■いじめをする子に育つ原因は家にあった!?
社会的問題であるのに、改善する気配のない『いじめ問題』
学校が悪いとか、親が悪いとか、社会が悪いとか色々と言われていますが、いまいち原因が分からないものだと言われており、無くすことは無理ではないのかとも言われている大きな問題です。
このいじめ問題ですが、もし家に原因があると言ったら信じますか?
今回はいじめと家に関する話題を話していきたいと思います。
■いじめの原因はちょっとしたきっかけ
まず、いじめが発生する原因はちょっとしたきっかけであることはご存じでしょうか?
それは、ちょっとイライラしていたからとか、なんだか悲しかったとか、皆がやっていたからとか、たまたまその子が失敗したからとか、好きな子が私じゃなくてその子を好きだったとか、他にも色々ありますが、どれもきっかけは本当に些細なことみたいです。
こいつを絶対にいじめてやろうとか、こいつは絶対に無視してやろうとか、強い気持ちで始めるいじめは無いとまでは言いませんがほぼ無く、ただ何となく始めたことがエスカレートして・・・・
された側からしたらたまったもんじゃないですが、導入に大きな悪意がないために悪気が無く始まるために、いじめが無くならないとも言えます。
でも、逆を考えたら、その些細なことが無ければいじめが無くなるということでもあります。
ではこの些細なことってどのように起きるのでしょうか?
■些細なことの原因のほとんどが『気分が悪いから』
『今日は何もないけれど、絶対に1日中気分悪くいてやる!!!』
皆さんの人生の中で1日でもこんな日ってありましたか?
普通は無いですよね^^;
どんな人も気分良い1日を過ごしたいと思っているはずです。
でも、気分悪い日ってあるし、いつも機嫌が悪いって人もいますよね。
その気分が悪いことが、些細なことに繋がっています。
気分が悪いからイライラする、気分が悪いから悲しい、気分が悪いから誰かを責めたい、気分が悪いからちょっとしたことで怒ってしまう。
このように気分が悪いせいで、いじめの元の些細なことが引き起こされるのです。
些細なことは気分で起きますが、ではもっと元をたどって気分が悪い状況はどうして生まれるのでしょうか?
■気分が悪いは『家』から生まれる
その気分の悪い原因は『家』から生まれてきます。
当然家の外からも生まれることもありますが、それも実は家から原因が生まれてきています。
なんだかセリフが宗教っぽいですが、宗教ではないのでご安心くださいね^^;
さて、家から『気分が悪い』生まれてくる理由は、皆さんなんとなく分かりますよね。
家は人生の半分以上過ごすところで、人生の中で大事な『休息』と『睡眠』と『安心』を備えているからです。
この大事な時間を過ごすことで、人は落ち着くし、冷静になるし、人に優しくも出来ます。
しかし、この空間が落ち着かずに、イライラする空間で、自分に優しくない空間だったらどうでしょう?
その気分のまま社会に出たら、イライラして人に当たってしまうでしょう、優しくなんて出来ないでしょう、そんな人がちょっとした些細なことでいじめを始めてしまうのです。
それが、一人二人・・・・100人・・・・・数百万人といるのが今の日本だと言われています。
そのちょっとした些細なことが数百万集まれば、社会的問題が起きるのは当たり前なことなんです。
■家の問題はこういった些細なことから起きる
皆さんに質問です。
下記の二つの間取りだと、どちらが家族が安らげ、気分良くいられると思いますか?
共に同じ16帖のLDKで窓などは考えずに答えて下さい。
ちなみに家族は3人家族で、お子様が8歳、夫婦共に35歳とします。
好みの問題でしょ?と言われたらそれまでですが、ちゃんと理由がある答えがあります。
ちなみに間取り図はこんな感じです。(左右逆転していてごめんなさい)
区別方法として、対面型か、対面じゃない型と分けて下さい。
答えは分かりましたか?
これが分かると今置かれている『家』の問題が分かると思います。
どうでしょうか?やっぱり難しいですか?
では少し分かりやすく、図に〇を足してみます。
赤い丸は奥様、青い丸は旦那様、黄色い丸はお子様です。
こうすると分かりましたか?
そう、丸の位置は普段リビングにいるだろう位置を表しています。
旦那様とお子様がソファーに、奥様はダイニングテーブルに座っています。
全ての家庭がそうだとは言いませんが、多くの家庭がそうなっているようです。
さて、では答えを出してみてください・・・
でましたか?
出ない方のために、もう少し足してみます。
今度は線を足してみました。
これならどうでしょうか?
分かりやすくなったでしょうか?
・・・・
■人は家族といるだけで安心するし、家族といないだけで不安になる
これ以上、引き伸ばしてもそれこそイライラを生んでしまうので、答えを言っていきます。
答えは、対面じゃない型の方が、家族が落ち着くし、安息出来る空間だと言えます。
それはなぜか?
最後の画像をもう一度見て欲しいのですが、赤い線と緑の線があります。
赤い線は奥様の視線。
緑の線はTVの音を表しています。
ではなぜ『じゃない型』の方が良いのでしょうか?
それは『奥様が家族であれるから』になります。
その逆を示しているのが『対面型』のLDKの場合。
奥様はダイニングテーブルからも、キッチンからも旦那様とお子様の頭しか見えません。
TVだって二人の影になり、ほとんど見えないかもしれません。
また、人は前から来た音の方が後ろから来た音よりも聞こえやすくなっています。
なので、いくら声を掛けても旦那様やお子様の耳には届きません。
だから、声を大きくして話さないと聞いてもらえないんです。
旦那様は『なんでそんなに大声で叫ぶんだ』って思うし、奥様は『なんで私の話を聞いてくれないの?』ってなりますよね。
これが家族の中で感じてしまうストレスの要因の一つになります。
また、奥様からは家族の顔が見れないし、TVの音も旦那様などが壁になってしまい聞こえづらく、なんだか自分一人だけが家族とは別に家政婦のように家事ををやっている気分になってしまい、良い気分にはなれません。
旦那様もTVに夢中になると奥様が視界には入らないので、奥様が何をやっているのか分からず、奥様が家事をしていても家事の手伝いもしようとは思えないはずです。
だって奥様が家事をしているのを知らないんだから・・・
これは悪気を持っているわけではなく、本当に知らないからのことなんですよ^^;
こういった間取りが悪いんです。あまりせめてあげないでくださいね・・・・
こういったことの積み重ねが、家族内で起きることで自分だけが疎外感を感じてしまうとか、孤独感を感じてしまうとかに繋がり、結果気分が良くないが生まれていくのです。
そんな二人の間にいるお子様の気分がよくなると思いますか?
こういった気分のまま学校に行くから、問題が起きてしまうんです。
■では『じゃない型』はどうだったのか?
では、話を戻して『じゃない型』の場合はどうったのでしょうか?
もう一度画像を添付します。
左側が『じゃない型』ですが、こちらは家族の顔も声も通ります。
この形ならきっと会話もふえますし、奥様の疎外感も薄まります。
旦那様も奥様が何をしているのか分かるので、家事の手伝い、手伝いどころか率先して家事をしてくれるまであるかもしれません。
そんな二人を見ているお子様の気分は上々です。
学校にも気分良くいけ、また将来は率先して家事を行うお子様に育つでしょう。
と、言い過ぎかもしれませんが、同じ間取りでも配置がちょっと違うだけで、これだけ将来が変わってきます。
簡単そうに見えますが、実は奥が深いのが間取りなんです。
■まとめ
このように家を変えるだけで、家族どころか社会すら変えることが出来ることが分かります。
皆が気分良く社会に出られたら、いじめなんて無くなります。
だっていじめる理由が無いんだから^^
こういった細かいところも考えて家造りをしているのが、明工建設の家造りです。
大きな会社ではないし、社会を自社だけで変えられるような影響力もありません。
しかし、少しでもこういった考えが広がり、少しでも社会問題が無くなれば、こんなに嬉しいことはありません。
皆さんも良かったら、そういった家造りをしてみてくださいね^^