その高い気密性と断熱性で外気との接触を減らし、室温を一定に保ってくれるのは事実です。
では、その省エネな家に換気は必要なのでしょうか。
その答えについて今回は迫っていきます。
□換気の大切さを説明!
快適な暮らしには換気は欠かせません。それは高気密高断熱でも同じことです。
人間が1日接種しているものの中で1番多いのは全体の83%も占める空気です。
その中でも住宅の室内空気が最も吸われています。
室内の空気は循環していないため汚いと言われています。
そしてこの空気の汚れは健康に大きく影響します。
換気が大切なのには様々な要因があります。
1つ目は、酸素がとても大切だからです。
綺麗な酸素は心身ともに健やかにしてくれます。
その酸素を取り入れるためには、外から新鮮な空気を入れる必要があります。
2つ目は、寝ている間に二酸化酸素の濃度が高くなるからです。
人は沢山の二酸化炭素を排出します。
特に、寝ている間は無意識に大量に排出しています。
生活から排出された二酸化炭素を外へ逃がすためにも換気が必要です。
二酸化炭素だけでなく、ホコリ、有害物質、花粉なども外に追いやってくれます。
3つ目は、悪臭を外に逃がしてくれるからです。
様々な原因で発生するニオイを外に逃がします。
部屋を綺麗に保つ上でも換気は必要です。
4つ目は、結露を防いでくれるからです。
水蒸気を出し、結露やカビを防止します。
そして、建材や住宅の劣化を遅らせてくれます。
□換気システムを詳しく解説!
高気密高断熱住宅では、室内の空気を新鮮に保つために24時間換気システムが義務化されています。ここでは3つの換気システムを紹介します。
1つ目は、第一種換気です。
第一種換気は、空気を取り入れる給気と排出する排気を機械により自動的に行うものです。
高気密高断熱住宅で最もよく使われている換気システムです。
夏は室内の冷えた空気を使って外から取り入れた外気を冷やし、冬は暖まった室内の空気を使って冷たい外気を暖めてくれます。
2つ目は、第二種換気です。
第二種換気は、外気を換気扇で取り入れて自然に排気するシステムです。
常に内部の空気圧が高く、屋外からのホコリや汚れの侵入を防いでくれます。
3つ目は、第三種換気です。
第3種換気は、給気口から自然に空気を取り入れて換気扇で排気するものです。
第2種換気と異なり室内が負圧状態になるので、外開きの玄関戸が重く感じることがあるでしょう。
追伸・・・当社スマートハウスは、気圧調整式第一種全熱交換換気システムを優先的にご案内しています。
基本的には、窓をあまり開けたくない暮らしをご希望される方です。
季節の良い時には、窓を積極的に開けたい方へは、第三種換気システムのご案内も大丈夫です。
暮らし方に合わせたご提案を大切にしています。
□まとめ
今回は、換気の大切さと換気システムについてご紹介しました。省エネな高気密高断熱住宅でも換気はとても大事です。
どの換気システムにするのか一度調べてみましょう。