ローンや頭金については、特に注意しながら考えていく必要があります。
今回の記事では、注文住宅における頭金の決め方について解説します。
□注文住宅の頭金の決め方について
まずは、注文住宅を建てる際の頭金の決め方を紹介します。地域や家の金額にもよりますが、総費用に対しておよそ20%を頭金として用意するのが相場です。
典型的な木造住宅の総費用が4,500万円だとすると、頭金はその20%で900万円です。
もちろん、人それぞれ収入や予算は異なるので、あくまで参考程度にすると良いでしょう。
頭金を決める手順は、以下のような3つのプロセスがあります。
・毎月の住宅ローンの返済額から決める。
・借入金額や注文住宅の価格を検討する。
・必要になる頭金を計算する。
以下では、それぞれ詳しく説明していきます。
1つ目のプロセスの「毎月のローンの返済額を決める」についてです。
ローンの毎月の返済額は、収入の手取りの1/4が理想とされています。
手取りのお給料が40万円であれば、10万円が理想ということです。
しかし、毎月の修繕費もあるので、10万円のうちいくら返済に充てられるかも確認しましょう。
2つ目のプロセスの「借入金額」についてです。
返済額を決めた後は、借入金額を計算しましょう。
返済額を月に7万円とした場合、35年のローンで借入金額はおよそ3,000万円です。
あくまでも1つの例ですが、目安として覚えておきましょう。
3つ目のプロセスの「頭金の算出」についてです。
借入金額に応じて、頭金がどれくらい必要かは変わります。
例えば、2,000万円の注文住宅を建てる場合、頭金の相場は20%で400万円です。
残りの1,600万円に関しては、ローンで払うことになります。
400万円の頭金が用意できなければ、2,000万円の住宅を建てるのは厳しいと言えるでしょう。
このようなことが起きないためにも、頭金を算出してローンの組み立てを行いましょう。
□頭金を支払う際の注意点について
頭金を支払う際には、いくつか注意点があります。それは、頭金にお金をかけすぎないことです。
貯金の全てを頭金に使うのは、あまり良いとは言えません。
ローンのリスクを減らしたいのも分かりますが、お金が手元にないと後で困ることも多いでしょう。
また、家を建てた後に怪我や病気で収入が下がることもあります。
月々の返済額や頭金が、無理なく払える範囲で注文住宅を建てましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅の頭金の決め方について解説しました。生活が困窮することがないよう、頭金についてはよく考えておくことをオススメします。
住宅に関して他に相談したいことがあれば、ぜひ当社にご連絡下さい。
今までの経験を元に、親身にお応えさせて頂きます。
追伸・・・
一般的には頭金も大事ですが、それ以上に大切なことがあります。そのことはある意味頭金より大切かもしれません。
それはズバリその家に暮らしてからの、必要なコストです。
それは、光熱費かもしれません。メンテナンス費かもしれません。税金かもしれません。
最低でもローン返済期間の生活コストまで考えた家造りを明確にしてください。
逆にそこの話ができる会社と家造りすすめていただくほうが失敗しないかもしれません。