おかげさまです。
今日は、失敗しない業者の選び方です。
土地が見つかったら、次は業者選び。
ただ、業者の数が多いので業者選びも大変です。
私の住んでる静岡県で建築業の許可業者は4,574社(2017年3月)あります。
内訳は個人が1,269・法人が3,169社になります。
人口は2022年2月時点で359万6643人ですから、786人に1社の業者があるんですね。
だから、業者選びは大変なんです。
例えば、外食するとしましょう。
その時、予算、好み、用途、人数などわからないとお店が決められませんよね。
また、好みもあります。
中華料理、日本料理、フランス料理、イタリア料理などいろいろあります。
そして、誰とどういう目的で食事をするのか。
家も同様です。
それぞれの条件を決めないと、どの業者がふさわしいかわかりません。
工務店と一口に言っても、それぞれ特徴が違います。
材料、技術、デザインにこだわる。
アフターメンテナンスに力を入れている
また、とにかく安い。
など色々あります。
では、どういう風にそれを見分けたらいいのか?
一つは、その業者さんの特徴を知ることですね。
それから二つ目は、企業としての安定感です。
どちらかと言うと、小さいところほど潰れにくい。
その町で何代にも渡って工務店をやっている所は比較的安心です。
ちなみに当社、明工建設は、創業1971年ですので安心できます。
なぜなら、OBのお客様がたくさんいるからでもあります。
新築の需要がなくてもリフォームの仕事があります。
また、地域密着でお仕事の依頼をいただきますので、
広告宣伝などはあまりしないので、余分な経費もかかりません。
逆にいえることは、たくさんの営業マンがいて、派手に宣伝しているところは要注意かもしれません。
では、業者を選ぶ際のポイントを話します。
まずは、施工体制です。
どういうチーム体制化がチェックポイントです。
すべて下請け任せなのか?
また、その下請けは工事の都度いろんな業者を引っ張ってきているのか?
もしそうなら、寄せ集めですから元請けがしっかりしていないとミスが起きやすくなります。
それとも、決まったチームがあり、家の特徴にあわせて編成しているか?
そうであれば、チームが決まっているなら、伝達もスムーズなのでミスも起き難いですね。
と言うことで、施工体制は確かめてください。
現場監督の有無、進捗状況にあわせたチェック体制、現場状況の遠隔管理システムが導入されているかなど、etc・・・
次のチェックポイントは、聞き取り能力です。
幸せな生活を送るには、言葉にならない部分を聞き取ってくれなければいけません。
聞き取り能力に長けた人でないと、満足のいく家にならないです。
どの業者さんも、要望は聞いてくれます。
でも、要望を聞くということは、要望を伝えないと実現できないわけです。
だから、あなたが言わないことを聞き出して、それを叶えてくれなければいけません。
それには、聞く能力がないと出来ないですよね。
それは、まるで深い井戸から水をくみ上げるようなものです。
残念ながら、多くの場合、具体的な質問しかしません。
何坪くらいをご希望ですか?
部屋数はいくつ必要ですか?
リビングは何畳くらい?
どんな設備が必要ですか?
キッチンは対面式ですか?
こんな質問では、決まったプランしか出てこないでしょう。
しかし、普段の生活スタイルを細かく聞くなら、それにふさわしい空間が浮かんできます。
プロだからその生活をサポートするプランが描けるわけです。
例えば、何時に起きて、どういう行動を取っているか?
何に興味があって、どういう交友関係は?
何人ぐらい遊びに来て滞在時間がどうか?
滞在時はどういうことをして過ごすのか?
料理であれば、どういうお買物をし、どのように調理し、片付けはどうしているか?
また、そもそも料理は好きか?
そんな普通の日常生活を聞いてくれる人なら、よりふさわしいプランが出来ます。
建物より生活に焦点をあわせた質問が重要です。
だから、日常生活を聞き取る能力がある人を選んで下さい。
次のポイントは、建築中の現場を見ることです。
見学会で見る建物ではなく、普段の現場を見て下さい。
そうするなら、真実が見えてきます。
常に現場が整理整頓されている。
職人の態度がいい。
服装もきちっとしている。
言葉遣いも丁寧。
こういうところだと安心できますよね。
これは、職人の質も関係してきます。
「仕事さえできればいいんだ」
という人は、たいした仕事はできません。
実際、腕に自信のある人は、人間的にも優れた人が多いです。
礼儀正しいですし、ちゃんと掃除もします。
普段の現場は必ず見てチェックしてくださいね。
それから、最も重要なチェックポイントとして、代表者の人間性があります。
何か問題が起きた時、どう対応するか?
特に、万が一の時にきちっと責任を取れるのか、ちゃんと対応できるか?
それは、人間性にもよります。
普通の時は、皆まともなんです。
しかし、問題が起きた時の対応は人それぞれです。
不祥事を起こした時の謝罪会見が良い例です。
では、人間性を知るにはどうしたらいいか?
それは、不意をつくことです。
お客様の立場では、本音が出ません。
例えば、その会社に物を売りに行きました。
そうすると、お客様じゃないから本音で対応するわけです。
けんもほろろに帰れと言う人。
居留守を使う人。
色々いるわけです。
セールスにいけば、長く付き合わなくても本当の人間性が分かります。
要するにその会社の取引先に連絡して情報を聞くこともありかもしれません。
お金の支払い状況や、その会社の社長はどんな人なのかとか・・・・
私も決して褒められる人間ではありませんが、お客様の家づくりには、誰よりも真面目に取り組むことは出来ています。
次のチェックポイントは、仕事に対する熱意です。
それには、代表者と話をすることです。
じっくり話をすると、仕事に取り組む姿勢や情熱が伝わってきます。
本気でやっている人。
仕事としてやっている人。
嫌々やっている人。
仕事への取り組み方が仕事に表れてきます。
魂をこめた家とそうでない家は全然違います。
人間性は建物に出てきます。
大切なことは、建物ではなく人に焦点を合わせて業者を選んでくださいね。
今日は、業者選びのポイントを話しました。
最も重要なことは、代表者の人間性です。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。