暮らしの満足度を左右する要素として、どのような土地に家を建てるのかは非常に重要です。
今回は、注文住宅の土地探しについて解説します。
□注文住宅に向いている土地について
最初に、注文住宅に向いている土地の特徴を5つ紹介します。1つ目は、シンプルで建物が建てやすいことです。
シンプルな建物とは、直線や直角の柱や壁で構成された四角い建物です。
コの字型やL字型の建物をイメージして土地を探すのも良いですが、狭い土地だと日当たりが悪くなったり、庭や駐車スペースが狭くなったりと不便が生じます。
そのため、できるだけシンプルで四角い建物が建てられる土地を選びましょう。
2つ目は、水道や電気などのインフラが整備されていることです。
敷地内に配管の引き込みがあるのが理想ですが、少なくとも全面道路に埋設管がある土地を選びましょう。
近くに埋設管があれば、接続工事の費用はそれほどかかりません。
また、下水道が整備されていない地域では、汚水を排水するための浄化槽も設置しましょう。
3つ目は、自然災害のリスクが低いことです。
地震に対しては地盤の硬さ、水害には土地の高さが必要です。
ハザードマップを見ながら、その土地がどのくらい安全なのか確認しましょう。
4つ目は、日照や通風が良いことです。
日照や通風は、快適な暮らしのためにはとても重要です。
周りに高い建物がある場合、日光が遮断されるだけでなく、風があまり通りません。
部屋は暗くなり、新鮮な空気が入ってこなくなります。
そのため、現地で土地の向きや周辺環境を確認しておくことをお勧めします。
5つ目は、将来的に環境が変化しにくいことです。
家を建てた後に隣に高い建物が建ったり、道路ができたりなど、環境が変わる土地は避けた方が良いでしょう。
土地の前面が道路や河川、公共施設の場合や、都市計画の協定で建物の高さに制限があるところなどは、良好な環境が保たれやすいです。
□注文住宅の土地探しの注意点について
次に、注文住宅での土地探しの注意点についてお話しします。まずは、ハウスメーカーに土地探しをお願いする際は建築を依頼する前提にしましょう。
つまり、依頼するハウスメーカーを決めた後で土地を探すのです。
その方が、親身になって相談にのってもらえる可能性も高いでしょう。
また、建てる建物をイメージしながらプロにお願いできるものメリットです。
次に、100点満点の土地はないことを理解しておくことです。
100%希望通りの土地を探すのは難しく、どこかで妥協する必要があります。
それを知ったうえで、住宅メーカーや不動産と相談しながら土地を探すのがお勧めです。
□まとめ
土地は一生の買い物になるうえに、金額が高いです。大きな失敗をしないためにも、土地探しから注意して注文住宅づくりをしましょう。
注文住宅に関する質問や悩みがあれば、ぜひ当社までご相談ください。
追伸・・・
土地探しよりも、建築業者探しを優先してください。信頼できる業者と実際に暮らす家造りを考えたその家が建てれる土地を探すことです。
土地よりも家が大切ということです。一般的には土地を探してから、その土地に合った家を造るという考えも間違えではありません。
しかし良い土地ほど、だれもが良いと思うのです。不動産屋さんと土地の購入について問い合わせる場合も、建築業者が決まっているお客様と
決まっていないお客様では、優先順位が違います。ちょっと考えればわかります。
土地の価格交渉も優位です。銀行融資まで通してあるお客様と、これからというお客様では、前者のほうを優先しますよね。
土地探しよりは、業者を決めて家のプランを決めて予算を決めておくことです。