こんにちは
一級建築士の仁藤です。
11月に入り朝晩は家内の冷えを感じるお宅も少なくないかもしれません。
最近の高断熱高気密の家に住まわれた方は以前の家より全然暖かいと思われる方も多いと思います。
但し注意していただきたいことは、24時間換気設備の吸気口は絶対閉じないでください。
昔の家のように隙間が多くないのが今の家造りになってきています。
エアコン等の暖房器具を付けていないときは、たぶん吸気口は閉じてないと思いますが
暖房器具をつけだすと、吸気口からの冷気の侵入を感じて無意識に閉めているかもしれません。
健康の為には、冷気を感じてもちゃんと空気が入っているということで我慢してください。
絶対に塞がないでください。もちろん就寝中もお願いします。
冬季では閉める事で換気不足になり、結露や家具の隙間、冷蔵庫の裏などのカビの原因にもなったりします。
第三種換気の家は、負圧の家ですので室外の空気がどんどん侵入することは已む負えません。
昔の家づくりよりはそれでも快適ですので、ご安心ください。
隙間からの寒さを感じてしまったら、暖房器具の温度を上げてください。
もちろんこの暖房器具は、燃焼系の器具の使用は危険ですので特にだめです。
第一種換気システムの場合は、吸気口と排気口の間で熱交換したりしますので
直接冷気が室内に入ることはありません。
但し換気モーターが一つのものや、ダクト式のものは同じように負圧の室内環境になりますので
家のつくりが悪くて隙間があったり、窓の開け閉め時には外からの冷気が入りますので要注意です。
冬の場合ですと乾燥した冷気が入り、夏の場合だと湿度90%以上の熱気が入ります。
空気室内環境をいつも注意して暮らしてください。
昔のような隙間が多い家のほうが、意外と無頓着に暮らせたかもしれません。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
お陰様でありがとうございます。