■住宅ローンなんて怖くありません!
住宅ローンアドバイザー 店長です。
色々と忙しく過ごしていたら、あっという間に12月です。
しかも12月は師走と言うくらい早くすぎていきますから、今年も本当にあと少しなんですよね。
振り返ると色々あった1年でしたが、その振り返りはまた今度として、今日は住宅ローンの話をしていきます。
今回の記事を読めば、住宅ローンへの不安が圧倒的に解消されます^^
期待してお読みください。
■住宅ローンの不安は様々?
まず、住宅ローンの不安ですが、皆様はどういった不安を抱えていますか?
審査が通るか不安。
将来の金利の動向が不安。
団信の種類の選択が不安。
銀行選びに失敗しないか不安。
などなど色んな不安の種類があるかと思います。
でも、これらが本当の不安なんでしょうか?
例えば、上記に上げたものを解消していってみます。
審査が通るか不安→審査に通った!
将来の金利の動向が不安→全期間固定金利で安心!
団信の種類の選択が不安→誰が見ても自分にあった団信に入れた!
銀行選びに不安→数十社選定し、最も充実していて最も安定している銀行が見つけられた!
どうでしょうか?
もし、これらの心配が解決したとして、あなたの不安は取り除けたでしょうか?
・・・・・
きっとまだ残ってますよね不安?
その理由は簡単で、実は今あげたものやそれ以外の不安も実はまったく根拠をついていない不安だからです。
だから解決してもしても不安は消えません。
ここでこの問題を解決出来たまったく別の話のケースの話をしたいと思います。
■大学生時代の家庭教師での話
大学生時代、私はアルバイトでしたが家庭教師をしていました。
教え子の中学2年生のAさんは、テストの成績が芳しくなく、色々な塾に行ってみたのですが、それでも向上しなかったということで家庭教師を依頼された子でした。
しかし、私がAさんの実力を測るテストをした際には、テストの結果程度の実力ではなく、むしろ出来る方の実力があることが分かりました。
この結果に違和感を覚えていましたが、私もまだ学生でかつアルバイトだったので、通常のプログラムをこなすだけの授業を行っていました。
そして、私が担当してから初めてのテストを迎えます。
出た結果は・・・・なんと前回よりも順位が下がっている・・・・
家庭教師として、親御さんからすごい剣幕で問い詰められたのを覚えています。
しかし、Aさんがまだ続けたいと言ってくれたおかげで、家庭教師が続いていきます。
そして数か月後の期末テストの2週間前テスト週間と言われる期間に入ります。
私は前回の結果になった理由を知るために、どのようにテスト勉強をしているのかを確認させてもらいました。
結論から言うと、テストの結果が悪い理由はその勉強方法にありました。
■不安から全てを勉強してしまう
その勉強方法とは、全ての教科の全ての教科書のテスト範囲全て再度勉強するといった方法です。
国語、数学、理科、社会、英語、音楽、家庭科、技術、美術、保険体育と全ての教科で行っていたのです。
それをたった2週間で行うと・・・・
時間がまったく足りないのは明白です。
Aさんはそれを中1からずっと続けていたようで、時間は掛けていても内容ではテスト勉強不足となっていたのが成績が上がらない原因でした。
私はその方式をとっているAさんに、なぜそのようにするのか聞いてみました。
その答えは「不安」からくるものでした。
Aさんは慎重すぎるほど慎重な子で、テスト勉強も隅から隅までやらないと、もしここが出たらどうしようとか、これやっておかないと出たら後悔するとか・・・・
そんな感情から全ての教科を隅々まで勉強する方式をとっていたのです。
それでも不安で不安で、夜遅くまで時間いっぱい勉強をするので寝不足になり、テスト中にうとうとしてしまってこともあるとのことでした。
それではテストの結果が良くなるわけがありません。
そこでまず私はAさんの学校で使っているノートを見せてもらいました。
そのノートは、隅から隅までびっしり書き込まれており、先生の言ったことや教科書の写しまで書き込まれておりました。
また、教科書も見せてもらいます。
すると赤ペンで重要なところをマーカーしていたのですが、ほぼ全てに赤ペンが引かれ、無いところの方が少ないくらいの状況。
こういったやりとりで私はひとつの解決方法を見つけます。
それが・・・・
「友人のノートで勉強をする」
です。
■テスト勉強の本質はテストで良い点を取ること
色々な異論はあるかもしれませんが、テスト勉強の本質はテストで良い点をとることになります。
それが叶わないなら勉強の意味がないとまで言えます(基礎学習にはなるので無駄とは言いません)
なので、Aさんには本当の意味でのテスト勉強をしてもらいました。
その方法が「友人のノートで勉強をする」です。
Aさんには、毎回テストで総合10位以内にいるくらい良い結果を出している友人がいました。
私はその子にノートを貸してもらい、写させてもらうようにお願いしてもらいました。
すると友人は快くノートを貸してくれたみたいで、私はそのノート確か5教科分だったと思いますが、全てコピーをさせてもらいました。
そして、そのコピーをAさんに渡し、Aさんにさせたテスト勉強はひたすらそのノートを写すことです。
ただ単に写させました。
文字の大きさや使っているマーカーの色までも純粋に写させました。
それでも、その友人のノートはとても良くまとまっており、尚且つ空白も多く1ページ写すのに、2~3分程度で出来る本当に良いノートでした。
なので、Aさんには1日に10ページ5教科写しをさせ、部活がある日は2教科だけ、日曜日は好きなことして遊び、残り時間は寝るように伝えました。
1教科のテスト範囲は友人のノートだと大体20~30ページくらいの容量でしたので、2週間あると3~4週程度は写しが終わります。
しかし、その過程に彼女はとても不安がっていました。
それもそのはずで、今までのテスト勉強の1/3の時間も行っておらず、こんなことで結果がでるのか不安だと言っていました。
テストの結果が出るまでは・・・・
■学年7位の結果に涙
その結果はなんと学年7位!
昔は今と違い学年とクラスの両方の順位が出るようになっており、学年で7位、クラスでは2位の結果でした、順位でいうと200位以上のジャンプアップです。
テスト結果を見たAさんも、親御さんも涙を流して喜んでくれたみたいです。
私にも何度も何度も感謝の言葉を頂きました。
結果を出したのはAさんですし、ノートを貸してくれた友人のお陰なので私の力ではありませんが、嬉しかったのを覚えています。
その後はAさんのノートの取り方の指導や、なぜ今回の結果になったのかを指導して、私の家庭教師の期限は終わりました。
次のテストもかなりの上位だったと、会社を通して聞くことが出来ましたので、Aさんはきっとその後も良い結果を出していったのだと思います。
■結果が出たのは本質だけに特化したから
さて、この結果をもたらしたのが、本質についての行動を起こしたことにあります。
今回はテストの結果を良くすることが本質でした。
Aさんは勉強が出来ないわけではなく、テストの勉強のやり方が間違っていただけ、だったらテストに特化した勉強をしてもその後の勉学には問題ないと判断しました。
なので、友人のノートをひたすら写させます、それは教科書や参考書を使う勉強の何十倍もの価値があります。
理由は中学生のテストは授業で行ったことしか出ないことにあります。(私立校は分かりませんが)
その授業は教科書を隅から隅まで伝えるのでなく、教科書の必要な個所を切りとって進んでいきます。
なので、それをまとめているノートこそが、最もテストの内容を伝えてくれる道具なのです。
それを愚直に何回も写せば嫌でも頭に入るし残ります。
しかし、教科書全てを覚えることが勉強だとしたら、今回のやり方は大間違いです。
でも、欲しかったのはテストでの順位だと考えたら、今回の方法は大正解だったと言えます。
■じゃあ住宅ローンの本質ってなんなんだろう?
前置きが長くなりましたが、住宅ローンでも同じことが言えます。
その本質を見つけて、それをクリアーすれば不安は一気に解消します。
これは色々な考えがあるかもしれませんが、私の想う本質とは・・・・
「しっかり問題なく返済が終わること」
だと思います。
多分皆さんこの本質の不安があるから、色々な不安が出てくるんだと思います。
しかし、色々な不安もこのような不安で言い換えが出来ます。
月々の返済額はこれでいいのだろうか → 将来に問題があっても返済は出来る?
金利の上昇リスクは大丈夫だろうか → 将来の収入でも返済は出来る?
保険の内容は大丈夫だろうか → 将来の健康状態でも返済は出来る?
つまり、住宅ローンの不安は返済がしっかりと出来ることが分かれば、それだけで解消する問題だと言うことが分かります^^
■将来に渡って、問題があっても返済が出来ることをシミュレーションすれば大丈夫
と言うことは、将来にどんなことが起こっても返済が出来るようなシミュレーションをすればそれで全てがOKになります。
そして、それで問題がなくなります^^
すると不安も無くなります。
賃貸を借りるときも同じですね。
その家賃で問題が無ければ、不安はないでしょう?
「家賃を払い続けられるだろうか?不安で不安でしょうがない」そんな人はいないはずです。
最終結論ですが、将来に渡っての問題のシミュレーションをすることが不安解消の最も有効かつ唯一の方法であると言えます。
■とは言っても簡単ではない
と簡単に言いましたが、実情はそんなに簡単ではありません。
人によって年収も違えば、家族構成も違うし、健康状態も、住んでいる地域も違います。
これらのまとめて、尚且つ客観的に見れる人材が必要です。
自分で出来たらそれが一番ですが、それを専門的に行っている住宅ローンアドバイザーと一緒に行うことをおススメします。
将来のお金の話はFPさんでしょう?って言われるかもしれませんが、FPさんの多くは保険の代理店なので、不安の解消=保険の勧誘にもなるので、気を付けなければいけません。
まあ、住宅ローンアドバイザーも多くが住宅会社勤務ですので、不安=自社商品の勧誘ともなるので、一緒のことかもしれませんが^^;
結論は誰かにシミュレーションしてもらい、自分で納得出来る未来だったらそれを実行するだけで良い、そうすれば不安も無くなるよって話でした。
■まとめ
私のところで話をして頂けるお客様の多くが、住宅ローンについて不安を抱えています。
しかし、その多くがAさんのように、しなくてもいい不安で悩んでいるだけだったりします。
それはこの情報過多の時代だとしょうがないことなのかなとも思います。
あれはダメだ、これをやらないと、それでは損を、私はこれで間違いました・・・
そんな記事や動画をみたら、不安になるのも分かります。
ただ、そんなことは本質とは関係のないことで、いかに本質を見抜くことが大事なことなのかをとらえることが重要な時代になったのだと思います。
毎日練習して、100mを10秒で走れる人が小学生と競争することになんの不安もないように、本質の問題の解決と準備をすることが重要なのです。
その本質が分からない場合は、ぜひお声がけください。
一緒にあなたの本質を考えていきましょう^^
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