おかげ様です。
繰上返済は、「早期」に「期間短縮」で! 盲目的に、このように考えている方が結構います。
「期間短縮型」と「返済額軽減型」を簡単に整理します。 どちらも「元金」の一部繰上げ返済である
事は同じです。 ■---期間短縮型 「期間短縮型」の特徴は・・・ ・返済回数:減少する ・返済月額:
変わらない。
下図は、期間短縮型のイメージです 黄色部分が元金 緑色部分が利息です。
(通常イメージとは上下を逆にしています) 繰上返済とは 元金に対する「一部繰上返済」の事です。
期間短縮型は 元金部分(紺色)に充当します。
200万円を繰上返済する場合は 元金の整数回次分に充当します。
※整数回次とは? 元利均等返済は、毎回、返済額は同じです。
「元金」と「利息」は、1円単位で毎回異なります。 200万円ピッタリにはなりません。
故に、200万円に一番近い整数回次分に充当します。
整数回次の元金充当部分の「利息」は返済不要となります。
結果、「整数回次分の期間」が短縮されます。 毎月の返済額に変化はありません!
|
■---返済額軽減型 「返済額軽減型」の特徴は・・ 返済回数:変わらない 返済月額:減少する。
下図は、「返済額軽減型」のイメージです。 繰上返済後に新残高で返済額を再計算します。
どちらも「手元資金」を拠出する点は同じです。
資金に余裕の無い人は、慎重に検討する必要があります。
■ひと昔前は・・・ その昔、金利が高かった頃・・
「兎に角早く!期間短短縮型で!」 が常識でした。
平成10年頃は 「期間短縮型」一本やりでした。
低金利時代の始まりの頃 約3%前後でした。
3500万円を借りると 返済月額:134,697円 総返済額:56,572,801円 利息総額:21,572,801円
驚きの金額です。 (@_@) この借入に対して 繰上返済(期間短縮):200万円を行うと・・
■ 10年後、住宅ローン減税の還付額で繰上返済を行う
返済期間:2年6ケ月短縮 利息軽減:約205万円 これを・・
■25年後、退職時に行うと 返済期間:1年7ケ月短縮 利息軽減:約62万円
早い方が効果が高い事が歴然です。
しかも、当時は 「60歳退職」は、年金は「65歳~」という時代でした。
60歳退職後 65歳まで「無年金」(無収入)が想定された時代でした。
当時の返済計画は ・退職年齢までに繰上返済で「残債」を減少させる ・退職金で「一括精算」する。
そのような考え方が主でした。 ■---今は、超低金利!!
しかも、60歳退職後も「再雇用義務化」により「無収入」ではない!
「再雇用義務化」がなければ・・・(-_-;)
■超低金利の現在・・ 金利:1%とすると 借入額:3500万円 返済月額:98,799円 総返済額:
41,495,820円 利息総額: 6,495,820円 金利:3%と比較すると
総返済額:ー15,076,981円 これもビックリですね!
この低金利の時代に「繰上返済」をする
■10年後、200万円を繰上返済すると・・ 返済期間:2年1ケ月短縮 利息軽減:約52万円
■25年後。200万円を繰上返済すると・・ 返済期間:1年10ケ月 利息軽減:約19万円
差は、期間:ー3ケ月、利息:ー33万円 早い方が確かに数字上は有利です!
しかし、急ぐ必要があるでしょうか? ローン返済開始から10年、子供の教育費も嵩む時期です。
手元資金を拠出した為に あらたな借入をする事は得策ではありません。
金利が低いという事は 返済額が低いという有利な点があります!
しかし、繰上返済を資産運用と考えると その「投資効果」は低い! と言えます。
急ぐ必要性を感じないというのが正直な感想です。
合わせて検討したのが 「返済額軽減型」で、来月から返済額が減額される効果です。
期間を短縮すべきか? 返済額を減額すべきか? その時の状況に合わせて検討するべきと思います。
追伸・・・
現在は、10年から13年間は、住宅ローン減税を受けられる方が多いです。
ざっくりな話になりますが、年間で20万円ぐらいの控除になるイメージです。
もちろんそのお金を10年~13年貯めていれば、200万円のお金が貯まりそれを繰り上げ返済にあてることもできます。
私がご提案することは、その年間20万円くらいのお金を確定拠出年金,DCやIDECOなどにあてることをおすすめしたいです。
理由は、住宅ローン金利が低いことと、ご存知の方も多いと思いますが、DCなどの掛け金分は、年間所得総額から控除されますので
計算上所得税控除と社会保障費の控除された分を貯蓄とすることになるのです。年間20万円かけるのであれば、その2割の≒4万円が得になります。
金利が安い時期は、お金に仕事してもらうこと考えましょう。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。
繰上返済は、「早期」に「期間短縮」で! 盲目的に、このように考えている方が結構います。
「期間短縮型」と「返済額軽減型」を簡単に整理します。 どちらも「元金」の一部繰上げ返済である
事は同じです。 ■---期間短縮型 「期間短縮型」の特徴は・・・ ・返済回数:減少する ・返済月額:
変わらない。
下図は、期間短縮型のイメージです 黄色部分が元金 緑色部分が利息です。
(通常イメージとは上下を逆にしています) 繰上返済とは 元金に対する「一部繰上返済」の事です。
期間短縮型は 元金部分(紺色)に充当します。
200万円を繰上返済する場合は 元金の整数回次分に充当します。
※整数回次とは? 元利均等返済は、毎回、返済額は同じです。
「元金」と「利息」は、1円単位で毎回異なります。 200万円ピッタリにはなりません。
故に、200万円に一番近い整数回次分に充当します。
整数回次の元金充当部分の「利息」は返済不要となります。
結果、「整数回次分の期間」が短縮されます。 毎月の返済額に変化はありません!
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■---返済額軽減型 「返済額軽減型」の特徴は・・ 返済回数:変わらない 返済月額:減少する。
下図は、「返済額軽減型」のイメージです。 繰上返済後に新残高で返済額を再計算します。
どちらも「手元資金」を拠出する点は同じです。
資金に余裕の無い人は、慎重に検討する必要があります。
■ひと昔前は・・・ その昔、金利が高かった頃・・
「兎に角早く!期間短短縮型で!」 が常識でした。
平成10年頃は 「期間短縮型」一本やりでした。
低金利時代の始まりの頃 約3%前後でした。
3500万円を借りると 返済月額:134,697円 総返済額:56,572,801円 利息総額:21,572,801円
驚きの金額です。 (@_@) この借入に対して 繰上返済(期間短縮):200万円を行うと・・
■ 10年後、住宅ローン減税の還付額で繰上返済を行う
返済期間:2年6ケ月短縮 利息軽減:約205万円 これを・・
■25年後、退職時に行うと 返済期間:1年7ケ月短縮 利息軽減:約62万円
早い方が効果が高い事が歴然です。
しかも、当時は 「60歳退職」は、年金は「65歳~」という時代でした。
60歳退職後 65歳まで「無年金」(無収入)が想定された時代でした。
当時の返済計画は ・退職年齢までに繰上返済で「残債」を減少させる ・退職金で「一括精算」する。
そのような考え方が主でした。 ■---今は、超低金利!!
しかも、60歳退職後も「再雇用義務化」により「無収入」ではない!
「再雇用義務化」がなければ・・・(-_-;)
■超低金利の現在・・ 金利:1%とすると 借入額:3500万円 返済月額:98,799円 総返済額:
41,495,820円 利息総額: 6,495,820円 金利:3%と比較すると
総返済額:ー15,076,981円 これもビックリですね!
この低金利の時代に「繰上返済」をする
■10年後、200万円を繰上返済すると・・ 返済期間:2年1ケ月短縮 利息軽減:約52万円
■25年後。200万円を繰上返済すると・・ 返済期間:1年10ケ月 利息軽減:約19万円
差は、期間:ー3ケ月、利息:ー33万円 早い方が確かに数字上は有利です!
しかし、急ぐ必要があるでしょうか? ローン返済開始から10年、子供の教育費も嵩む時期です。
手元資金を拠出した為に あらたな借入をする事は得策ではありません。
金利が低いという事は 返済額が低いという有利な点があります!
しかし、繰上返済を資産運用と考えると その「投資効果」は低い! と言えます。
急ぐ必要性を感じないというのが正直な感想です。
合わせて検討したのが 「返済額軽減型」で、来月から返済額が減額される効果です。
期間を短縮すべきか? 返済額を減額すべきか? その時の状況に合わせて検討するべきと思います。
追伸・・・
現在は、10年から13年間は、住宅ローン減税を受けられる方が多いです。
ざっくりな話になりますが、年間で20万円ぐらいの控除になるイメージです。
もちろんそのお金を10年~13年貯めていれば、200万円のお金が貯まりそれを繰り上げ返済にあてることもできます。
私がご提案することは、その年間20万円くらいのお金を確定拠出年金,DCやIDECOなどにあてることをおすすめしたいです。
理由は、住宅ローン金利が低いことと、ご存知の方も多いと思いますが、DCなどの掛け金分は、年間所得総額から控除されますので
計算上所得税控除と社会保障費の控除された分を貯蓄とすることになるのです。年間20万円かけるのであれば、その2割の≒4万円が得になります。
金利が安い時期は、お金に仕事してもらうこと考えましょう。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。