こんにちは
一級建築士の仁藤です。
先ほど京都在住の方からのご質問いただきました。
内容は↓
施工エリア外からの突然の質問失礼します。エクリアについて、「省令準耐火仕様」が取得出来ないため、火災保険料が高額になると聞いたことがあるのですが事実なのでしょうか。ご教授願えますでしょうか。
先ほどお答えしました内容をご紹介します。
当社の場合はエクリアを使っても省令準耐火はできます。
もちろん価格は上がります。その価格と保険料の差額をご確認いただくほうが良いです。
デメリットとしては、エクリアを使った正圧の空気環境をつくることにおいて
基本的にはダクトレスを前提としているので、ダクトは付けません。
ただし省令準耐火にする場合は、一階の天井裏を区画で仕切る壁を付けなくてはならないこともあります。
その場合の貫通部は、防火ダンパーを設けた貫通孔(ダクト)を設置することになります。
ここで問題なのが、空気の流れを弱める可能性があるのです。
その結果とすると二階の部屋間でも温度ムラなどの原因になったりします。
でもそれ以上に厄介なことは、これはダクト式換気システム全般に言えることですが、
消費電力が増えるということです。
当社が設置する仕組みは、使用電力量は、エアコン稼働も含めて500Wh前後ですが、
ダクト式を採用した場合は、1.5kWhにもなります。
要するに使用電力量が増えてしまいますので、ダクト式を使っての省令準耐火工法はあまりおすすめできないかもしれません。
第三種換気システムの場合では、その心配はありませんが、暮らし方での快適性にデメリットを感じる方もいるかもしれません。
火災保険が安くなっても、暮らし方が不自由になったり、そもそも月々の電気代が高くなったりしたら本末転倒です。
優先順位は、省令準耐火よりも耐震等級3として地震保険を減額することと、オール電化住宅で火災保険が安くなるプランもありますので
保険屋さんとご相談ください。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
お陰様でありがとうございます。
追伸・・・定額制で自由設計のスマートハウスもご案内できるようになりましたので、
詳細は仁藤までお尋ねください。
例 30坪の自由設計2階建てスマートハウス コミコミ1840万円(税別) TVアンテナ・カーテン照明・第一種換気システム・制振ダンパー・魔法瓶断熱・トイレ2か所・オール電化住宅etc・・・