので、今回は理系の方なら瞬で分かるような説明で、この事実をお伝えしたいと思います。
■そもそも窓があるとなぜ暑くなるのでしょう?
まずはそもそも論ですが、なぜ窓があると暑くなるのでしょうか?
答えは簡単で、日光が入ってくることと、ガラスが熱を伝えやすいので、外の熱い熱を伝えてしまうからです。
だから、暑い家にしたくなければ、どこかの会社もTVCMで言っていたように、窓を無くせばいいんです。
そうすれば、日光も入りませんし、ガラスから熱が伝わることもありません。
しかし、それでは生きづらいし、そもそも今の建築基準法では光を室内に取り入れることが義務付けられているのでそんな家は建てられません。
なので、窓は絶対に必要なのです。
という前提を話したところで、本題に入ります。
実は熱を伝えるガラスは、性能の良いガラスを使えば、ほとんど熱を伝えなくすることも出来ます。
今は2枚ガラスが主流ですが、それを3枚や4枚にして、尚且つ遮熱のフィルムを貼ればほとんど熱を伝えなくなります。
しかし、それでも絶対に家は暑くなります。
それはなぜでしょうか?
■日光のエネルギーはすさまじい
その原因は「日光」にあります。
窓をどれだけ断熱しても、日光は家の中に入ります。
それが目的で窓を設置しているので当たり前な話ですが、家中いっぱいの窓なんて採用すれば、もう解放感も明るさも抜群です。
そういった家が欲しくて、窓がいっぱいの家を欲しがる人も多くいます。
しかし、この日光というのがかなりの曲者で、実はかなりのエネルギーを持っています。
例えになるか分かりませんが、そのエネルギーの凄さを示す値が、世界の平均気温で約15℃くらいと言われている値です。
たったの15℃?
なんて思われるかもしれませんが、もし太陽がなければ、そもそも地球の温度はマイナス-240℃程度になることを忘れてはいけません。
それを15℃まで上げているということは、-240℃に15℃を足せば、約255℃程度地球の温度を上げていることになります。
実際には地球自身の熱もあるので、日光だけで暖まっているわけではありませんが、我々がいる地表を暖めているのはほとんどが日光です。
そんな凄いエネルギーを持った日光が入ってくるのに、暑くならないわけがありません。
■都合よく明りだけをとることなんて出来ない。
そんなことを言うと、「光から熱だけ防いで明りだけをとればいいじゃん?」なんてことを言う人もいるかもしれません。
もしかすると、そんなことを住宅営業に言われている人もいるかもしれません。
ここで理系の方に質問です。
そんな都合よく、明りとエネルギーを分離することって出来ると思いますか???
答えはNoですよね^^
光はある意味エネルギーの塊で、紫外線から赤外線まで多くのエネルギーを有しています。
紫外線は人の皮膚をやけどさせるほどの強いエネルギーをもっていますし、赤外線は遠赤外線効果って聞いたことがあると思いますが、人体を直接暖める効果があります。
周波数的にどれかを防ぐことは出来ますが、全部を防ぐことは不可能。
正確には可能なのですが、そうなると真っ暗にするしかないので、窓の意味がないのです^^;
明りがあるということは、確実にエネルギーを取り入れていると言うことです。
ですので、大きな窓や数多くの窓を採用すれば、確実に家に多くのエネルギーを取り入れていく事になります。
■ではなぜ、そういった家でも涼しいのか?
ここまで聞いて、疑問に思う人もいるかもしれません。
先日に行った、家中窓だらけの住宅展示場。
全く暑くなかったんだけど?やっぱり光を入れても暑くしないことって出来るんじゃないの???
ではそういった経験をしたことがある人に質問です。
その展示場ってエアコンが稼働していませんでしたか?
もしくは全館空調や、それに代わる温度を冷やすものがあったはずです。
そう、答えは「冷房」なのです。
冷房機器の性能向上や、正しい冷房計画をもってすれば、どれだけ窓があっても、どれだけ大きくても家を涼しくすることが出来ます。
これは何十年前では考えられなかったことです。
文明の進歩って本当に凄いですよね^^
さて、ではここで質問です。
その家を冷やす機械。
どれだけのエネルギーを使っているのでしょうか???
■窓が無い方が絶対にエネルギーは少なくて済む
答えは分からないと思いますし、私も正確には言うことが出来ません。
しかし、単純な話ですが、窓が多い家と少ない家。
どちらの方がエネルギーを使わずに、涼しくすることが出来ると思いますか?
答えは簡単ですね。
断熱やその他の内容が同じ家だとしたら、窓が少ない方が絶対にエネルギーを使わないんです。
だから、ここである矛盾に辿り着きます。
窓が多い家でも暑くない!
でもそれってエネルギーを多く使うことになる。
しかし、暑くない家が欲しい人は、エネルギーを少なくしたいから、もともと暑くない家を欲しいという人が多くいます。
だから、解放のために窓が多くしたとしても、それでも暑くない家が欲しいんです。
決して、エネルギーを駄々洩れにする家が欲しい訳ではないのです。
これが、今の窓が多い家の事実になります。
■涼しい=高エネルギーハウスだと認識するべき
ここまでの話は理系の方なら理解出来たと思います。
物理的に、光を多く取り込む家は高エネルギーハウスになるのは当然です。
それを冷やすのには多くのエネルギーを使うんです。
それでも良いって人だけに与えられる称号。
それが・・・・
「窓が多くても、大きくても、この家は涼しい家!の家主」
の称号です^^;
多くのエネルギーを使うことをいとわない方のみがたどり着ける称号です。
当然、そんな環境が良い訳はないので、こういったことを推奨するハウスメーカーは合わせて、太陽光発電や蓄電池を推奨します。
エネルギーを創電することで、実際に使っているエネルギーの総量をごまかすための施策です。
そうすることによって、自分はエネルギーを使っていないと錯覚をさせ、実はかなりのエネルギー使用者であることを認識させないのです。
別に人がどれだけのエネルギーを使おうが勝手ですし、お金が沢山ある方なら、気にもならないでしょう。
それよりも、解放感たっぷりなのに涼しくて暖かい、窓だらけの家に住むことを選ぶのでしょう。
それがお金持ちのステータスなのかもしれません。
・・・・
ちょっと言い過ぎました。
■まとめ
今回あまりにもこの嘘がはびこっているので、ちょっと記事にしたくてさせて頂きました。
窓が多い家は、暑いんです。
幸い冬が暖かいかもしれませんが^^;
その暑い家をエネルギーをたっぷりと使って涼しくしているだけ。
だから嘘ではないのかもしれませんが、隠していることがあるんじゃないでしょうか?と言いたいです。
その方法が間違いだとは言いませんが、個人的にはおかしい理論だと思っています。
今回の内容な理系の方なら分かってくれると思います。
なので、周りの文系の方が分からなかったらぜひ教えてあげてください^^
頑張れ!理系!!!
では、また!