■数値を聞いた瞬間、ちょっと笑っちゃいました^^;
*個人情報保護の為、画像を一部補正しております。
現在工事中の菊川市の新築住宅。
この現場の気密測定の結果が出てきました。
その結果なんと・・・
0.14㎠/㎡
この結果を聞いた時に、性能が良すぎてちょっと笑っちゃいました^^;
一般的にこの数値は1.0㎠/㎡と言った数値であれば、十分合格と言われている数値で、
当社では、高気密をうたっているために、今ある掛川展示場では、0.23程度。
他の家でも0.3とか、0.35とかっていうデータで、ここだけの話ちょっと自慢気に話をしていました(笑)
それが0.14と言った数値が出くるとは・・・
何かその為に変わったことをしていたら話は別なのですが、このお宅はいつもとそこまで変えていないお家です。
あえて言えば、普通の家よりもFIX窓が多いくらいでしょうか?
なのにこの結果・・・
この数字を出すようにしっかりとした工事をしてくれた業者さんに感謝だし、その指示を的確に出した現場監督さんにも本当に感謝です^^
お客様の将来の光熱費などの出費が、これで安くなったのは自分事のように嬉しく思います。
■気密性を上げるにはどうしたらいいの?
自慢話ばかりになってしまうのもあれなんで、どうしたらあなたの家でも気密性があがるのか。
今回はそのことについて書いておこうと思います。
1,窓選びが重要中の重要
これが答えであるし、これが一番重要なことになります。
家の隙間の多くは、『窓』の隙間です。
窓は動かさないと開かないため、その動かすために少し隙間を作らないといけないんです。
特に、引き違い窓や掃き出し窓、玄関の引き戸や、通風孔付きの勝手口なんかは気密性が低いです。
これらの窓を使わないだけでも、気密性が上がります。
2,樹脂サッシを採用する
これも窓の話になりますが、窓の枠をこれまでの一般的なアルミから、樹脂に変えるだけで随分気密性が上がります。
これは商品の性質によるものなので、詳しい説明はしませんが、ついでに断熱性もあがるのでおススメな方法です。
3、断熱材選びも重要です
家には暑さ寒さ対策として、断熱材を使用します。
色々な断熱材がありますが、これも気密性に大きく関わってくる部材です。
これも色々ありますが、当社は現場で吹き付ける断熱材を使用しています。
こうすることで、作業員のレベルに関わらず品質が安定します。
4、床下空間がある場合は要注意
一般的に床下の空間は、ほぼ外なので外気がそのまま入っています。
いくら気密を良くしても、床下収納や、床と柱の隙間から空気が入ってきたら意味がありません。
当社は基礎断熱を採用して、床下を外気と遮断し、さらに全館空調で床下も調湿をしている状況です。
この為に、床下も手抜きせずに気密をあげています。
■ただし、気密を上げるだけだと後悔する家も多い
ここまで気密を上げる話をしていましたが、場合によっては気密が低い方が良いケースもあります。
それは、『換気能力』が低い家の場合です。
多くの方は法で定められた、24時間換気のみで換気は十分だと思っているようです。
確かに計画通りに行けば、それで十分な量になります。
しかし、この動画をご覧ください。
*Panasonic ArchiBizより引用
この動画にあるように、何もなければ換気計算に基づいた換気がなされ、家中の換気が出来ます。
しかし、たった一か所窓を開けただけで、家の半分以上が換気できなくなりました。
これって皆さんよくやりませんか?
ちょっとお風呂が湿っているから、窓を開けよう。
おトイレの匂いが気になるから、窓を開けよう。
料理の匂いが気になるから、窓を開けよう。
このように何かのきっかけで窓を開けると、家中の換気が滞ってしまうんです^^;
あと、いつもちょっとだけ窓を開けているなんてご家庭は、計算なんてあってないようなものになっているかも・・・・
そうなると家の中がどうなるか・・・
結論・・・・
『カビが生えます』
■事実、新築でカビだらけのお家は多い
先ほどの動画のように、空気が動かなくなると、そこにある湿気やホコリ、その他カビの胞子なども部屋にとどまることになります。
留まったカビの胞子は、ホコリを宿にし、湿気を栄養に繁殖をしていきます。
結果、空気が淀みやすい収納内や洗面所、お風呂などにどんどんカビが発生します。
昔の家のように、それこそ隙間風があるような家だったら、こういったことはあまりなかったかもしれません。
溜まった湿気が運よく隙間風で外に出ていったからです。
しかし、今の高気密住宅は違います。
気密性が良いので、何かしらの方法で湿気を外に出さない限りは、ずっと家に留まります。
その結果、家中カビだらけなんて家が完成するんです。
笑いごとのように聞こえますが、実際にこのことでお困りの方って本当に多いんですよ^^;
折角の新築なのに、夏でも冬でも、扇風機と除湿器がフル回転だ!なんてお家は結構あるんです。
■高気密と良換気はセットでどうぞ
当社の採用の換気システム『エクリア』は基礎から家中まで換気するシステムになっており、空気の滞りが少ない家になっています。
(滞りが本当は無いと言いたいが、変な間取りを採用した際には存在する。なので間取りを作成の際にはしっかりとした計算も掛けています)
その他にも、良い換気システムがあると思いますが、こういった気密住宅は絶対に良い換気システムとセットでなければいけません。
1年中窓を開けて過ごしたい!って方には、向かない考え方かもしれませんが・・・^^;
今回は以上です。
最初は、ちょっとした報告のつもりでしたが、今日もまた長文でした。
長い文章を読んでいただきありがとうございます。
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追伸
追記
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