こんにちは
一級建築士の仁藤です。
今日から9月が始まります。最近は電気代が高騰している話題が少なくないです。
この冬は一年前に電気代比較して1万円ぐらい高くなるご家庭も増えると思います。
これは単純にLNG価格の高騰だけが原因ではありません。
それは電力不足の問題があるからです。
更に原発を稼働させればよいということでもありません。
構造的な問題が露呈してきているのです。
詳しくはお会いしてお伝え出来ますが、簡単にいいますと2016年電力自由化となりました。
これによって旧電力会社が、発電会社・送電会社・売電会社と分割され
発電所を持たない売電会社が乱立することになりました。
この会社は、JEPXという電力市場から電気を買い顧客に売電するというスキームで成り立っていました。
その結果電気代の価格競争となり、旧電力会社の発電部門は、慢性的な赤字体質となり効率の悪い火力発電所を閉鎖せざるを得なくなったのです。
日本の優秀で安価な石炭火力もプロパガンダによって操業停止に追い込まれてきました。
電力不足が慢性的になり、電力の市場価格の上昇につながっているのです。
メガソーラーをもっと増やせばと思われるかたもいるかもしれません。
実はそれが増えれば増えるほど日本の電力事情はもっと不安定になるのです。
日本の現在の発電は、夜は火力発電をガンガン燃やして、昼間はメガソーラーの尻ぬぐいでちょろちょろ燃やすそんなイメージです。
そんな非効率の火力発電に投資できますか?私は厳しいとおもいます。
さらに外国からの圧力で、火力発電への金融機関からの融資も難しくなるようです。
原発を稼働させた場合でも、原発は発電調整が難しいので、ある一定量のベース電源として考えなければいけません。
夜は大丈夫ですが、日中が電力が余る可能性がでてきます。メガソーラーの発電に左右されたとても不安定な停電リスクを考えなければいけません。
電気は発電量と使用量が一定でないと、ブラックアウトしてしまう同時同量の大原則があります。
お天気任せのメガソーラーが増えると、その地域は限りなく不意な停電リスクが増えるということなのです。
メガソーラーの事業者は、外資が増えています。その事業者がいきなり電源を落とすことをされたと考えたら、その地域の産業も含めて心配です。
もちろん故意に電源を消失させるとは言いませんが、原因不明の事故が発生して復旧の見込みが立ちませんなんて、いわれたらいかがでしょうか?
もちろんそんなこと考えたくないですが、このまま今の政策が続けば停電リスクが増える事は必須です。
不安定な発電をふやすことですので、ご理解頂けると思います。
#仁藤流スマートハウスは、そんなリスクも想定した賢い人が選ぶ家でもあります。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
お陰様でありがとうございます。