こんにちは
一級建築士の仁藤です。
これから家を購入される予定の方は確実に今のお住まいの家の広さを調べてください。(認知してください)
今の広さをわからないままに新しい家づくりをすると失敗する可能性があるということです。
広さはだけ考えたら狭いより広けりゃじゃいいじゃんと思われる方もいるとおもいますが?
実は家の価値は、そこではないのです。
ではどんな家を建てればいいのかといいますと、今後の法律改正を知った上での家づくりをしなければいけないのです。
建物の法律というと、建築基準法になります。確認申請の提出、受理されて初めて工事が着工できるわけです。
その後工事が完成してから完成検査を受け完成検査済証が発行されるわけです。
基本的にはこの時点で、その建物が公の承認を得ていることにはなります。
しかし数年後に建築するための法律が、変わった場合はどうでしょう。
法律変更後は、旧法律上での建物は不適格建築物(今の法律には適していないもの)になってしまうのです。
法律は変わっていくものだからやむ負えないと思われるかもしれませんが
その法律変更の時期がわかっていたらいかがでしょうか。
例えば、断熱等級もそうです。2030年からは断熱等級5(ZEH相当)のもの以外は建てれなくなるのです。
現在は断熱等級4未満でも建てれます。
それは現在の法律上では、適合建築物にはなりますが、7年後には不適格建築物になってしまうということなのです。
2030年までに、その家を売却してしまう方は問題ないかもしれませんが?
現在の法律では、落第の烙印をおされたものは価値が低いですよね。
家づくりを始める方は、家の大きさ、間取りも大事ですが、法律の改正もわかっていてその対処法をわかっている会社さんと
家づくり進めたほうが良いかもしれません。
もちろんお施主様が納得の上、現行基準で建築することは大丈夫です。ようするにそのような説明があるか、ないかです。
家の価値が下がらない仕様をとりいれることが、大前提なのです。
そのための予算を確認したあとでも、家の大きさや間取りのことを決めていきましょう。
ご縁を大切に唯一無二の家づくり
お陰様でありがとうございます。